少し前の話ですが、毎年の恒例行事となっている“お盆に
みさいるシンちゃん・
美紀さん夫妻のお宅にお邪魔して遊ぼうの会”に行ってきました。以前から何度もブログに登場してもらっていますし、またコメントもちょくちょくもらっている2人です。そろそろご結婚10年になるんじゃないかしらん。
で、今回はその会に姿の見えないゲストが1人来訪しました。この春に広島を離れ、地元に戻った
さりえりたんです。「姿が見えない」って? とお思いかと察しますが、要はイマドキですから、ネット回線を通じて音声チャットで遠くからお話しできちゃうわけですよ。考えようによっては携帯より安く、比較的拘束なく会話ができる便利さがあります。
そのさりえりたん、どうやら私のことを心配してくれていたようです。あまりにうちのブログに個人情報が載りすぎているから、と。確かに世間一般と比べればかなりオープンですね。本名、顔写真、それに記事を読めば大ざっぱな住所もわかりますからね。もしかしたら、同じ心配をしてくれている人もたくさんいそうです。
でも大丈夫。心配しないで。こう見えても、いろいろ考えているんです。
たとえば。個人情報とプライバシーって違うんです。全くの……とまではいかないけれど、おおむね別物。特に私は別に著名人でも何でもないので、この程度の情報を明かしても何の被害もありません。それどころか、たくさんの恩恵を得ているのです。特に本名に関してはね。本名を書いているおかげで、たとえば20年ぶりに中学時代の後輩の S ちゃんや、昔仲良かった今は関東に住んでいる Y ちゃんに10年ぶりに再会できたしね。最近だと、関西の Y さんや、中学時代の部活の H 先輩に見つけてもらったのがなんだかうれしかったなぁ。
逆に、意外とプライバシーに関する記述は少ないですよ。あったとしても、私個人が多少恥ずかしい程度の被害くらいしかありません。たとえば、黙っていますけど去年から今年にかけて、私自身はいろんなことで人生最大の絶不調だったんです。が、そんなもん書いても全然おもしろくないし、それこそプライバシーなので書いていません。あるいは最近、意外な人から急に連絡が入って一緒に遊びに行ったのですが、その時に人のつながりってのはわからんものだなぁと思ったものです。でも、これだって相手のプライバシーに配慮したら記事にしたいとは思えないんですよね。
プライバシーの最たるものは心情の吐露だと思うのですが、心配している当のさりえりたんは、最近自分のブログでかなり変態的な記事を多く書いていて、むしろこっちが心配なくらいです。まあそれは半分冗談ですが、いわゆるブログで日記を書いている人の半数以上が、明らかに私よりプライバシーを気にしていません。気にしても今イチ仕方のない個人情報の方は気にするくせに、です。
それからたとえば。書いていいことといけないことの区別がついている自信があるんですよね。まあそれなりにいい歳してますから、そのくらいできて当たり前ですけど。ほぼすべての企業で「職務上知り得た情報を外部に漏らすな」という規定があるかと思いますが、それは確実に守っています。そんなところで隙なんか見せません。別に職業上仕方なく口をつぐんでいるというわけではなく、大人としての社会的責任ってそんなもんじゃないですか。
あるいは。ネット上の荒らしなどを含む危険に巻き込まれることに関しても、そんなに気にしていないんですよね。と言うか、私のような立場なら、同じ気にするにしてもそこを気にするのは合理的じゃないんです。個人情報だけひた隠しにするのは、たとえて言うなら交通事故が怖いから道を歩かないようなそんな非合理性があります。(私の場合はね。)もっと先にやることがあるはずです。たとえば家の玄関をピッキングに遭いにくい鍵に替えるとか、好き嫌いなくものを食べるとか、禁煙とか、適度な運動を心がけるとか。(女の子が個人情報を気にするんだったらわかるんですけどね。ある種の女の子は、妙にストーカーを引きつけやすい傾向があるように思いますし。そういう事情がある場合は別です。今書いているのはあくまで私の話。)
荒らしについても、まあ今までにそんなに大きな被害にあったこともないです。あんなものは鳩のフンと同じです。最初つけられたら腹も立ちますが、拭き取ってしまえばどうってことありません。相手が人間だと思えば腹も立つでしょうが、荒らしのような知性のない行動は鳩のフンと同じと見なすくらいがちょうどいいと思います。もちろんフン害も大量になるとバカになりませんから、その際は警察に駆除をお願いしなけりゃいけませんが。
だから、そんなこんなで、僕は大丈夫です。