2007年08月31日

不味い! けどウケのいいフレンチトースト

 余って硬くなったバケットがあったので、フレンチトーストでも作って処分するべ? と思い立ちました。まあそんな特別なことはせず、オーソドックスに作ってみました。こんな感じ。

  • 小さめの容器に牛乳に生クリームを少し加え、卵と一緒にかき混ぜ
  • 砂糖大さじ2杯追加
  • 切ったバケットをつけて、一晩置く

     これでパンはぷるんぷるんになります。型くずれしないよう、慎重に作業しましょう。

  • 翌日、フライパンにバターをしいて焼く

     結果。型くずれと火加減に苦労しましたが、まあそれなりに上手くできました。でも甘すぎだし、朝ご飯にはチト重すぎます。最初の一切れはそれなりに美味しくいただけるのですが、それ以降食べ続けるのはけっこう苦痛です。要は、いとも簡単に飽きちゃう味なのです。飽き防止にシナモンを使うのもセオリーでしょうが、わが家にはシナモンを置いていません。仕方ないので、ナツメグを軽く振ってごまかしてみました。もう一切れだけ食べられました。

     じゃあ一切れなら不味くないんだろって発想を変えて、お裾分けに使ってみました。なかなか好評でした。要はデザート感覚なら、女の子受けする味になっているんだと思います。
  • posted by Yosh at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲み食い三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    魅力的だけど難しい XOOPS Cube

     以前から名前だけは聞いたことのあった XOOPS Cube というツールに興味を持ち、少しだけ触ってみました。何物かと言いますと、ウェブ上で使える様々なツールを一括管理できるシステムなのです。

     何言ってるかわかんないって? 困ったな。短く簡単に正確に説明するのは難しいのですよ。では正確さを少し犠牲にして、大ざっぱに説明しましょう。ブログとか、掲示板とか、会員制サイトとかを一箇所で、同じシステムを使って作れる仕組みです。設定をするのはいろいろと面倒ですが、いったん作り上げたら、ページを見る側も作る側もブラウザだけで済むのも魅力ですね。楽ちんです。

     どんなものかを知って、ちょっと夢が広がりました。たとえば、私は個人で2つのサイトを作り、ブログも書いています。これを1つに統合すれば、情報があっちゃこっちゃに分散せずに済むというものです。昔、書いた記事にもコメントがつけられるように設定すれば、意外なタイミングでご意見をいただけるかもしれません。そうすれば、埋もれていた記事にも意味が見いだせるというものです。あるいは、借り物のブログよりも高機能のブログを利用することで、たとえば野球に興味のない読者の方が野球記事を簡単にスルーするとか、記事を複数のカテゴリーに分類できるとか、そんなこともできるようになります。

     別の例を。私がやっているサークルでは、外部向けにサイトを、更新記録のためにブログを、それから会内の共同作業用に Wiki を、会内の連絡用にメイリングリストを使っています。非効率的ですね。これがひとつにまとめられたら便利です。もちろん、会員とそうでない人とで見ることができるページが違うように設定することも可能です。会員同士でプライベートなメッセージを送り合うことも可能ですし、そうすればスパムだらけのメイルに埋もれることもありません。これらがたった一箇所のサイトにアクセスするだけで可能になるのです。

     それからそれから。今年の春から参加したボランティア「海外癌医療情報リファレンス」では、膨大な量の和訳資料が存在します。それが未整理とまでは言いませんが、量が多すぎて整理しきれないくらいにふくらんでいるのです。この XOOPS Cube では、裏でデータベースが動いているので、その辺の管理も可能になってきます。また、こちらの方も掲示板があり、メイリングリストがあり、ともうちょっと管理が一元化できれば楽なのになぁ……と常日頃思っています。この辺、管理人さんもかなり気がかりなようですし。

     あとはまぁ、機能のごく一部だけを使っても十分便利でしょうね。たとえば会員制サイト、アフィリエイトの特集ページ、掲示板群、ニュースサイトなど。そしてその機能の中からほしいものを統合することもできます。

     そんな感じで、XOOPS Cube はなかなか魅力的だなぁと思ったわけですよ。さっそくこのシステムを導入できる無料サーバーを借りて、試してみました。

     ……む、難しい。慣れないことをやるものですから、ミスをしまくり、エラーでまくりです。一応は楽にできるように作られているので、ミスをしなければすんなり楽ちんに行くのですが、少しでもミスするととたんに手詰まりです。私には完全に専門外の PHP や MySQL(これらの言葉の意味がわからない人は、「パソコン関係の難しいこと」と思ってください。その認識で完璧に正しいと思います。)を元に動いているので、その辺の知識がないとキツいのかなと思っています。

     楽は楽。でも、楽だからといって簡単かどうかは別問題です。楽だけど、難しい。微妙です。

     高校生に数学を教えるときに、私がよく使っている言葉があります。「この問題を解くためには、“楽だけど(理解が)難しい方法”と、“面倒くさいけど(理解するのは)簡単な方法”がある」と。他人に言った言葉は自分にもはね返ってくるなどと言いますが、こんなところで自分に返ってくるとは思ってもみませんでした。
    posted by Yosh at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2007年08月30日

    【MLB シアトル】 マリナーズ、天王山に散る

     散りました。ええ散りました。

    【第1戦】× SEA 0−6 LAA
     ダメです。全然ダメです。

     先発はバティスタ先生とラッキー。先生はかなり安定した後半戦を迎えていましたが、前回の登板で突然元に戻ってしまいました。対するラッキーは最近2試合では今ひとつでしたが、それでも今季は防御率3点台前半でエース級の活躍です。

     先生が良いときはシンキング・ファストボールがさえ渡り、多少の連打ではあまり点が取れないのですが、ダメなときは大事なところでボールが甘く入って痛打されます。そしてこの日はダメなときでした。2ランホームランやら、連打を浴びるやら、スクイーズやらでもう、いろんなパターンで点を取られます。結局6回6失点という結果に終わってしまいました。

     いやいや、SEA 打線は6点くらいじゃめげません。この8月のチーム打率は3割2分を超えていますからね……って、全然打てないんですけどー。9回をぴしゃりと抑えられてしまいます。チャンスそのものもなかなか作らせてもらえず、その数少ないチャンスもまったく生かせません。ゼロが9個。

     いろいろとハードラックな日でもありました。イチローの第1打席、大きく曲がるカーブボールに対してすくい上げるようなスイング。ちょっと映像では明確にわかりませんが、これを主審は空振りと判定。三振に倒れます。これに対してイチローが抗議。まあ当たっているかどうかはバッターにははっきりわかりますからね。マクラーレン監督が飛び出して猛抗議を始めます。まあ一見エキサイトして見えますが、イチローを守ろうという意図もあったんでしょうね。結局、監督が退場になっています。その後もイチローの好返球で打者走者を2塁で刺せるチャンスがあったのですが、というかタイミングは完璧なアウトだったんですが、セカンドのロペスがタグを避けられ、セーフにしてしまうシーンがありました。ロペスのミスとも言えるのですが、この時も審判の判定が微妙でしたね。

     終盤、リリーフ陣は健気に踏ん張ってくれました。7・8回を投げたローランドスミスはこの日も素晴らしい投球でした。もちろん、すでに大差がついている状況というのは差し引いて考えなければいけません。でも、またしても2回をゼロに抑えていますし、何より三振を取れる投球はリリーフとして魅力的です。9回にはオフラハティが投げ、3者凡退に切って取っています。両若手左腕が(今さら感もありますが)試合を引き締めてくれました。

     イチローは4の1です。センター前にポトリと落ちるシングル1本でした。守備ではいろいろと光るプレイを見せてくれたのですが、それも打たれまくっては台無しです。


    【第2戦】× SEA 6−10 LAA
    【第3戦】× SEA 2−8 LAA

     まーその……今の心境を、試合後の選手のインタビューにたとえると「済みません。今日の記者会見は勘弁してください。」ってとこです。

     この2試合、幸か不幸か見ることが叶いませんでした。そして、あとから知った結果によると、この大事な試合を2つとも落としているではないですか。がっくりきました。いつものように、せめて試合が動いた局面だけでもチェックしようなんて気すら起こりません。というわけで戦評はお休みさせてください。スコアだけ報告。

     イチローはそれぞれ4の2、4の0です。打率は.350と相変わらず高いレベルでキープしています。ライバルのマグリオ・オルドニェスは.356で、こちらもとんでもない数字です。



     スイープを喫してしまいました。LAA に西地区優勝マジック25が点灯したと思われます。(私の手計算なので数え間違いとかがなかったら、です。)これで西地区の優勝争いからはほぼ脱落と言ってもいいでしょう。理論上はまだ可能性が残されていますが、まああくまで理論上です。その差は5ゲーム差で、残り約1ヶ月。直接対決は終盤の終盤、9月20日〜23日の4連戦のみです。この時期にはすでに優勝を決められているかもしれません。

     もちろん負けること自体がワイルドカード争いにも大きなダメージを与えています。この3連敗の結果、NYY にはゲーム差で並ばれてしまいました。NYY はボストン・レッドソックス (BOS) と東地区の首位攻防戦を行っているのですが、現在それに2連勝しており、とにかく不気味です。DET も3ゲーム差に迫ってきています。ニューヨーク・ヤンキーズ (NYY)、デトロイト・タイガーズ (DET) との直接対決の意味が非常に高くなってしまいました。それぞれ、9月の始めに3試合ずつ予定されています。首位チームなのに相手との直接対決があるというのは、それだけ追いつかれる危険があるということですから、苦しいですね。

     では日程です。ここから7試合の遠征となります。まずは4月の雪で中止延期になったクリーブランド・インディアンズ (CLE) との対戦が1試合。それからすぐにカナダに飛んで、トロント・ブルージェイズ (TOR) と3連戦。そしてニューヨークはヤンキー・ステイディアムを舞台に NYY との大事な3連戦が待っています。

    2007年08月29日

    ありふれた不幸は……

     ありふれた不幸話を聞きました。家庭内暴力、いわゆる DV の話です。

     DV の話って、一見すごく変わって聞こえるんですよね。特に被害者の心理はなかなか理解されないものです。たとえばパートナーからの暴力には、「なんで別れないの?」という感想を抱きがちなんですよね。だから、あまり知識がないと非常に変わったものに映るようです。

     しかしこの DV にも一定のパターンみたいなものはあります。その点において、今回聞いた話は典型的でした。よくある話です。

     それに最近、DV が相当増えています。ニュース等でもよく取り上げられていますよね。実際には、おそらく昔からかなりあったものが、今は問題としてきちんと取り上げられているから増えて見えるだけかなとは思いますけどね。そういう、DV という現象そのものがよくある話という面もあります。

     でも。だからといって。

     ありふれた不幸は、ささいな不幸とは違いますよね。心理屋はその辺の感性を鈍らせちゃダメだよなぁ……なんてことをふと思ったのでありました。
    posted by Yosh at 00:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2007年08月27日

    【MLB シアトル】 テキサスの熱い?夜

     20連戦の7〜10試合目はテキサス・レインジャーズ (TEX) との4連戦です。チームはすでに優勝争いからは脱落していますが、舞台が打者有利の球場ですし、若手の起用も多くなってきていますから、いろいろな点で何が起こるかわからない恐さがあります。特に、TEX は22日、ダブルヘッダーの1試合目に30得点を上げています。厄介なチームと当たります。

     戦評の前に異動のニュースを。AAA タコマ・レイニアーズから昇格がありました。リック・ホワイトというベテラン右腕です。知らない選手なのでざっと調べてみたら、12シーズンで11球団を渡り歩いたジャーニー・マンのようですね。ちなみに大ベテラン左腕のデイヴィッド・ウェルズに顔がよく似ていることでも知られているそうです。替わりに、先日獲得したばかりのジョン・パリッシュがアクティヴ・ロスターから外れることになりました。全然戦力にならなかったので当然でしょう。なぜ獲得したのかさっぱりわかりません。若手を無駄に出しただけです。ただし、パリッシュは意外にもまだオプションが残っている(本人の同意なしにマイナーに落とせるという意味です)ので、クビにならずに下に落ちました。

    【第1戦】○ SEA 9−4 TEX
     まず初戦を取りました。絶好調のテキサス打線を計4失点に押さえ込むことに成功しました。先発はウィーバー(背中にファスナーつき)で、この日は少しだけピリッとしませんでしたが、それでも6回を3失点と十分なクオリティスタートで、6勝目を挙げています。

     しかしこの試合はむしろ打線に注目した方が良さそうです。2回に城島のシングルで先制し、先日の4連敗のイメージを払拭すると、3−1とリードを許したあとの6回表、突然打線が大爆発しました。ギーエンのソロホームランと、ここ最近不調だったロペスのシングルで同点に追いつき、さらに満塁のチャンスでイチローを打席に迎えます。そして満塁にめっぽう強いイチローが期待に応えてセンターの頭を越える3ランダブルを放ちました。さらに続くヴィドロが2ランホームランを放ち、一挙7点を奪って試合を決しています。最終的には15安打9得点となりましたから、打線は好調キープですね。先発全員安打を記録しています。

     その後はオフラハティ、グリーン、プッツとつなぎ、好打者マイケル・ヤングのシングルで1点を奪われるものの大勢に影響なく試合が終わっています。ちなみにプッツは登板間隔が開いたから調整登板に出てきたのだと思います。

     イチローは5の3でした。3打点を挙げたダブルは、イチローにしては少し珍しいフライボールによるものでした。同点で迎えた2アウト満塁のケースでしたから、外野が前進気味に守っていたのを見て狙ったのでしょうね。

    【第2戦】○ SEA 4−2 TEX
     連勝です。よく勝てたなという印象の試合でした。というのも、相手先発のベテラン右腕ケヴィン・ミルウッドにかなりしてやられたからです。シアトル打線はミルウッドのテクニックを前に、再三チャンスを作りながら凡退を繰り返していきます。その老かいな投球を前に、奪えた点は6回までに2点のみでした。それでも好調ギーエンのソロホームラン、そしてイチローのシングルで先制し、試合を有利に進めます。

     こちらの先発はキングです。エースのフィリックス・ヘルナンデスが素晴らしい投球を見せてくれます。……が、またしても同じことの繰り返しです。客観的に見て、6回を2失点7奪三振というのは確かに素晴らしい内容です。しかし、なかなか点を奪えない状況で、同点に追いつかれる2ランホームランを相手の若手選手マーフィーに打たれてはいけません。いろいろと油断があったと思います。

     それでも7回表、イチローの技ありのショート内野安打をきっかけにギーエンがシングルで1点を奪うことに成功します。このラッキーなタイミングでの勝ち越しのおかげで、ヘルナンデスは今季10勝目を挙げることになったのですが、それはまあ別の話。

     この1点差を7〜8回はシェリルとモローで守りきりました。7回には2アウト2塁、8回には1アウト3塁というピンチも迎えたのですが、2人ともよく踏ん張りましたね。9回表にヴィドロがだめ押しの1点を奪うと、もう勝ちは決まりです。その裏 J. J. プッツが登場してあっさりと3人で締めてしまいました。リーグ単独トップとなる37セーブ目です。

     ただ、結局ミルウッドに完投に近いペースで投げられてしまいました。2番手フランシスコは6球しか投げていないですからね。ミルウッドのペースに飲まれて早打ちせずに、もう少し見ていっても良かったのかもしれません。もう2戦続くことを考えると、もっとリリーフを引っ張り出しておきたいところでしたからね。

     イチローはこの日も5の3でした。うち2つがショートのマイケル・ヤング(かつてイチローが“ライバル”と称した好打者)へのインフィールド・シングルです。ヤングは守備や肩も良く、プレイに確実性がありますので、彼から内野安打を奪うのも簡単ではないのですが、テキサス戦ではなぜかイチローのショート内野安打をよく見る気がします。わざとやってるのかなと思うときすらあります。(今回に関しては「わざとじゃない」と否定していましたけどね。)ちなみにヤングの方も、イチローの守る方向に打球が飛ぶのをよく見る気がします。

    【第3戦】× SEA 3−5 TEX
     拙攻と守備の乱れでの敗戦となりました。先発のホラシオ・ラミレスがこの日は非常に調子が良かったので、余計にもったいなかったですね。

     序盤は優位に進めます。2回と3回に1点ずつ、そして5回表にも1点を取ります。実際にはかなりチャンスを作っていて、これまでの調子ならもっともっと点が取れている展開でした。しかし、この日は今イチ打線がつながりません。まあ先日も書いたように打線がつながるかどうかは運の要素も大きいと思うので、そんな日もあるのは仕方がありませんけどね。

     そうするうち、5回裏ランナー1塁のケースでサードのベルトレイが痛恨の送球エラーです。その直後、キンスラーが同点となる3ランホームランをレフトスタンドにたたき込みました。試合は振り出しです。

     7回裏にも同じくエラーでの失点となりました。やはりランナー1塁のケースでベルトレイが悪送球。今度はそのままランナーの生還を許し、しかも3塁まで進まれてしまいます。そしてスーサイド・スクイーズまで決められてしまい、この回計2点を奪われました。

     正直、この程度のことはよくあるので、あまりベルトレイを責めるわけにもいきません。普段はむしろ堅守で支えてくれていますし。しいて言うなら、それをフォローできなかった打線の方に原因があるのかなぁと私は見ています。しいて言うなら、ですけど。イチローが珍しく完全休養日で、1番には代わりにアダム・ジョーンズが入っていたのですが、いくら期待の新人でもまだまだイチローの代わりはできません。

     とはいえ、その辺すべて「仕方がない」としか言いようがないと思います。こんな日もある……そんな敗戦だと思います。

     イチローは休養日で出場機会がありませんでした。今季初だと思います。ちょっと出すぎですよね。出続けても結果が出せているのですから、まあ良いんですが。

    【第4戦】× SEA 3−5 TEX
     奇しくも前日と同じスコアでの敗戦となりました。やはり「仕方がない」負けだとは思うのですが、それでもこのタイミングでそれが出るというのは痛いです。負けるわけにはいかないとまでは言いませんが、できれば落としたくないゲームでした。

     1回裏、先発のウォシュバーンがサミー・ソーサから2ランホームランを打たれ、リードを許します。そしてここから淡々と試合が進んでいきます。リードを許しているのにそれはマズいです。試合が動いたのは6回裏でした。ウォシュバーンは犠牲フライでさらに1点を奪われます。地味な、しかし効果的な一撃でした。6回3失点。十分なクオリティスタートではありましたが。

     7回表、ようやく打線がお目覚めです。ここ最近の打線の好調ぶりを考えると、相手先発のパディラ(試合開始時で3勝9敗、防御率6.55)からなら何点でも取れそうなのですが、なぜかこの日は術中にハマったような感があり、全然打てません。そのパディラから3連打を放ちやっと1点を奪います。打線の本領発揮かと思いきや、相手も投手をフランシスコに替えてきます。見事な火消しをされてしまいました。この回は1点のみです。これで3−1。

     7回裏はローランドスミスが見事に無失点で抑えて望みをつなぎ、8回裏をグリーンに託します。しかしこのグリーンが誤算でした。2安打と犠牲フライで2点を奪われます。うち1点目がトリプルとなったのですが、これはライトのギーエンの判断ミスでした。悔やまれるミスです。5−1と突き放されました。

     9回表、一矢報います。簡単に2アウトを取られてしまいましたが、その後代打のセクソンがシングルで出塁すると、ロペスがつなぎ、途中出場の城島がシングルで1点を奪います。7回表に代打として登場したときは凡退しましたので、お返しができました。さらにワイルドピッチで1点をもらいます。5−3。2アウト2塁で打席には9番ベタンコート。ここでつなげば、同点のランナーを置いて1番イチローにまわって来るというケースです。しかし、そうそう上手くはいきません。最後は三振で試合終了です。

     イチローは初回のショート内野安打のみの4の1でした。打率は.353となっています。打率首位のマグリオ・オルドニェスは.355ですから、2厘差に迫っていますね。




     最下位のテキサス相手に2勝2敗となりました。ギリギリ最低限踏ん張ったという感じですね。では順位です。西地区はやはり変動ありません。ロサンジェルス・エインジェルズ (LAA) に2ゲーム差をつけられ2位のままです。なかなかあと少しが追いつけません。ワイルドカード争いの方ですが、こちらの方は首位キープです。2位と3位のニューヨーク・ヤンキーズ、デトロイト・タイガーズが対戦してくれているおかげで、お互いに足を引っ張り合っている状態ですね。その中でうまいことデトロイトが勝ち越してくれたので、それぞれ2ゲーム差、4ゲーム差となっています。

     日程に行きましょう。ついに天王山です。西地区首位の LAA と直接対決となります。スイープすれば首位に躍り出ます。逆に、スイープを喫してしまうと西地区の優勝争いからは脱落に近いダメージとなります。極めて、極めて大事な3連戦です。舞台はセーフコ・フィールド。どんな形であれ、できるだけたくさんの勝ち星を掴んでほしいものです。

    2007年08月25日

    「ご理解」の傲慢

     よく思うのですが、文章に「ご理解ください」と書いてあっても、理解できるような内容が書いてあることはまずありません。たとえば
     日頃は弊社製品をご利用いただき誠にありがとうございます。お問い合わせの商品「2ドア冷蔵庫・びっくり日本新記録仕様」(商品コード:R2D-70S-BKR)ですが、1978年に製造中止となっており、復刻予定もございません。なにとぞご理解くださいますようお願いいたします。
    なんて感じにね。他には
     新元宇品橋、通称「ひろしまレインボーブリッジ」の建設について市民の皆様のご理解が得られていないことを遺憾に思います。
    といった文脈でこの「理解」という言葉が使われますよね。

     この「ご理解ください」「理解を得る」という言葉、なんて無駄なんでしょう。だって、読者がそれを理解するはずもないのですから。この手の文章には、まず読み手にとって都合が悪いことが書いてあります。その後に何の理由も説明せずに(←ここ重要)理解しろと強要してきます。相手はそう思っていないのですから、せめて理由くらいは説明しないと、“理解”なんてできるはずありません。

     また、理解という言葉を使うことによって、文章がものすごーく感じ悪くなります。だって理解という言葉の中には、そうすることがふさわしいというニュアンスが含まれているんですから。要は「私の言っていることは正しいのですから、理解するのが当然なのです。」と言われているようなイメージになってしまいます。読者が「バカにされている」と感じ取っても仕方がない表現です。

     こういうのを見ると、考えずに言葉使ってるなーって印象を抱かざるを得ません。たとえばビジネスレターの本に書いてある書式など、定式もそれはそれで大事です。が、文章そのものがしっかりしていなければ結局は台無しですよね。

     ちなみに例文は実在のものではありません。びっくり日本新記録の冷蔵庫なんてあるはずないじゃないですか。ひろしまレインボーブリッジなんてイタい名前の橋の建設予定もありません。ただし、「広島ベイブリッジ(正式名:海田大橋)」なら実在しますけどね。(ちなみに近隣住民は「100円橋」と呼んでいるそうです。)
    posted by Yosh at 12:31| Comment(8) | TrackBack(0) | ことばの広場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2007年08月23日

    【MLB シアトル】 メトロドームに白球の花火舞う

     さて、20連戦の4〜6戦目はミネソタ・トゥインズ (MIN) と対します。ミネソタにあるメトロドームが舞台となります。このメトロドーム、もはやアメリカでは数少なくなったドーム球場でして、東京ドームのモデルにもなったそうです。近いうちに新球場が設立されるという話もあるようで、やはりドーム球場は時代遅れになっていますね。日米で細かな事情が違う面もありますが、それをいくら大きく考慮したとしてもやはりドーム球場は不要です。日本も見習ってほしいところです。

     優勝争いがヒートアップする中、他チームの動向も気になるところですが、運の良いことにここで西地区首位のロサンジェルス・エインジェルズ (LAA) と、ワイルドカード争いでストーカーされているニューヨーク・ヤンキーズ (NYY) とが対決してくれています。どっちが負けても助かる状況です。

     もちろん、こちらが勝ち続けなければならない点は同じ。集中力を切らさずにがんばってほしいものです。

    【第1戦】○ SEA 9−4 MIN
     序盤で一挙7点を奪い、あっという間に決めてしまいました。お見事です。そして点の取り方は大変豪快なものでした。初回、7月の不振を完全に払拭した4番ラウル・イバニェスがまず2ランホームラン。そして今季不振を極める6番のセクソンにも2ランホームランが飛び出しまず4点。3回にはまたしてもイバニェスがソロホームランを放ったかと思うと、7番城島にも2ランホームランが飛び出します。先発に抜擢され今季ここまで好調だった相手先発マット・ガルザは結局3回途中でマウンドを降ります。3連戦の初戦で先発を早めに下ろすのは大きいですね。

     こちらの先発ラミレスは珍しく安定しています。7回まで2失点と快調に飛ばします。8回裏、多少捕まってしまいますが、この段階ですでに9点が入っており大勢に影響があるほどではありませんでした。結局8回途中4失点で降板すると、後続のグリーンが9回までを投げきってゲーム終了です。

     イチローは5の1です。ややタイミングが合っていない感じのバッティングを繰り返していました。

    【第2戦】○ SEA 7−2 MIN
     この日も空中戦からスタートです。まずは2回表にベルトレイ、セクソンの2人が連続でソロホームランを放ち2点を先取します。6回表にも1点を取り、試合を優位に進めていきます。とはいえ、好調の打線が空回り気味です。チャンスを作り再三攻め立てますが、なかなか得点につながりません。こういう試合では“流れ”が重要になってきます。そして、結果としてこの日はその流れが上手く巡ってきました。

     こちらの先発は左腕のウォシュバーンです。ここ最近は、そこそこの安定感を見せながらも勝利につながっていません。終盤になってスタミナ切れし、それで打たれて勝利を逃すパターンも目立っています。この試合ではそれを踏まえてなのか、6回裏に2点を取られたところであっさりと交代しています。球数が100球そこそこ、得点差が1点、ここ最近の調子を見れば当然の選択だと思います。が、その“当然”が案外実行に移されないことも多いので、それを考えると流れを見た良い采配だったと思います。そのまま7回裏をモローに託します。

     そうしたら、つながっていなかった打線が8回表に突然つながります。イチローがシングルと盗塁で1アウト2塁のチャンスを作ると、相手の自滅とこちらの打撃とが上手く絡み合って次々と得点を重ねていきます。満塁から相手の送球エラーも重なってまず2点。実はここで暴投したのは前日の試合では守備でチームをもり立てていたショートのプントです。この日は散々でして、けん制アウトと盗塁失敗も喫しています。言い分はチト気の毒ですが、この試合ではプントが MIN の流れを止めていましたね。助かりました。その後もさらに続くチャンスに、ベルトレイのダブルと城島のシングルがそれぞれ1点ずつを奪います。終盤に相手を大きく突き放すことに成功しました。

     その後はモローが8回裏も抑えると、点差のついた9回裏にはシェリルが登場し、難なくゲームを締めます。

     18安打も打って7得点ですから、序盤から中盤にかけていかに打線がつながっていなかったかがよくわかります。これで流れを持っていかれなかったのは助かりました。

     イチローは6の3です。盗塁も1つ決めています。

    【第3戦】× SEA 4−8 MIN
     先発はここ最近でもっとも結果を残しているバティスタ大先生ですから、きっちりと試合を作ってくれるハズ……って、あれれー? 何ですかこの1回裏の7点ってのは? 結局2回8失点という最悪の出来でマウンドを降りています。前日までの一発攻勢をきっちりお返しされています。1回裏にいきなりグランドスラムを打たれちゃあねぇ……。

     んまあ、ヨカッタ探しくらいはしましょうか。その後を継いだライアン・ローランドスミスが素晴らしい投球を見せてくれました。4回を無安打6奪三振で、無失点で切り抜けて見せました。四球こそ2個出していますが、いずれも単発でしたし、結局2塁を踏ませていません。実に素晴らしいリリーフでした。内容も素晴らしいですが、先発の2回降板で多数のリリーフを使わなければならないことが想定されただけに、それを覆してくれたのも大きいですね。明日につながります。

     相手先発のカルロス・シルヴァは良かったですね。シルヴァは2005年に何と1年間ローテーションを守りきりながらわずか9四球、暴投0というとんでもない結果を残している投手です。故障の影響で去年から今年にかけてやや不調ですが、やはり抑えるときは抑えます。それでも好調の SEA 打線は彼から7回で8安打を放ったんですけどね。点にはあまりつながりませんでした。前日の試合でも思ったのですが、打線というのは必ずしもつながるべくしてつながるとも限りませんね。何度もチャンスを作ることで、いつかはつながってくるものだという考え方の方が、本当は正しいのかもしれません。

     好調の打線は、劣勢の中もう一矢報います。8回表、変則投球が特徴的なパット・ネシェックに投手が替わると、長打を重ねて2点を奪います。また、7・8回を投げたパリッシュも、5安打を浴びはっきり言って打たれるために出てきたような出来でしたが、ラッキーと好守と拙攻が重なり無失点で切り抜けます。実はここで奇跡が起こらないかなとちょっとだけ期待しちゃいました。

     しかし、この2試合で嫌と言うほど SEA の勢いを見せつけられてきた MIN のガーデンハイア監督、セーブがつかない状況であるにもかかわらずクローザーのジョー・ネイサンをマウンドに送り込んできました。敵ながら素晴らしい采配ですね。正解だと思います。ネイサンは注文通り3人で切って取り、ゲームを締めました。

     イチローは大差がついたため、休養目的で7回表に代打を送られ交代しています。3の2で打率を.349としました。焼け石に水ではありますが、盗塁を1つ決め、意地を見せています。



     調子よく5連勝したあとにひと休みといったところでしょうか。ライバルチームの結果も気になります。他チームの対戦では上でも触れた LAA 対 NYY ですが、LAA が2勝1敗という結果となりました。そのため、西地区のゲーム差は変わらず、ワイルドカード争いでは1歩先んじたことになります。つまり、地区優勝に向けては LAA に2ゲーム差をつけられて2位、ワイルドカードによるポストシーズン出場については2位の NYY に1.5ゲーム差をつけての首位というわけです。ワイルドカード3位のデトロイト・タイガーズはいつの間にか4ゲーム差に開いていました。そこからは3チームが9ゲーム差でひしめいています。8月も下旬ですから、さすがに9ゲーム差はひっくり返らないかとは思いますので、ワイルドカード争いのライバルは2チームと言っていいでしょうね。

     さて、連戦は続きます。20連戦の第7〜10戦はこの前足下をすくわれた西地区最下位のテキサス・レインジャーズ (TEX) との再戦になります。チーム再建に向けて主力を放出していて、一時的にチーム力は弱まっていますので、前回のような不覚(4連敗)を喫することのないようにお願いしたいものです。舞台はアメクリスト・フィールド・イン・アーリントン。狭い球場ですし、打線は両チームとも絶好調です。派手な打ち合いになるかもしれません。

    2007年08月22日

    【コーヒー】ゲイシャ(≠芸者)

     最近、コーヒー豆のニシナ屋さんに行くとスゴいんですよね。毎月のように新しい豆が入荷されています。思わず「近頃(お店が)スゴいですねー。」とご主人に言ったら、「ここ2〜3年は世界中の生産者ががんばっている」とその理由を教えてくれました。別に農産物であるコーヒー豆そのものが変化したわけじゃなく、世界中の生産者があるひとつの結論に達したからそうなったのだそうです。それは「良質のコーヒー豆は高く売れる」ということ。そのために質の向上を目指すところが増えているそうなのです。変わったのはコーヒー豆ではなく人間。そういうことですね。

     ……まあ、そんな世界中のがんばっている風を敏感に感じ取って、お店に取り入れる姿勢も同様に賞賛されてしかるべきかと思いますケドね。

     で、そんな新入荷の豆のうちのひとつ、マラウイ・ゲイシャを購入です。南東アフリカの小さな国、マラウイからやって来た豆です。ちなみにゲイシャというのは豆の品種の名前が「ゲイシャ種」というからだそうで、別に芸者さんとは関係ないそうです。このゲイシャ種、本来はパナマで生産されているものが有名なのだそうですが、パナマ産の高価な豆に比べてずいぶん安く、それでいて品質もさほど変わらないということで入荷を決められたのだとか。

     というわけで、最近の朝のコーヒーはこのゲイシャです。すきっとした透明感のある味わいですね。朝ご飯に軽くバケットをつまみながら、このコーヒーを飲むと最高です。(現実にはどこにも存在しない空想上の優しい、優しい奥さんがしてくれるみたいに)優しく起こしてもらえて、しゃきっとして出勤できます。
    posted by Yosh at 22:02| Comment(2) | TrackBack(0) | 飲み食い三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    生ウニのカルボナーラ

     お気に入りだけど最近ご無沙汰だったパスタ屋、クチーナ・ビアンコに久々に行ってきまして、生ウニのカルボナーラを食べてきました。これがまた美味いんですわ。

     で、自分でも試したくなってきました。できあがりに上に乗せるだけで大丈夫かな?

     それと、お店で食べるカルボナーラはさすがにプロの味ですね。すっかり手についた自分流も気に入ってはいますが、もう少しこんなお店っぽく作れたら良いのにとも思ってしまいます。ソースがさらっとしていて、でもそれでいてクリームの濃厚さは強い。さらには黄色が強いし、ニンニクに頼らずに十分な風味を出しています。どこが違ったらこんなに感じが変わるんだろうって不思議に思いますね。

     卵黄の数が多いのかな? とか、ソースに使う生クリームと牛乳の量を増やした方が良いのかな? とか、バターを上手に使うべきなのかな? とか、いろいろ試せそうではあります。
    posted by Yosh at 21:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲み食い三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    【高校野球】広陵高校お疲れ様

     夏の甲子園で広島県代表の広陵高校が決勝戦で4−5で敗れ、優勝を目前にして力尽きました。それも4点をリードした終盤に一挙逆転を許していますから、おそらく選手たちは相当悔しかったんじゃないかと思います。

     実はこの試合、見ていません。まあ仕事してたんだからそりゃそうなんですけど。ただ、広島の人の注目度は高かったようです。準決勝が終わった直後にたまたまデパートにいたのですが、アナウンスが入りましたもん。「広陵高校が勝ちました」って。しかもそこで若いお母さんが「やったー」とガッツポーズ。意外と盛り上がっていました。今日は職場でも午前中で早上がりの女の子が「帰って広陵見なきゃ」って言ってました。ちなみに広陵高校の生徒の方は応援にかり出されてます。なんで、うちに来るはずの生徒もお休みでした。野球に興味のない子はぶつぶつ言ってました。お気の毒様。でも阪神甲子園球場は一度見ておいて損はないと思うよ。

     実は県大会の決勝を見ています。三原市にできたばかり(平成16年設立)の広島県立総合技術高校との対戦だったのですが、3−3で延長に突入する大熱戦でした。そこで集中力を切らさない戦いぶりを見て、強いチームだなという印象を持っていました。監督はその強さを見て取っていたのでしょう。あえて慢心を戒めるため「うちは弱いチームだ」と言っていました。監督は試合での采配は多少古くさくて非合理的なところもありますが、それ以前の精神面も含めたチーム作りはさすがですね。良いチームでした。

     最後に力尽きはしましたが、熱い広島の夏に勇気と元気を与えてくれました。準優勝おめでとう!

     ……ところで広島にお住まいのみなさん、広陵高校が今は共学校になっているってご存じでした?
    posted by Yosh at 20:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 広島のこといろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2007年08月21日

    【MLB シアトル】20連戦スタート!

     さて、ここからが苦難の道です。20連戦のスタートとなりました。シーズン終了まで、45日間で44試合を戦うという超過密スケジュールで心配ですが、ケガをすることなく結果を出してほしいと思います。

     最初のシリーズはシカゴ・ホワイトソックスとの3連戦です。今回は広いセーフコ・フィールドですので、つい先日のシリーズのような空中戦にはあまりならないかと思います。打つ方ではつないでつないで、守る方ではしのいでしのいで戦っていきたいところです。

    【第1戦】○ SEA 5−4 CWS
     先発はバティスタ先生とホセ・コントレラスです。相手側のコントレラスは元キューバ代表の豪腕投手で、今季は不調ながら SEA が獲得するという噂も流れている投手です。こちらの先発、先生はご存じの通り後半戦絶好調で、エース級の働きを見せてくれています。30代半ばのベテランでありながら、今季がキャリア・ハイの成績になっていますね。

     SEA は序盤から攻め立てます。1回裏、ラウル・イバニェスの2ランで先制すると、その後もヴィドロの2つの犠牲フライ、そしてランナー1・2塁からベルトレイが放った内野安打を2塁ランナーのギーエンが足で稼いでタイムリーにしてしまうなど、じわり、じわりと点差を話していきます。リードしていても攻撃の手をゆるめず、1点1点着実に取っていくこの戦い方が、終盤に生きました。

     先生はこの日も素晴らしい投球です。どうしても四球でピンチを作ってしまう点はあるのですが、6回まで要所要所を締めて無失点です。しかし7回表に1アウト満塁のピンチを作って降板してしまいます。ここで打順は9番リシャー。井口の移籍に伴い先発セカンドの座を手にした若手の左打者です。このピンチですから、SEA は当然左腕のジョージ・シェリルを送ります。が、シェリルがなんとこの新人に満塁ホームランを打たれるという大誤算です。以前も書いたようにシェリルはホームランの危険が非常に少ない投手ですし、またリシャーはここまで14試合、41打数でホームランを1本も打っていません。まったく予想外の結果となり、一気にゲームはわからなくなりました。リリーフの疲労がピークに達するこの時期は、これまで安定していた投手が打ち込まれることはよくあるのですが、可能性を考えすらしていませんでした。その点、見ている私も油断していましたね。それにしてもリシャーの持って行き方は完璧でした。サードのフィールズと共に良い打者に成長するかもしれません。

     しかしシェリルは集中力を切らすことなく後続を切ると、3番手モローに交代です。モローは7回表を抑えると、8回2アウト1塁までこぎ着けてマウンドを降ります。この綱渡り状態で託せる投手はもはや J. J. プッツしかいませんから。プッツは最初の打者からセカンド内野安打を浴びるものの、次打者を打ち取り事なきを得ます。

     8回裏に援護射撃がほしいところでしたが、ノーアウト1・2塁のチャンスから点が取れません。1点差のギリギリの状態で9回表を迎えることになりました。

     9回もヒヤヒヤものです。先頭打者8番ウリーベをフルカウントから四球で塁に出し、9番リシャーにバントを決められて1アウト2塁にされます。さらに1番オウエンズの緩いショートゴロで2アウト3塁になったところで、先日プッツから満塁ホームランを打っている2番のフィールズが打席に立ちます。先日のイメージがあったのか、力が入りすぎたような投球で四球を出し1・3塁とピンチを広げます。ここで途中出場の3番シントロンを迎えました。緊迫感の漂う中、最後は真ん中外よりのボールを空振りさせ、三振に切って取りゲームセット。薄氷の勝利でした。

     イチローは3の1です。セフティ・バントが送球エラーを誘い一気に3塁まで進み、直後の犠牲フライであっけなく生還するという、イチローらしいプレイが見られました。ランナー2塁からの犠牲バントも決めていて、こちらも得点につながっています。

    【第2戦】○ SEA 7−5 CWS
     素晴らしい逆転劇で勝利を収めました。先発はこちらがウィーバー、あちらがダンクスです。ウィーバーは序盤、ジム・トーミやピアジンスキーのソロホームランなどで3点を失います。一方の SEA 打線はダンクスを打ち崩せません。城島やベタンコートがダブルプレイでチャンスを潰し、イチローも2打席でなかなかタイミングが合いません。マズいかなぁ……と思っていたら、打順が一回りしたところから一転、捉え始めます。まずは4回裏にイバニェスのシングルで1点、5回裏にもイチローがバントで作った2・3塁のチャンスからギーエンが2ランシングルを放ち同点に追いつくと、6回裏には連打を重ね、また守備のミスを逃さず一挙に4点を奪います。2番〜5番が好調なのにイチローを敬遠する愚策でした。直後のヴィドロの2ランシングルが結果として決勝点となったのですから。

     ウィーバーはその後8回途中2アウトまでこぎ着けて、3失点でマウンドを降ります。ランナー1塁で迎えるは、初回にホームランを打っている3番トーミ。ここで首脳陣は左対左を選択し、ジョージ・シェリルをマウンドに送ります。

     うーん、さすがに疲れが出てきていますね。中よりやや低め、ど真ん中に近い辺りに配球してしまいました。通算500号が近づいてきている強打者トーミはこれを逃しません。見事にスタンドに運ばれてしまいました。(最終的な記録ではウィーバーは4失点となります。)これで7−5。一気に試合はわからなくなりました。バッターは4番ジャーメイン・ダイ。いつもなら早めに J. J. を使うケースですが、前日もイニングをまたいで投げさせています。使えません。代わりに出てきたのはショーン・グリーンでした。良い選択ですね。最近、ロングリリーフでは打たれていますが、1人だけ打ち取るのであればもってこいです。グリーンは新人とは思えない老かいさでダイを打ち取り、事なきを得ます。まあ新人って言ってもそこそこ歳喰ってますけどね。

     そして9回、安心して J. J. を送り込めます。連投になりましたが、フライボール主体で打ち取り、難なくゲームセット。連勝を飾りました。実は試合途中の段階でワイルドカード争いをしているニューヨーク・ヤンキーズ (NYY) が勝ち、西地区での優勝争いをしているロサンジェルス・エインジェルズ (LAA) が負けていることがわかってましたから、絶対に勝ちたい試合でした。それだけにこの日の勝利はひとしおでしょう。

     イチローは3の0です。今日は今イチ、タイミングが合っていませんでした。イチロー以外先発全員安打という珍しいことになっています。ただし犠牲バントと敬遠四球でチャンスメイクし、得点機を演出しています。これが元で同点、勝ち越しとなりましたから重要な役割を担っていたと言えます。

    【第3戦】○ SEA 11−5 CWS
     フィリックス・ヘルナンデスとジョン・ガーランドという2人の右腕エースの対決でしたから、引き締まった試合を想像していました。蓋を開けてみたら大はずれ。真正面からの打ち合いとなりました。とはいえ、終始主導権を握っていたのは SEA で、基本的には序盤で楽勝ムードでした。

     まずは1回裏にギーエンの2ランホームラン、ベルトレイのソロホームランで3点を奪うと、2回裏にも満塁からギーエンが2ランシングルで2点を奪います。ボールがバットの根本に当たり、バットが折れてしまいましたが、それでも強引にセンター前に持っていっています。手が痺れたのか、1塁上で痛がっていました。ちなみにその後ギーエンは第3打席途中で自打球を盛大に膝に当て、第4打席では犠牲フライで1打点の計5打点となり、いろんな意味で大当たりの日となりました。

     3回裏にも2アウト1塁から相手のエラーをきっかけに連打を浴びせかけ、あるいは相手のミスにつけ込んで合計5点を奪います。これで試合は決しました。12安打11得点の猛攻です。それも、ホームランあり、連打あり、足技あり、小技あり、相手のミスにつけ込んだプレイありと、得点法にヴァリエーションがあるのが良いですね。

     あとはキングがぴしゃりと抑えてくれれば言うことはなかったのですが、なかなかそう上手くいくものではありません。毎回思うのですが、どうも余計な点を取られてしまいますね。この日に関しては自分でもそれを感じていたらしく、たとえば四球を出す度、たとえば点を取られる度に悔しそうなそぶりを隠そうとしていませんでした。イチローもそれに対して「何を感じ取るかということだ。まあセンスだね。」と語っています。同感ですね。要は、何が余計な失点になっているのか、どうすればそれが修正されるのかを考えることが大事ですね。それがイチローの言う「センス」なんだと思います。技術的なところは専門家でないのでわかりませんが、私からすれば以前指摘した手の抜きどころを間違えているというのがその答えのひとつでしょうね。

     それでも、7回途中116球を投げていますから、たくさんのリリーフを使わなくて済んだのは幸いです。残りは8回までをオフラハティ(ロングリリーフをさせたら唯一安定している)、9回をモローがしっかりと抑えてゲームセットです。ヘルナンデスが今イチなのをのぞいて、好ゲームでした。

     イチローは5の3でした。結果は出たものの、好調というわけではなさそうですね。上手くバットをコントロールした結果という打球でもない気がしました。打率は.347となっています。



     お見事なスイープでした。が、ライバルチームもなかなかペースを落としてくれません。いつものようにまずは西地区の順位から行きましょう。変動はありません。首位ロサンジェルス・エインジェルズ (LAA) とのゲーム差は2になっています。ワイルドカード争いの方もあまり変動はありません。ギリギリで首位をキープしていますが、2位にニューヨーク・ヤンキーズ (NYY) が0.5ゲーム差でついてきています。いい加減ヤンキーのストーカーにもうんざりですが、そのヤンキーが3位デトロイト・タイガーズ (DET) をスイープした関係で、その差が一気に3.5に開いています。この星のつぶし合いは次のシリーズでも続きます。LAA と NYY が対戦するのです。ライバルのどちらかが必ず負けてくれるので、そういう意味では助かりますね。

     日程に行きましょう。今度は移動日なしでミネソタのメトロドームに行きます。先日も対戦したミネソタ・トゥインズ (MIN) との3連戦となります。前回は負け越していますから、今回は仕返しと行きたいところです。運良く(?)、前日に相手エースのヨハン・サンタナが17奪三振というとんでもない投球をしていまして、このシリーズでは投げません。最悪でも2勝1敗と行きたいところです。

    2007年08月19日

    心配ありがとう。でもね。

     少し前の話ですが、毎年の恒例行事となっている“お盆にみさいるシンちゃん美紀さん夫妻のお宅にお邪魔して遊ぼうの会”に行ってきました。以前から何度もブログに登場してもらっていますし、またコメントもちょくちょくもらっている2人です。そろそろご結婚10年になるんじゃないかしらん。

     で、今回はその会に姿の見えないゲストが1人来訪しました。この春に広島を離れ、地元に戻ったさりえりたんです。「姿が見えない」って? とお思いかと察しますが、要はイマドキですから、ネット回線を通じて音声チャットで遠くからお話しできちゃうわけですよ。考えようによっては携帯より安く、比較的拘束なく会話ができる便利さがあります。

     そのさりえりたん、どうやら私のことを心配してくれていたようです。あまりにうちのブログに個人情報が載りすぎているから、と。確かに世間一般と比べればかなりオープンですね。本名、顔写真、それに記事を読めば大ざっぱな住所もわかりますからね。もしかしたら、同じ心配をしてくれている人もたくさんいそうです。

     でも大丈夫。心配しないで。こう見えても、いろいろ考えているんです。

     たとえば。個人情報とプライバシーって違うんです。全くの……とまではいかないけれど、おおむね別物。特に私は別に著名人でも何でもないので、この程度の情報を明かしても何の被害もありません。それどころか、たくさんの恩恵を得ているのです。特に本名に関してはね。本名を書いているおかげで、たとえば20年ぶりに中学時代の後輩の S ちゃんや、昔仲良かった今は関東に住んでいる Y ちゃんに10年ぶりに再会できたしね。最近だと、関西の Y さんや、中学時代の部活の H 先輩に見つけてもらったのがなんだかうれしかったなぁ。

     逆に、意外とプライバシーに関する記述は少ないですよ。あったとしても、私個人が多少恥ずかしい程度の被害くらいしかありません。たとえば、黙っていますけど去年から今年にかけて、私自身はいろんなことで人生最大の絶不調だったんです。が、そんなもん書いても全然おもしろくないし、それこそプライバシーなので書いていません。あるいは最近、意外な人から急に連絡が入って一緒に遊びに行ったのですが、その時に人のつながりってのはわからんものだなぁと思ったものです。でも、これだって相手のプライバシーに配慮したら記事にしたいとは思えないんですよね。

     プライバシーの最たるものは心情の吐露だと思うのですが、心配している当のさりえりたんは、最近自分のブログでかなり変態的な記事を多く書いていて、むしろこっちが心配なくらいです。まあそれは半分冗談ですが、いわゆるブログで日記を書いている人の半数以上が、明らかに私よりプライバシーを気にしていません。気にしても今イチ仕方のない個人情報の方は気にするくせに、です。

     それからたとえば。書いていいことといけないことの区別がついている自信があるんですよね。まあそれなりにいい歳してますから、そのくらいできて当たり前ですけど。ほぼすべての企業で「職務上知り得た情報を外部に漏らすな」という規定があるかと思いますが、それは確実に守っています。そんなところで隙なんか見せません。別に職業上仕方なく口をつぐんでいるというわけではなく、大人としての社会的責任ってそんなもんじゃないですか。

     あるいは。ネット上の荒らしなどを含む危険に巻き込まれることに関しても、そんなに気にしていないんですよね。と言うか、私のような立場なら、同じ気にするにしてもそこを気にするのは合理的じゃないんです。個人情報だけひた隠しにするのは、たとえて言うなら交通事故が怖いから道を歩かないようなそんな非合理性があります。(私の場合はね。)もっと先にやることがあるはずです。たとえば家の玄関をピッキングに遭いにくい鍵に替えるとか、好き嫌いなくものを食べるとか、禁煙とか、適度な運動を心がけるとか。(女の子が個人情報を気にするんだったらわかるんですけどね。ある種の女の子は、妙にストーカーを引きつけやすい傾向があるように思いますし。そういう事情がある場合は別です。今書いているのはあくまで私の話。)

     荒らしについても、まあ今までにそんなに大きな被害にあったこともないです。あんなものは鳩のフンと同じです。最初つけられたら腹も立ちますが、拭き取ってしまえばどうってことありません。相手が人間だと思えば腹も立つでしょうが、荒らしのような知性のない行動は鳩のフンと同じと見なすくらいがちょうどいいと思います。もちろんフン害も大量になるとバカになりませんから、その際は警察に駆除をお願いしなけりゃいけませんが。

     だから、そんなこんなで、僕は大丈夫です。
    posted by Yosh at 02:50| Comment(6) | TrackBack(0) | 当ブログについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    午前10時午後3時 公式サイト

     オープン当初からお邪魔している喫茶店「午前10時午後3時」に最近ウェブサイトができました。→公式サイト

     ケーキやスコーンのレシピなども公開されています。スコーンに関しては以前、冬か春先くらいに記事にしましたが、その時は特に掲載許可等戴いていなかったので、詳しく書けませんでした。今回晴れてそれが公開されます。ぜひともこのレシピで作ってみてください。

     あとは最近の季節商品の紹介なんかも併設ブログに載っています。

     実はきのうもお店に行ってきたんですよね。「食べる冷やしココア」が絶品ですよー。これだけのものがこの場所でたった150円というのは、言ってみればもうほとんど奇跡です。今年のダージリン・セカンドフラッシュも入手。へへへ……。
    posted by Yosh at 00:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 飲み食い三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2007年08月18日

    【MLB シアトル】双子ちゃんにしてやられたの巻

     地元に戻ってきて、セーフコ・フィールドでミネソタ・トゥインズ (MIN) と対戦します。相手はアメリカンリーグ東地区で、まあ一応ワイルドカードでのポストシーズン出場の可能性が“ゼロではないけど厳しい”という微妙な状況です。

     MIN と言えば、先日ミネソタで高速道路にかかっている橋が倒壊したという大惨事がありました。実は MIN の本拠地球場メトロドームの近くの橋だったようで、観戦に行く途中の車も多数巻き込まれたようです。犠牲者の方々のご冥福をお祈り申し上げます。

     ところであらかじめお断りしておきますが、別記事で書いたようにチト旅に出ていた関係で、第2戦・第3戦をマトモにチェックできていません。もちろん今からでも見ることができるっちゃあできるんですが、負け試合だったので見る気が失せています。記録の意味で結果だけ書いておきますね。

    【第1戦】○ SEA 4−3 MIN
     未来の大エース、“キング”フィリックス・ヘルナンデスと、MLB を代表する左腕ヨハン・サンタナの投げ合いという、豪華なマッチアップとなりました。そして投げ勝ったのはキングでした。素晴らしい試合です。

     ……と言いたいところですが、内容は少し微妙でしたね。確かにヘルナンデスは好投し6回を4安打1失点6奪三振だったのですが、その後がいかんです。獲得したばかりの左腕ジョン・パリッシュが期待に応えられません。2人のランナーを出してすぐに降板し、3番手グリーンがそのランナーを返してしまいあっという間に同点にされてしまいました。記録上はパリッシュの2失点となりますが、最近グリーンにも疲れが見えてきていますね。ちょっと起用法を考えた方が良さそうです。

     同点のまま迎えた9回表は J. J. プッツが抑えます。相変わらず同点でもクローザーを起用する MLB の風習はよくわかりません。MLB には延長を含め、引き分けというルールは原則ありませんからね。ただ、今回は結果として功を奏しました。9回裏、意外な人が試合を決めました。最近ではすっかり大型扇風機とそしられるようになったリッチー・セクソンがガツンと一発かましてくれました。まさかのサヨナラホームランによる幕切れです。見る分には楽しかったから良しとしましょうかね。うーむ。

     イチローは4の1です。

    【第2戦】× SEA 3−11 MIN
     ついにホラシオ・ラミレスのセーフコ不敗神話が崩れました。おかげでファンの間では逆に「これでラミレスも先発失格だろう。そう考えたら良かった。」なんてヨカッタ探しされてしまっています。……まあ、後にまだ先発に残すと発表されちゃったんですけどね。

     その後のローランドスミス、パリッシュも打たれています。計11失点。ダメですね。これじゃ。パリッシュは2試合連続の炎上で、この獲得が失敗だったことを示唆しています。同じ左ならジェイク・ウッズの方がまだマシですね。

     イチローは4の1です。2塁打が1本でした。

    【第3戦】× SEA 1−6 MIN
     負けたくない試合を落としてしまいました。ウォシュバーンが7回まで1失点と好投していたのですが、8回表に自らのエラーをきっかけに失点してしまい、それが結果として決勝点となった模様です。あと9回表にはグリーンがまたしてもロングリリーフの結果打たれたようですね。やはり起用法は考えてほしいです。モローも復活してきたことですし。

     イチローは4の2です。通算打率は.347となりました。オルドニェスがまた打率を上げていて、首位打者争いは2位のままです。それから、2盗、3盗と連続して2回盗塁を決めたようですね。今季通算34個目となりました。



     負け越しが痛いですね。順位に行きましょう。今回は記事の記録が1日遅く SEA 以外は試合があったので、現地時間16日の結果で書きますね。まず西地区の順位に変動なしです。首位は相変わらずロサンジェルス・エインジェルズ (LAA) で、3.5ゲーム差をつけられています。3位オークランド・アスレティックスとは8ゲーム差です。8月中旬ですから、最近ようやく圏外かなと思うようになりました。まあチャージ自体はかけてくる可能性は十分ありますけどね。それに巻き込まれないよう注意したいところです。ワイルドカード争いではかろうじて首位に立っています。2位がニューヨーク・ヤンキーズで0.5ゲーム差、3位がクリーブランド・インディアンズで1ゲーム差をつけています。全然、これっぽっちも安心できませんが。

     日程に行きましょう。実はこのクソ暑い夏に最悪の組まれ方です。なんと20連戦。4月に雪のせいで流れた試合の予備日のせいです。9月が近づいていますので、状況が許せばセプテンバー・コールアップにより余裕のある起用ができるかもしれませんが、たぶん余裕はないでしょうね。その20連戦の最初の3戦はセーフコ・フィールドでシカゴ・ホワイトソックスと対戦します。マッチアップは第1戦がバティスタ先生とコントレラス、第2戦がウィーバーとダンクス、第3戦がヘルナンデスとガーランドとなります。ガーランドは今季やや不調ですが、それでも右のエース同士の対決ですから好ゲームが期待できそうです。

    帰ってきました

     えーと、こちらでは特に報告していませんでしたが、チト旅に出ていました。その後もなんやかんやでブログ書きに時間が取れずにいましたが、一応復帰します。書けるネタ、書きたいネタはたくさんあるんですけどね。少しずつ放出していきます。
    posted by Yosh at 02:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 当ブログについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2007年08月13日

    【MLB シアトル】シカゴの空でロングボール対決

     さて、SEA はボルティモアからシカゴに飛んで、US セルラーフィールドを舞台にシカゴ・ホワイトソックス (CWS) と対戦します。ちょっと昔に「好きな選手が多い」と書いた覚えがあるのですが、最近ノーマークだったのもあってちょっとチームの様子がわからなくなっています。この前までけっこう強かったのに、今季はちょっと低迷しているようですしね。見てみたら知っている先発投手や野手がいなくなっていたり不調だったり故障だったりと、計算外が続出しているようですね。不振の井口資仁がフィラデルフィア・フィリーズにトレードされたことは記憶に新しいですよね。

     まあそんな状況のチームと対戦するわけですから、負け越しは許されません。最低でも2勝1敗といきたいところですが、どうだったでしょうか。

    【第1戦】× SEA 3−5 CWS
     珍しく終盤の競り合いで負けました。と言っても自慢のリリーフ陣が打たれたわけではありません。このたまにある負けパターンは、ほぼ100%の確率で先発の引っ張りすぎです。今回もそうでした。先発のウォシュバーンはまあまあの調子でしたが、6回まで新人のフィールズに2本のソロホームランを浴びるなどして、ホームランだけで3点を失います。US セルラーフィールドはホームランの出やすい球場で、ウォシュバーンのようなフライボールピッチャーには不利なのもわかるのですが、配球への工夫が必要だったかもしれません。一方こちらも城島とイバニェスのソロホームランなどで3点を取りますが、決定打に欠けます。フィールズはサードの守備でも再三好守を見せ、流れを止めました。

     んで、オチは7回にウォシュバーンが力尽きて2点取られたと、そういうことなんですけどね。6回辺りから厳しそうだったし球数も多かったので、交代かと思っていたのですが、ここ最近は先発をよく引っ張ります。リリーフ陣への配慮でしょうが、往々にして逆効果になっているので、勘弁してほしいんですが。

     そうは言っても相手ブルペンは決して強力とは言えません。データを見てみたらクローザーのボビー・ジェンクスですら防御率3点台じゃないですか。チャンスはあります。……と言いたいところですが、先発のヴァスケスを攻めきれず長いイニング保たせてしまったのがマズかったですね。それに、CWS は対戦が少ないので気がついていなかったのですが、ここ最近のジェンクスは絶好調らしく、35人連続凡退記録を継続しています。先発なら完全試合ものですね。んで、そのジェンクスが9回に出てきて38人連続凡退のアメリカンリーグ新記録をマークしました。しかもその最後の打者がイチローというおまけ付きです。とりあえずおめでとうと言っておきましょうか。

     イチローは4の1です。敬遠が1つありました。

    【第2戦】○ SEA 7−6 CWS
     いやー、US セルラーフィールド恐いですねー。

     この日は序盤のホームラン2本が試合を決めました。1回表に4番イバニェスが3ランを、4回表には9番ベタンコートがグランドスラムを打って7点を奪っています。投げては、ここ数ヶ月いちばん安定感のあるバティスタ先生が、制球に苦しみながらも何とか6回途中を2点に抑えています。

     こうなると楽勝ですね。8回裏まで2番手のオフラハティがゼロに抑えて、あとは9回を残すのみです。外出しなければならない用事があったのですが、安心して出かけていきました。

     帰って、結果を見てみたら……あれ? 1点差だ。どうやらなぜかオフラハティを9回まで引っ張って打たれるという、またしても采配に疑問符が付くことをした結果だったようです。あわててシェリル、プッツを投入して一応はしのぎましたが、非常に危ないところでした。特にオフラハティとシェリルが1アウトも取れないまま3人のランナーを出し、プッツが満塁ホームランを打たれての1点差ですから、ひやひやものです。前日も活躍したフィールズが打っています。今季の成績自体はまだ大したことはないのですが、化けるかもしれませんね。

     やっぱり US セルラーフィールドは恐いです。

     イチローは5の1です。盗塁も1つ決めています。

    【第3戦】○ SEA 6−0 CWS
     ウィーバー(背中にファスナーつき)が期待通りの素晴らしい投球で相手打線を寄せ付けませんでした。115球完封、5安打無四球奪三振8という完璧な内容です。ピンチを作る場面もいくらかありましたが、いずれもポップフライを打たせてとったりなど、相手打線を寄せ付けませんでした。

     打つ方では初回いきなりのイチローのシングルを皮切りに打線をつないで2点を取った他は、セクソン、ベルトレー、ギーエンのホームランによる得点です。いくら打者有利な球場とはいえ、このシリーズはよくホームランが出ました。

     そういえば負け試合にもかかわらずこの日もジェンクスが登板しました。今回も味方の好守に助けられ、3人を凡退させました。これで MLB タイ記録となる41人連続凡退となりました。スゴいですね。変な言い方ですけど、1.5試合分の打者を連続で凡退させている計算です。

     イチローは4の1です。.347となっています。このシリーズはヒットこそ出ていますが、微妙ですね。



     2勝1敗で勝ち越していますが、ライバルチームがそれ以上に好調です。西地区順位は変わらず、首位はロサンジェルス・エインジェルズ (LAA) ですが、ゲーム差が3.5に広がっています。また、ワイルドカード争いはかろうじて首位を死守していますが、ゲーム差なしでヤンキーどもにピタリと接近されてしまいました。デトロイト・タイガーズ (DET) もよく勝って中地区首位に躍り出ています。その関係でワイルドカード争いにクリーブランド・インディアンズ (CLE) が落ちてきました。こちらとは1.5ゲーム差をつけています。夏ですが、いくらなんでもポストシーズン争いが熱すぎです。アメリカンリーグで安泰に近いのはボストン・レッドソックス (BOS) くらいじゃないでしょうか。

     連戦は続きます。移動日なしでシアトルに戻り、セーフコ・フィールドでミネソタ・トゥインズを迎え撃つことになっています。もちろん、勝ち続けなければいけない状況は変わりません。初戦がヘルナンデスとサンタナというエース対決になりますので、そちらの意味でも楽しみですね。がんばってほしいものです。

    2007年08月10日

    【MLB シアトル】キャムデン庭のボルティモアムクドリモドキ公園にようこそ!

     ロードに出ました。オリオール・パーク・アット・キャムデン・ヤードという長い名前の球場で、ボルティモア・オリオールズ (BAL) と対戦します。ここまで6月と7月に1シリーズずつ、計6試合を戦い、いずれも勝ち越して4勝2敗としています。ただし、今回はこれまでと違いミゲール・テハダ、メルビン・モーラの2人の主力選手が故障明けで戻ってきており、打線に厚みが増しています。要注意です。

    【第1戦】○ SEA 10−3 BAL
     結果としては、バカスカ打って圧勝しています。ただし中盤までは重苦しい展開でした。先発は新キャラ登場です。ウィーバー(本物)でもなければウィーバー(背中にファスナーつき)でもありません。なんでしょうね。ウィーバー(微妙)とでも言いましょうか。ウィーバー(微妙)は再三、再四、再五に渡ってピンチを作りますが、2・3・6回にそれぞれ1点ずつ奪われただけで、結局6回3失点とクオリティ・スタートを決めます。その間何と11安打も打たれているんですけどね。相手の拙攻にも助けられました。

     それに対してこちらも、6回途中まで投げた敵先発のトラクセルをなかなか打ち崩せませんでした。しかし7回表に突然打線が爆発します。この試合2本目となるラウル・イバニェスのホームランから始まり、まず3点。8回も3点、9回も2点と次々と加点していき、気がついたら19安打10得点の猛攻を加えていました。それもウォーカー、ブラドフォードといった防御率2点台の良いリリーフを初戦で打ち崩しての上でです。大きいですね。残り2試合でもどこかで出てくる可能性が高いですから。まあ、文句ない試合ですね。

     ああ、一応文句がありました。7回裏からシェリル、グリーン、オフラハティとつないだリリーフ陣ですが、7・8回にはピンチを作っています。もうちょっと自作自演は控えていただきたいのですが。シアトル市民の心臓が心配です。

     イチローは5の3でした。延長にもなっていないのに6打席もまわってきて、最終打席で死球も受けています。盗塁も1つ決め、今季通算31個目です。

    【第2戦】○ SEA 8−4 BAL
     エースのヘルナンデスと、今季の右腕エースと呼んでもいい働きをしているガスリーが先発でしたから、引き締まった試合が予想されました。が、蓋を開けてみればこの日も派手な打ち合いとなりました。ただ、前日に引き続いてこの日も11安打を打たれましたが、結局は4失点という相手にとってはストレスのたまる展開となっています。それに対してこちらは15安打の猛攻で8点を奪っています。似たような試合になってしまいました。リリーフ陣が打たれそうで打たれないところも含めてね。最後はプッツが難なく締めましたが。

     ちょっと違うところと言えば、この日はヴィドロ、ギーエン、イバニェスと3人にホームランが出たことと、攻略困難かと思われたガスリーを序盤に打ち込んでいるところでしょうか。先発を早めに下ろしたことと、前日相手側が一線級のリリーフ投手を投げさせていたことにより、試合後半に二線級の投手が出てきてやりやすかったのもありますね。打線に火がついてきました。(セクソン以外ですけど。)

     イチローも例外ではありません。先日の BOS 戦で2試合連続5の0を記録したのが嘘のように、この日も5の3を打っています。

    【第3戦】○ SEA 13−8 BAL
     ままあることではありますが、前日まで敵チームにいた選手が入団してきました。左腕のリリーフ投手、ジョン・パリッシュです。第2戦でも登板しています。マイナー選手の昇格に伴い、ウェイバーにかけられたところを SEA が拾った模様です。こちらのマイナー選手ボウチャー外野手と後日発表になる選手、それに金銭をつけてのトレードです。29歳のそこそこ経験のあるリリーフで、その経験を若い投手に伝える役目も期待されています。そしてパリッシュの入団に伴い、マーク・ロウがタコマ・レイニアーズに落ちることとなりました。故障明けで体が十分作れておらず、連投が効かないことも原因のようです。

     試合に話を戻しましょう。およよ? 3試合続けて派手に打ち勝ちましたよ? まあ確かにホラシオ・ラミレスとダニエル・カブレラのマッチアップで、けっこうな乱打戦になりそうな感じはありましたが。

     先発のラミレスは初回から最悪でした。ボールは大はずれ、ストライクは甘いところに入っていき、初回から危険な立ち上がりです。それでもレフトのアダム・ジョーンズの補殺(フライ捕球後に飛び出していた一塁ランナーを見逃さず、ファーストに完璧な送球を送りました)などの素晴らしい守備に助けられ1・2回は無失点で切り抜けました。その間に初回の連打などで4点を奪って勝ちのムードを作ります。しかし3回2アウトから捕まって、ミゲール・テハダのグランドスラムなどで5点を取られ逆転されます。以降もこんな調子であっぷあっぷでした。結局5回(6回無死で降板)7失点となります。

     が。打線が止まりません。6回には連打とテハダのエラーがらみでチャンスを作ったかと思うとガッツンガッツン打ちまくって5点をとります。7回にも1点、9回にも2点。止まりません。こんなに上手くいってもいいのかなってくらいに打線がつながりました。

     6回以降はローランドスミス、グリーン、シェリルとつなぎます。ローランドスミスがこの日はコントロールが悪く少し危うかったのですが、それ以降はさほど大きな問題もなく要所を締め、結果として7失点もしたラミレスに今季アウェー初勝利をプレゼントすることになりました。また、8回裏終了時には3点差だったのですが、9回表にイチローのタイムリーで2点を取ったので、J. J. を温存できたのも助かりました。

     イチローは6の3です。このシリーズのすべての試合で3安打を記録し、スイープに貢献しています。打率も.350に上げ、アメリカンリーグ首位に返り咲いています。今季ここまで111試合に出場し、162安打を放っています。



     油断ならない相手に願ってもいないスイープを飾りました。BOS 戦の連敗の痛手を取り返したと言って良いでしょう。それでは西地区の順位です。相変わらずですが、順位に変動はありません。ロサンジェルス・エインジェルズ (LAA) に継ぐ2位となっています。LAA は大きな波がないので、こちらが少々調子よくてもなかなか首位を明け渡してくれませんね。2.5ゲーム差です。3位オークランドには9.5ゲーム差となっています。そろそろ振り切ったと考えたいですが、毎年こっぴどくやられていますので、一抹の不安はぬぐい去れないですね。ワイルドカード争いではついにトップに立ちました。先日まで首位だったデトロイト・タイガーズに1ゲーム差をつけています。もちろんウザいヤンキーもすぐ下につけていて、同じく1ゲーム差です。4位ミネソタ(6ゲーム差)、5位トロント(6.5ゲーム差)も一応、射程圏内かもしれません。

     日程に行きましょう。次は移動日なしでシカゴに飛びます。シカゴ・ホワイトソックス (CWS) との3連戦です。今季は不調の CWS ですから、しっかり叩いておきたいところです。ちょうどこのシリーズではバーリー、ガーランドの左右の両エースのローテから外れます。初戦がウォシュバーン対バスケス、第2戦がバティスタ対フロイド、第3戦がウィーバー対コントレラスというマッチアップです。

    2007年08月08日

    実話小話:牛の入った八つ橋???

     学生時代、京都に旅行に行ったときのお話です。確か清水寺に向かう山道の入り口でしたでしょうか。こんな看板がありました
    「牛八つ橋」



    何でしょうね? これ。
    posted by Yosh at 22:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑記帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2007年08月06日

    【MLBシアトル】夏の赤靴下

     真夏になり、ポストシーズン争いもいよいよ激化して来ました。次のシリーズはボストン・レッドソックス (BOS) 戦です。今季最終シリーズとなります。したがって、イチロー対松坂の対決は、少なくともシーズン中に関してはこの第2戦で見納めです。ポストシーズンで当たる可能性はもちろん十分ありますけどね。

     さて、その BOS ですが、松坂の加入によってチームのこともよく知られるようになりましたよね。投手も良いですが、特に強力打線が売りのチームです。最近はテキサスのクローザーだったエリック・ガニエを獲得し、ブルペンも厚みを増しています。今季はアメリカンリーグ東地区を独走しており、元々強いのですが、さらに強くなってしまいました。ただ、今季はこの強い BOS を相手に4勝2敗と勝ち越しています。この調子で勝ち続けてほしいものですが、どうなったでしょうか。

    【第1戦】○ SEA 7−4 BOS
     最初の2、3分で負けたと思いました。と言うのも、先発のホラシオ・ラミレスが最悪だったのです。初回にノーアウト1・2塁、2回にノーアウト満塁、そして3回には先頭のデイヴィッド・オルティーズからホームラン、4回こそ無難に3者凡退で切り抜けたものの、5回にもノーアウト1・2塁のピンチを作ります。しかし、スコアボードに並んだ数字はなぜか、1、1、1、0、1。10安打も打たれながら、結果は4回4失点でした。5回表にワンナウトも取れずに降板していますし、決して誉められるような数字じゃないですが、そうは言ってもダメならダメなりに粘ったのが後々功を奏します。

     打つ方は3回裏にベタンコート、イチローの連打で1・2塁のチャンスを作ると、4番ベルトレイがしぶとく打ってシングルで1点。4回裏には昇格、即スタメンのアダム・ジョーンズのヒットなどで作った1・2塁のチャンスに、ベタンコートが一時は逆転となる3ランホームランを放ちます。6回裏にもアダム・ジョーンズ、ロペスの2人がミスにつけ込んで作った1・3塁のチャンスに、ベタンコートが上手く右打ちし、セカンドゴロにはなりましたが1点を奪い勝ち越します。とどめは7回裏でした。ここ数試合のスイングやタイミングの合い方から、スランプも脱してきたなと思っていた城島が、ランナー2塁のケースで SUGOI IPPATSU を放ちます。いや、打った瞬間にホームランとわかる、ホントにスゴい打球でした。

     ブルペン陣もよく踏ん張りました。4回のピンチでまずはショーン・グリーンが登板し、7回途中までのロングリリーフで無失点と見事につなぐと、あとはオフラハティ、ロウ、シェリルとつなぎ8回までゼロを並べます。マーク・ロウ、先日はホームランを打たれてしまいましたが、基本的には低めに速い球が集まっていて、昨年同様期待できそうです。

     9回には J. J. プッツが登場し、選球眼の良いケヴィン・ユーキリスに四球を出しますが、それ以外は無難に抑えます。この日は球が低めに集まっていて、安心して見ていられました。最後の打者“ビッグ・パピー”デイヴィッド・オルティーズに対しても最後の決め球は外角低めのスプリッターで、いくらビッグ・パピーといえどもあれをすくい上げてホームランにはできません。ライトフライに打ち取りました。ちなみにプッツはこの対決までパピーを通算5打席5三振と抑えていたそうです。この試合で初めてバットに当てられたようです。それはそれでスゲーな。

     イチローは4の1です。敬遠四球が1つあります。次の打者が当たっているヴィドロなので、いくらイチローといえども敬遠は愚策だと思うんですけどね。実際、その直後ヴィドロに打たれましたし。あと、昇格したアダム・ジョーンズですが、即先発出場し、4の2と活躍しました。凡退した3打席目もエラーで出塁し、足でかき回して1点もぎ取っています。

    【第2戦】× SEA 3−4 BOS
     松坂に SEA 戦初勝利を献上してしまいました。試合前のコメントで松坂は「(イチローを)意識しないといえば嘘になるので、ほどほどに」というようなことを語っています。まったくその通りだと思いました。イチローに意識を振り分けすぎると、他の選手にやられてしまいます。特にここ最近 SEA 打線はそこそこ良くなってきていましたし、また優勝争いをしているチームであることは松坂の意識にもあったはずです。なぜか日本の新聞ではこのインタビューを元に「イチローを抑えることがキー」などというまったく逆の結論を出していましたが、的外れも良いところですね。その証拠に、これまでの対戦では松坂はイチローにほとんど打たれていないにもかかわらず、一度も勝っていないのですから。「イチロー以外を抑えることがキー」なのです。

     で、です。松坂の調子は中の上から上の下といったところでした。コントロールはまあまあ、変化球は良い方、直球のスピードは十分という感じですね。このくらいだと良い打者が並んでいてもなかなか連打は難しいですね。ベルトレイ、ベタンコートがホームランを放っていますが、いずれもソロです。チャンスもそれなりに作ったのですが、なかなかあと1本が出ません。いわゆる、要所要所を締められてしまったわけです。試合前に松坂が狙っていたとおりになってしまいました。

     こういうときこそスモールボールを志すべきなんですが、なぜかこの日の試合ではバントや足で稼ごうという動きがほとんど見られませんでした。特に、1−0でリードした3回裏にノーアウト1・2塁のチャンスがありました。ここで打席はイチロー。確かにいろいろと大人の事情があるのはわかるんですが、それでもここはバントだと思うんですが。イチローよりもヴィドロやギーエンの方が打てる確率は高かったでしょうから。結果はショートゴロで3塁フォースアウトです。そしてその後に実際、ヴィドロがシングルで続いています。ちょっと攻め方が違うんじゃないかなと思いました。

     こちら側の投手もいつも通りでした。先発のウォシュバーンはまあまあ良かったのですが、超重量打線の BOS を前にすれば、「まあまあ」ではそれなりに点を取られてしまいます。逆に4点で済んだんだから上出来と言ってもいいかもしれませんね。ただ、その後のローランドスミス、モローが素晴らしい投球でゼロに抑えただけに、もったいなかったです。

     8回、先日のテキサス戦でしてやられたガニエから連打で1点を奪い、さらにチャンスで好調の9番ベタンコートという場面もありましたが、そこでも点は入らず。9回はクローザーのパペルボンに対して2アウト1・2塁のチャンスを作りますが、最後はベルトレイがキャッチャーファールフライに打ち取られゲームセットです。

     イチローは5の0です。松坂に4打席、パペルボンに1打席押さえ込まれました。松坂に対してはまだ良かったのですが、パペルボンに対しては少しも打てそうに見えなかったのが気がかりです。

    【第3戦】× SEA 2−9 BOS
     試合を見る前に結果がわかってしまい、あまりの大敗に見る気が失せてます……。ベテランエースのシリングの故障もあり、もはやエースと呼んでもいいジョシュ・ベケットが相手先発でしたが、やはり一線級の投手からはなかなか打てるものではありませんね。以前は大したことないと思っていたブルペンもいつの間にか補強や若手の台頭でずいぶん強力になっていますし、こりゃ東地区で独走もするわなって感じですね。

     バティスタ先生は6回3失点と好投したようですが、勝ちにつながりませんでした。その後のリリーフ陣が3回で6失点しています。強力なブルペンとしては一見珍しいようですが、負けている試合でいったんずるずるっと行くと、がたがたになってしまうのを露呈してしまいました。たまたま競る試合が多いのであまり目立ちませんが、実は今季の大きな負けパターンのひとつです。特に若手にとってはそういう場面で踏ん張れるかどうかがが未来につながってくるのですが。

     イチローはこの日も5の0でした。.343と打率を大幅に下げ、首位打者争い3位に後退です。



     順位に行きましょう。西地区の順位に変動はありません。首位がロサンジェルス・エインジェルズで、SEA は3.5ゲーム差の2位につけています。3位オークランド・アスレティックスとは8.5ゲーム差をつけています。ワイルドカード争いが大混戦となってきました。幸いにして首位のデトロイト・タイガーズが負け越してくれているのでゲーム差は0.5のままです。が、ついにあのウザいヤンキーどもにゲーム差で並ばれてしまいました。勝率の差で一応は2位に留まっていますが、ないも同然の差です。

     日程です。1日休みがありますから、切り替えていきたいところです。9連戦で、うち最初の6戦は久々のロードになります。まずはボルティモア・オリオールズ (BAL) と3連戦、そしてシカゴ・ホワイトソックスと3連戦です。その後はセーフコ・フィールドに戻ってきてミネソタ・トゥインズと対戦します。初戦、BAL の先発は最初エースのガスリーの予定だったはずですが、スライドして2戦目になるようですね。トラクセル、ガスリー、ダニエル・カブレラというローテーションです。こちらはウィーバー、ヘルナンデス、ラミレスとなっています。

    2007年08月04日

    人気のブログ2895位

     以前も少し書きましたが、私が使っているシーサーブログは毎日ランキングを教えてくれます。ここ最近は3000〜4000位台が多かったのですが、今日見てみたら初めて2000位台に乗っかりました。2895位です。だいたい上位2%くらい、ってことは50人に1人の割合ですから、さしずめクラス一の人気者くらいの人気度でしょうか。なかなかやるじゃん、俺。

     しかしその……なんだ。「ウサギちゃん SAY GOOD BYE」なんてタイトルの記事を書いた直後にこの数字が出たというのは、なんとも複雑です。見知らぬ人は「おっ、イタいヤツがいるぞ」と思って、知っている人は「おっ、乱心してるぞ」と思って見に来られたかもしれません。ただの台風の話で済みませんね。

     このままイタいヤツだと思われ続けるのもシャクなので、ネタバラシをしておきましょうか。「ウサギちゃん SAY GOOD BYE」は吉川ひなのさんが1997年にリリースした2枚目のシングルの曲名です。作詞は本人と藤井フミヤさんの合作です。だから、くれぐれも私をイタいと思わないようにお願いします。

     もうひとつネタバラシをすると、こんな順位なんてものは、そこそこ簡単に操作できます。たとえば、超人気ブログになろうと思ったら、自分の意見なんか書かずひたすら人気のあるもの(たとえばアイドル)に関する情報だけ集めて、切り貼りするだけでいいんですから。そういうのが気が引けるというなら、単に更新頻度を高くするだけでも違います。更新したら検索エンジンの巡回ロボットなどの機械的なものが寄ってきますから、人が見ていなくてもアクセス数は上がります。シーサーブログの場合は、最新の記事の表示があるので、そこにちょっと思わせぶりなタイトルを並べておけば、見に来る人もいるでしょう。中身がダメでも、単に更新頻度が高いだけで数字は稼げちゃいます。
    posted by Yosh at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 当ブログについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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