2006年10月31日

「何者ですか?」

 先日書いた記事にいただいたコメントの中に
「何者ですか?」
という一文がありました。読んだ瞬間はその表現の仕方にぶっ飛んで、「(コメントを書かれた)華やぐさんってオモロい人だなぁ」と思っていました。

 しかしそれから約20日して(つまりは最近ってことですが)、全く別の、このブログのことを知らない人にも一字一句同じ言葉を言われてしまいました。
「何者ですか?」
と。思わず苦笑。

 このようなことがたて続けに起きたとなると、これはもう言った側ではなく、言われた側(私)に原因があると考えざるを得ません。そうなると、次に考えるべきはその対策です。すなわち、この言葉を次に言われたときにどう受け答えをするのかです。

 やはりいちばんオーソドックスな反応は
「待て、怪しい者ではない」
であることは明らかです。しかし、この反応はいかがなものでしょうか? 怪しい者が自分のことを怪しい者と名乗るでしょうか? これでは逆説的に自分が怪しいと言っているようなものです。したがって、このような受け答えはできません。

 では、
「姓は大國、名は義典」
というのはどうでしょう。これもダメですね。そんなことは最初からわかっていることです。相手は名前を知りたいのではなく、正体を知りたいのですから。

「FBI 心理捜査官。」
これもいけません。嘘の正体を名乗ってどうするんですか。仮にホントだとしても、そんな正体を名乗っては全てが台無しです。

「あっし? あっしはただの遊び人でやんす。」
あながち間違っていないような気もしますが、ただのバカだと思われること請け合いです。

「……。」
無言。私が無言でも色っぽくありません。むしろ不気味でしょう。したがって却下。

 こうなるともう、笑ってごまかすしかありません。しかし笑ってごまかすというのは不誠実なやり方でもあります。果たしてどう答えればいいのか、悩みがまたひとつ増えてしまいました。
posted by Yosh at 21:01| Comment(6) | TrackBack(0) | 雑記帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

コーヒーの新兵器“マイクロパウダーセパレーター”の威力(その2)

 さて、先日前振りだけしておいて放っておいたマイクロパウダーセパレーターの記事を思い出したように書いてみます。

 実は購入の最初の動機は、味の改善ではありませんでした。水浸式の水出しコーヒーを作る際に使うと良いなと思ったのです。というのも、普段私はハリオの水出しコーヒーポット(リンク先は購入ページですので不要な人は見るだけにしておいてください)を利用しているのですが、これまでどうしてもメッシュの目詰まりが起きてしまい面倒だったんですね。(これは我が家のミルの設定が偏っていて、いちばん粗く設定しても細挽きになるし、微粉もそれなりに出てしまうのが原因なのですが。)そこで、その目詰まりを解消するために良いんじゃないかと思って、導入してみたというわけです。

 というわけで実験その1。「水出しコーヒー with マイクロパウダーセパレーター」です。この8人用のコーヒーポットでは 80g のコーヒー粉が必要になります。そこで微粉となって使用されない分のことも考えて、普段より少し多めの 84g の豆をミルに投入して挽き、できた粉をマイクロパウダーセパレーターにかけてみました。説明書によると「数10秒振る」ということですので、ここは忠実に。

 そして出た微粉を秤にかけてみましたところ、その量なんと 12g! 想定よりもはるかに多い微粉が出ていました。12/84、つまり実に7分の1が微粉になってしまっていました。逆算すると、80g の粉を得るためには 93g の豆が必要になるということです。ドリップだと1人前分のロス……うーむ。

 とはいえ、重要なのは味と手間の軽減です。そこさえ問題なければ、このくらいのロスは安いものです。逆に味が落ちていては、あるいは想定していた目詰まりの軽減がされていなければ意味がありません。

 ではまず味の方を。私としてはあまり変化を感じませんでした。元々この抽出法は恐らく雑味が最初から出づらいんですよね。多分そこが原因なのでしょう。味は変わりませんでした。私の感覚からはね。

 次に目詰まりの問題ですが、これは完璧に近いくらい解消されました。水を入れる際に微粉が入っているとどうしてもメッシュの中で詰まってしまいポットの中に水が入ってこないという不都合が生じます。その辺はこれまで菜箸で隙間を作ったり、かき混ぜたりなどの涙ぐましい努力でフォローしていたのですが、これでだいぶ楽になりました。また、片付け時に微粉が少ないというのは、泥状になっている部分が少ないということですので、後片付けが非常に楽になります。事前にひと手間かけておくことで、全体的にはかなり楽ができると思います。


 このようにして作ったコーヒーを試しに他の人に飲んでもらいました。今回(密かに)モニターに選んだのは、私のコーヒーをいつも飲み慣れている友人連中ではなく、職場の仲間です。各人各様ではありますが、少なくとも仕事中のお昼はほぼコンビニで済ませなきゃいけない環境で、飲料はどちらかというと缶やパック、ペットボトルを利用することの多い人たちです。

 まずは私と同い年の、責任ある立場にあっていつもお疲れの男性にはそのままブラックを。結果は完飲。心の中でガッツポーズ。こういうとき、私は言語報告はあまり当てにしません。他人からすると「せっかく作ってもらったのに美味しいって言わない訳にはいかない」という心理が働きますからね。なので、2杯目に手が出るかどうかなどを基準にすることが多いです。言葉を基準にする場合も、「美味しい」以外の言葉に耳を傾けます。今回は「飲みやすい。つるっと入る」という言葉が聞けたので多分勝ち。

 さらに同じ作り方で作ったコーヒーを元にカフェオレを作って(これまた密かに)職場の人にモニターしてもらいました。1人は男性で、普段パック飲料のカフェオレを比較的愛飲している人。1人は女性、これまた何度かパックのカフェオレやカフェラテを飲んだのを見ています。もう1人はあまり一緒に仕事をすることのない女性ですが、別方面からの情報で「食べ物の話には食いつきがいい」とのことで、こういうのもアリかな、と。

 こっちの方は自信の持てない結果でした。男性の方は「朝に合うねぇ」とは言っていただけたのですが、その彼はどちらかというと気を遣うタイプなのでどうだろう? という感じ。女性陣は(単に遠慮しただけだったら良いんだけど)2杯目に手が伸びず、という結果。相手に不味いと思われるような物を出したら負けですからね。今回は最悪1勝2敗1引き分けかも知れません。


 おっと、話が思い切りずれましたね。最初に戻りましょう。実験その1「水出しコーヒー with マイクロパウダーセパレーター」は成功でした。
posted by Yosh at 12:56| Comment(4) | TrackBack(0) | 飲み食い三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月30日

臨床心理士資格・一次試験合格発表

 先週の終わりから今週の初めにかけて、先日行われた臨床心理士一次試験の結果が発表になっているようです。私は先日まで、ある志願者の方からの依頼を受け、この一次試験対策のための家庭教師をやっていました。

 心理学者、塾講師両方のキャリアを活かし、過去問を徹底分析し、ティーチングプランを立て、説明に心を砕き、時にはおまじないをかけ(これは比喩表現ですよ。念のため)、とにかく手塩にかけてやって来た訳です。したがって、彼女の受験というのは私の一世一代の勝負でもありました。

 その結果の連絡が今日ありました。見事一次試験をパスしたそうです。彼女に伝えた「おめでとう」は、自分への言葉でもありました。あーよかった。

 しかしまあ、これできっと心理学とは(専門家としては)すっぱり縁が切れるんだろうな。さすがにもうこんな依頼は来ないだろうし、他に接点もないから。寂しいような、せいせいするような。
posted by Yosh at 22:52| Comment(2) | TrackBack(1) | つまみ食い心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月29日

幸せな1日

 たまには特に論旨のない日記じみたことを。

 きのうから今日にかけてはそれなりに予定や計画があったのですが、ことごとく振られちゃいました。予定が次々とキャンセルになり、結果として非常にヒマな1日となった訳です。

 しかし、私はヒマをヒマじゃなくすることに関しては達人であると自負しています。たまっていた家事をそれなりに終わらせた後は、たくさんの雑事とたくさんの趣味を気ままに、しかし次々とこなしていきます。それは、仕事で使う資料を作ったり(私の場合は意外と苦にならない)、コーヒーだったり紅茶だったり、あるいは風呂や昼寝だったり、ゲームやインターネット、音楽鑑賞や野球観戦だったりするわけです。借りていたマンガやまだ見ていないビデオなんかにも手をつけます。

 そうこうしているともう夜に。時間が経つのは早いものです。夕食を食べ終わった直後、討ち漏らしがひとつあるのに気がつきました。これを消化しなければ今日は眠れません。

 それは1冊の文庫本です。新井素子著『ハッピー・バースディ』。新井素子といえば中学から高校にかけて愛読した思い入れのある作家であると同時に、最近新作を見ないことからもう“消えてしまった”と思いこんでいた人でした。(実際には、むしろ私の方が本屋から消えていたんですが。)てっきり、主婦業に専念してしまったのか、あるいは涸れてしまったのかと思っていたのです。ですから久々に寄った本屋で比較的新しい本が出ているのを見て、寡作ながら今でも作家活動を続けていることを知ったのでした。でも最初買ったときは、そんな目で見ていたので内容に対しても半信半疑。

 でも、読みました。だってきっとチャンスは今日しかないから。この日を逃したら、もしかしたら一生読まないかも知れないから。

 ……と、ここまで引っ張っておいて作品の紹介はしません。それどころか、薦めることすらしません。いや、別に人に薦められない作品だという意味ではなく、単に普段から書いているようにその手の感想を書くのが苦手だからです。それに、最初に書いているでしょう? 今日のこの記事は単なる日記だって。論旨がないって。

 ただ、読後感にだけは触れておきましょうかね。これはもう一言「幸せ」につきます。ずっと長い間忘れていた快感が体中を走り抜けました。作者の力か、それとも波長が合うのか、多分両方でしょうけど、私はこの人の作品には妙に浸れちゃいます。この「浸れる」感覚を共有できない人は、恐らく彼女の作品にそんなに魅力を感じないんじゃないかな。

 そういえば昔、私はひとりでいる時はひとりの世界に思う存分浸り、そのとりとめのない感情にに身を任せるのが大好きな少年でした。それを手伝ってくれたのが、中高では新井素子だったのです。そして今日、そんな日々にタイムスリップできたのです。こんなに気持ちの良いことが他にありますか?

 ……大人になった私は「まあ他にも多少はある」って答えちゃいますけどね。でも、感情が揺さぶられる快楽は今でも捨てがたい魅力があることに気づかされました。ひとりっきりの時、たまには大人も常識人もやめて感情を好き勝手に暴走させてみよう。うん。
posted by Yosh at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年ワールドシリーズ・カーディナルズ優勝

 生では見られませんでしたが、どうやらワールドシリーズ第5戦、王手をかけていたセントルイス・カーディナルズが4−2でデトロイト・タイガーズを破り、見事栄冠を手にしたようですね。私はそのニュースを知った後に後追いで試合を見たのですが、結果がわかっていてドキドキ感があまりないはずなのに熱く観戦できるほどの好ゲームでした。

 デトロイトはやや運もなく、前日から失策がらみでの失点など、悪い雰囲気に支配されていたように思います。短期決戦はこれがあるから恐いですし、おもしろいですよね。その辺はちょうど今年の日本選手権シリーズの中日ドラゴンズにも通じるところがあると思います(実は日本シリーズ、私はあんまり見られていないんで、チト怪しいかも知れませんが)。ただ、それでもそれにへこたれない底力のようなものも強く感じさせてくれ、それが4−2という僅差の好ゲームにつながったのでしょう。

 最終戦ではなんといってもセントルイスの先発、ジェフ・ウィーバー投手のピッチングが素晴らしいものでした。途中、何度かピンチも迎えましたが、冷静に最小限の失点(8回2失点)で留め、またそれ以外の場面ではつけいる隙がないほど切れ、コントロールとも冴えていました。9回、抑えに出たウェインライト投手は2アウト1・3塁というピンチを迎えたものの、冷静さを失わずよく抑えました。バッテリー間で「2点差だから1点は取られても構わない」という意識が徹底されていたのでしょう。この辺はモリーナ捕手もさすがです。

 打つ方では特別なヒーローがいたというよりも、みんなでコツコツ積み上げた4点といった感じでした。その中で決勝点となった3点目のホームを踏んだのは田口壮外野手。地味ではありますが、そつのない非常に貴重な働きでチームに貢献してくれました。また、守備でも素晴らしいクッションボールの処理でバッターランナーを2塁打に留めたのも印象的でした。結果として、次の打者のピッチャーゴロでそのランナーが刺されて敵の流れを断ち切っていますから、1点を争う好ゲームで非常に大きなプレイとなりました。普段のブログ記事ではあまり触れていませんが、私にとって田口壮という選手には特別な思い入れがありますので、心からの「おめでとうございます」の言葉を贈ります。

 ああ、これで今年の野球も終わっちゃったな……。毎年言っていますが、この時期から来年の春まで、しばらくは寂しいんですよね。鬱というほどじゃないんですが、数ヶ月ほどまた何かが足りないような気持ちで過ごさないといけないのが少しだけ悲しいです。それでもまあ、アジアシリーズや日米野球、マスターズリーグなどもありはしますから、それを楽しみにしておきましょう。ちなみに「日米野球なんてお遊びは見る価値がない」と思っている方、ぜひとも「米」の方に注目してください! 選手にもよりますが、基本的にいざグラウンドに立ったら彼らは全力プレイ、真剣勝負の様相を見せてくれますから。

2006年10月28日

コーヒーの新兵器“マイクロパウダーセパレーター”の威力(その1)

 夏頃に偶然奇妙な物を発見しました。仕事の関係でたまたま東広島のフジ(スーパー)に行ったのですが、そこでこの“マイクロパウダーセパレーター”なるシロモノを知ったのです。ただし、現物を見たわけでなく、コーヒーメーカーの横に置いてあるカタログに掲載されていただけなんですけどね。気になったのでそのカタログをもらって帰りました。

 この器具、何物かといいますと、コーヒーを入れるときに使う物です。コーヒーを豆から粉にするとき、どうしても皮のカスや細かくなりすぎた粉などの雑味の元ができてしまいます。本製品を使えば、それを取り除けるのです。

 とはいえ機構は至って単純。電気の力も借りません。要はシェーカーの中に目の細かいザルが仕掛けてあるだけです。挽きたての粉をザルに入れて、数10秒ほど振れば雑味の元を取り除けると、そういうシロモノなのです。ちなみに外見はこんな感じ(Amazon.co.jp の購入ページに飛びますのでお気を付けください)。

 気にはなったものの、この新製品が果たして実用に耐えうるものか気になったので、カタログを持ってニシナ屋さんに相談に行きました。その時は「あまり神経質にならなくても良いカモよ」とか「昔は軽く息を吹きかけて飛ばしていた」とか、いろいろ情報を頂きました。

 それからしばらくしてお店に寄ると、マイクロパウダーセパレーターが入荷されていました。「せっかく紹介してもらったから……」とありがたい言葉つきです。ブログ等を拝見していると特に若い男性を中心にナカナカ売れ行き好調だとか。やはりこういうものは探求心旺盛な男の子(いわゆる「いつまでたっても」というヤツ)に受けるんでしょう。かく言う私も、典型的なそのタイプです。しばらく迷っていましたが、結局自分で試すのがいちばんの近道と思い購入を決意しました。

 今回の記事は、購入から2週間だか3週間だかが経っていろいろ試した結果を報告したいと思います……が、ここまでで十分に長くなってしまったので、今日のところは前振りのみ。実際にいろいろ実験してみた結果は後日!
posted by Yosh at 00:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲み食い三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月27日

2006年秋・東西味くらべ大会

 引き続き、福屋広島駅前店で開催されている「東西味くらべ大会」に行ってきました。これは八丁堀本店で開催される「全国うまいもの大会」の流れをくんだイベントですね。特定の国、都道府県や地域ではなく、日本中から食べ物ばっかり出店しているのが特徴です。

 こちら、最初は行くつもりもなかったのですが、仕事中に急に時間が空いてしまいまして(ちなみに職場は広島駅付近)、同時に腹もかなり減っていたので急遽行ってみました。なぜ最初は行くつもりがなかったのかというと、過去の実績からいうと正直あまりやる気を感じないような雰囲気があったんですよね。配置にしても、出店店舗にしても、あるいは販売をしている人にしても(近隣にライバル店舗がないから、必死さがないのかなと勝手に分析)。なので、正直全く期待していなくて、めぼしい物が何もなかったら先日紹介したイタリア料理店でピザを食べようかとすら思っていました。

 が、期待は良い方に裏切られました。今回の出店状況はナカナカそそります。半数以上が新規出店になります。そして、その新規出店店舗にユニークなものが多いのです。たとえば仙台からはずんだもちを使った「ずんだたいやき」、東京のシリアルマミーというお店からは、見た目はハンバーガーだけど実はケーキという「マミドバーガー」など。変わり種だけでなく定番の名物であるきんつばや明太子、海の幸では白えび天ぷらや穴子寿司、他にも餃子や豚まんなど、押さえるところはきちんと押さえています。詳しくは、福屋公式サイト広告チラシを公開しているページがあります。裏面にこの「東西味くらべ大会」が載っています。

 イートインも2店舗あります。鹿児島の豚料理の店「ゆうしょく亭」と長崎のちゃんぽん屋「王鶴」です。私は結局「ゆうしょく亭」の方に入り、そこの黒豚スタミナ丼を食べました。お値段は680円と、これまたこの手のイートインにしては良心価格です。大ぶりの丼に入っていますので、量は多めですね。味も良く、私はかなり気に入りました。トンカツの定食など他のメニューもあり、実はまた行こうかどうかちょっと迷い中です。

 ちなみに出店状況以外のやる気のなさも、ある程度ではありますが解消されているような印象を受けました。意外にも、今回の物産展商戦では一押しになるかも知れない大穴の出現です。
posted by Yosh at 03:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲み食い三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月26日

「アルテック ミー Nishinaya」の場所

 物産展帰りに幟町の小柴クリーニング(クリーニング屋)に寄って、そこでふとこの近くにオープンすることになっている「アルテック ミー Nishinaya」の場所を確認しようと思い立ちました。先日も少しだけ触れましたが、コーヒー豆屋さんです。

 「RCC 文化センターの近くで、最近改装した有名なフランス料理屋の隣」と聞いていましたが……あったあった。地図でいうとこの辺りですね。雅司亭の隣でした。

 有料ですが試飲ができるお店と聞いています。11月1日のオープンが楽しみです。
posted by Yosh at 13:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲み食い三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年秋・福岡県の物産と観光展(福屋本店)

 福屋広島本店の「福岡県の物産と観光展」に行ってきました。簡単にレポートを。ちなみに私は基本的に食い物にしか目が行かないので、それ以外のモノについてはパスということで。

 まずはイートインで昼食を取りました。先に食べて腹をふくらませておいたら、余計な買い物をしなくて済むからです。一心亭というラーメン屋が入っていました。長浜ラーメンなんですが、イートインとしては珍しく価格が良心的で525円という安さ。味の方は特別なインパクトがある訳じゃないですが、普通に美味しく食べられました。

 その後はいろいろと見て回りましたが、ナカナカ面白そうなものがたくさんありました。幅2センチ程度のミニたい焼きといった感じの「カスタ焼」、それから名物「明太子」、変わり種としては「山菜のさしみ」「こんにゃくのさしみ」などといったものもありました。ラーメンはイートイン以外にも販売用の袋入り生麺もあります。小カニのフライも結構美味そう。でも、中でも一番目を惹いたのが「赤い恋人」。何ものかというと明太子こんにゃくです。わはははは……。
posted by Yosh at 13:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲み食い三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月25日

広島デパート・秋の物産展日程2

 さて、秋の物産展商戦は第2弾に入りましたよー。

■福屋・八丁堀本店
  • 10/26(木)〜31(火):福岡県の物産と観光展
  • 11/2(木)〜8(水):北海道の物産展[第一会期]
  • 11/9(木)〜14(火):北海道の物産展[第二会期]

    ■福屋・広島駅前店
  • 10/26(木)〜31(火):東西味くらべ大会

    ■天満屋・広島八丁堀店
  • 10/19(木)〜31(火):北海道の物産と観光展

    ■そごう・広島店
  • 10/24(火)〜10/30(月):宮城県の物産と観光展

     とりあえず天満屋の北海道物産展に行ってきました。ざっと見た感じだと今回は特別のサプライズもなく無難な出店状況だと思います。ただ、北海道は基本的にレベルが高いので、無難で十分に満足できるレベルではないかと思います。チョコスフレ(1個、すでに完食)とロイズの生チョコ(ビター)を入手しました。
  • posted by Yosh at 01:14| Comment(3) | TrackBack(0) | 飲み食い三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2006年10月24日

    日本史教育重視?

     なんか今度は日本史教育を重視するという話が出てきてるみたいですね。これについて私はこんな感じの意見です。「理念としては賛成。現実は反対。」

     歴史を学ぶことは素晴らしいことです。温故知新といいますし、過去を学ぶということは現在を学ぶことでもあるわけですから、非常に有意義です。この民主主義の時代、国民はひとりひとりが多少なりと政治的主義主張を、あるいはそこまで行かないにしろ意見と呼べる物を持つのは基本中の基本です。いわば暗黙の義務と言って良いでしょう。そして、歴史に関する知識は明らかにその礎となります。

     ……理想論はね。

     現実はどうでしょう。日本史の教科書は単なる事実(とされているもの)の羅列です。ここから一体何を学べと。教えている先生も、みんながみんなとは言いませんが「ここ、テストに出るから覚えとけ」と合理的に淡々と教える人が多いように思えます。

     よく文系の高校生の口から聞くのが、「学校の日本史の授業が終わらない(現状の授業数では、最後まで進めない)」というグチです。要は、現状では先生もとにかく大量の歴史事項を詰め込むために淡々と進まざるを得ないのです(しかも、それでも間に合わない)。受験勉強はとかく「詰め込み」と批判されがちですが、各教科で様々な改革が行われ、失敗もあるけどもそれなりの成果も見られる中、日本史だけが従来の詰め込み教育を全く改善していないという訳です。一体、そんな知識の断片から(たとえば藤原家の家系図から、あるいは明治憲法の施行された年月日から)我々は何を学び取ればいいのでしょうか?

     もちろん、ある程度は自分で考えることも大事です。他人に与えられるのではなく、一見単なる事実の羅列に見える物から何かを読み取る力も必要でしょう。また、あまりにもメッセージ性が強すぎる教育というのは思想操作につながるというのもわかります。でも、現状はちょっと極端すぎます。

     「日本史教育をもっと強化」って、一体何を強化するつもりなんでしょうか。授業数? 学習指導要領(覚えなければならないこと)の内容? 具体的な内容もなく単に「強化」というとそういう意味に聞こえますよね? そんな量的強化は現状を考えると有害でしょう。したがって、現状出ている情報の範囲内で言うと、日本史教育の重視には賛成できません。

     もし日本史教育をもっと強化するとすれば、量的な物ではなく質的強化にすべきです。そして、そのためにむしろ量の方は減らすべきでしょう。たとえば、こんな試みもおもしろいでしょう。日露戦争について、その流れも含めて従来のカリキュラムで教えます。その後、ロシアでは、あるいは第三国ではこの日露戦争をどう教えているのかを改めて学ぶのです。いかがですか? 結構おもしろそうな試みでしょう? もし、あなた自身がおもしろそうと感じなかったとしても、現状の高校日本史よりも「おもしろそう」と感じる人は増えそうだとは思いませんか? これは単なる思いつきに過ぎず、実際にやってみたら問題点も出てくるかも知れません。しかし、内容さえ洗練させれば、現状よりもずっとマシになることはほぼ間違いないと思います。

     素人の私にすら、他にもいろいろアイディアは出せそうです。意識の高いプロの先生方なら、もっとあるんじゃないでしょうか? たくさんのアイディアがありながら、教育カリキュラムと大学受験という壁によって実現できないと嘆く現場の先生方は多そうです。強化すべきはそういうアイディアであって、断じて量ではありません。

     世の中にある多様な価値観を認識し、その中から自分の考えを生み出すという作業は、誰もが日常的にやっていることです。この作業をより奥深く意義深くやっていくには、こういうところから訓練し始めておく必要もありそうな気がします。そうすれば、日本人の弱点といわれる「批判に弱い」「議論下手」というのもある程度解消できるかも知れませんね。

     そういえばちょうど今日ですが、スポーツライターの上田龍さんがご自身のブログで、非常に日常的な題材を元に「現在日本に蔓延する不寛容」について書かれていました。この「不寛容」は私には「批判に対する弱さ」、ひいては「価値観の多様性に対する不理解」に通じるように思えます。
    posted by Yosh at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2006年10月23日

    【広島のお店】Berretto(ベレット)

     久々にお店紹介です。今日は福屋広島駅前店の11階レストラン街にあるイタリア料理のお店「ベレット」を紹介します。このレストラン街には実はイタリア料理店が2軒もあります。エスカレーター近く(フロア中央側)にある別のお店と、外縁にあるこのお店。今回は、ディスプレイが非常にわかりやすかったこちらを選んでみました。

     そのディスプレイというのは、たくさん(20枚くらい?)のピザ、ピザ、ピザ。なので最初はピザの店かと思っていました(先週くらいにちょろっと記事に書いたアレです)。ですが実際にはスパゲッティや一品料理、デザートや飲み物などがちゃんとあるイタリア料理店でした。

     お店は本当は広いのでしょうが、仕切り方のせいかそんなにただっ広くは見えません。入り口近くのテーブル席は団体さんが予約していたのか、たくさんの外国人(白人。イタリア人?)の方が座って盛り上がっていました。私は窓際のカウンターっぽくなっている席へ案内されました。窓際と言うより窓に向かって座っている感じですが。ちなみにそこから見える夜景はほぼ全て JR 広島駅ですので、あまりムードがあるとは言えないかなと。隣のカップルも、ムード満点と言うよりバカ話に興じていましたし。

     さて、肝心のお店なのですが、私としては「良いバランス」だなと感じました。値段、味、雰囲気など良い感じに気軽に入れるなと。今回はいろいろソーセージのピザを注文しましたが、これはシングルサイズで確か850円、レギュラーでも1000円ちょっとだったと思います。他のピザもおおむねこんな感じ。シングルサイズがあるという配慮がうれしいですね。味もナカナカのもので、満足しました。

     接客形態はあまり格式張っていません。いわゆる一流レストランのような接客ではなく、たとえば食器(ナイフ、フォーク、スプーン、皿、お手ふき)が最初からテーブルの上にかごに入れて置いてあるのですが、そのくらいの感じです。ファミレス以上、高級店未満ですね。こういうと一見高く評価していないかのように思われるかも知れませんが、そうではありません。私にはこのくらいがちょうど良いですし、恐らく多くの方にとってもそうじゃないかと思います。

     さて、〆にはペペロンチーノ(このお店での商品名は「アーリオ・オーリオ」)をと思って食べました。ゆで具合 OK、塩加減は良い感じ、ニンニクの火の通り具合も良好、そしてとうがらしが激辛! なのでお気を付けください。辛い物は割と得意な私ですが、心の準備ができていなかったのもあったせいかこれにはひどくビックリしました。ただ、最初からそういうものだと思って食べたら、辛い物が好きな人には美味いと思いますよ。

     営業時間は福屋広島駅前店レストラン街に準じていると思います。ですので、多分ラストオーダーが21時で閉店が22時ではないかと。また行きたいですね。
    posted by Yosh at 12:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 飲み食い三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2006年10月22日

    言い訳の心理(セルフハンディキャッピング)

     私事ですが、今日は久々に TOEIC の試験を受けてきました。出来はチト芳しくないです。

     それはさておき、今日は「セルフハンディキャッピング」という心理について説明しましょう。強い、弱いはありますが、人間誰しもにあり得る心理であり、恐らく皆さんにも多少なりと心当たりがあるんじゃないでしょうか。

     この「セルフハンディキャッピング」というのは端的に言うと、言い訳のことです。何か目的や目標があったとして、それを達成できれば良いのですが、必ずしも自信がない場合というのもあります。その時、やれるだけのことをやろうと前向きになるのか、なんやかんやと言い訳を作って失敗したときに備えるのかは……

    自由だー!

     コホン。済みません。気を取り直して説明し直します。要はこういうことです。人間は失敗した時、自分のプライドが傷ついたり自分の良いイメージを損なったりする恐れがあります。そうならないためにあらかじめ何か言い訳を作り出して、いわば心の保険をかけることを「セルフハンディキャッピング」と言います。

     ただしここで言う「言い訳」は、普通に他人にするだけではなく自分に対しての言い訳という意味も含みます。また、言い訳というと普通は言葉によるものを指しますが、このセルフハンディキャッピングというのは「言い訳にできそうな事柄や悪条件を作り出す」ことも含めます。

     たとえば試験前によく「全然勉強していない」なんて言う人がいませんでした? アレって他人に言うというより自分への言い訳・保険的な要素が大きいと思いません? こういうのが言葉による言い訳、セルフハンディキャッピングの中では自己報告ハンディキャップ (Self-reported Handicaps) と呼ばれる物です。

     あるいは、ホントはそこまで調子悪いというほどじゃなくても、「調子悪い、今日は勉強をせずに休もう」とかそんな風にして敢えて自分を悪条件に置いてみるだとか。これが行動セルフハンディキャッピング (Behavioral Self-handicapping) です。セルフハンディキャッピングにはこの2種類があるというわけです。

     では、「俺はわざわざ努力しないからそんなにモテないけど、ちゃんとしたらモテるんだぜ」というのはどうでしょうか? これは、そういう発言をすることが前者、実際に努力しないのが後者ということで、両方のセルフハンディキャッピングを使用していることになりますね。

     いかがですか? 恐らく皆さんの多くがドキリとしたんじゃないでしょうか。何かをしなければならない時、この「セルフハンディキャッピング」のことを少しだけ思い出してみると良いかもしれません。

     ところでまた私事ですが、最近仕事が忙しくて改訂された TOEIC 試験の対策が十分できてなかったんですよね。困ったことにリスニングでは従来のアメリカ英語ばかりではなくイギリス、カナダ、オーストラリアでの発音が均等に出てきますが、私はアメリカ英語しかわかんないですよ(それすら得意じゃないのに)。しかもきのうは会社の飲み会で夜中2時半までカラオケしていたし、結局帰って寝たのが4時。睡眠時間があんまり取れなかったんですよね。あと、TOEIC テストの実施要項にも問題があると思います。腰が悪い私としては2時間ずっと座りっぱなしというのはかなりの負担になります。それに(以下略)

    posted by Yosh at 22:31| Comment(4) | TrackBack(0) | つまみ食い心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2006年10月21日

    The Gamers 続報

     さて、先日紹介した "The Gamers" ですが、あちらの会社のお偉いさんから連絡がありまして、「順調にいけば12月に DVD をリリースできそうだ」とのことです。この会社の過去の作品の例から想像するに、多言語版対応のリージョンフリー DVD として発売するんじゃないかと思います。値段は多分20ドル前後でしょう。はっきりわかったらまた書きます。

     ちなみに、翻訳業界ではせっかく訳したのにそれがリリースできなくなるというケースがそこそこよくあるみたいです。が、今のところこの会社は結構順調にリリースを続けているようなので、多分きっと大丈夫だと思います。

     ……大丈夫だったらいいなぁ。
    posted by Yosh at 10:04| Comment(4) | TrackBack(0) | 本とかTVとかネットとか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    さあ! 2006年ワールドシリーズだ

     海の向こうでは、リーグ優勝決定戦が終わりました。すでにアメリカン・リーグの方はデトロイト・タイガーズが優勝を決めていましたが、ナショナル・リーグの方もセントルイス・カーディナルズが優勝を決めました。というわけで、今年のワールドシリーズはこの両チームの戦いになります。

     ところでこのワールドシリーズの「ワールド」ですが、元々はスポンサーの名前であって別に「世界一を決める戦い」という意味ではないというのをご存じでしょうか? 私は数年前に知ってビックリしたんですが。"The World" という新聞がスポンサーとしてついていて、その名を冠したのが「ワールドシリーズ」という呼び名の始まりなのだそうです。ただし今はスポンサーをやっていません(そもそもこの新聞がまだあるのかも知らないですけど)。とは言え、将来的に本当に「世界一の戦い」となることを見据えてそういう名前にし、そしてその名を残したという意図はあったみたいですけどね。

     つまり、よく言われる「ワールドシリーズは本当はワールドじゃない」ってのは、歴史的観点から見ると誤りであると言えます。また、そのような意見の中にしばしば含まれる「アメリカをもって世界と称するのは傲慢」というのも、勘違いから生じているとはいえ言いがかりの類ということになりますね。ちなみにこの知識がなかったとしても、MLB にはトロント・ブルージェイズというカナダのチームがあるわけですから、「アメリカの」はおかしいですけど。

     おっと脱線。今年対戦する両チームはいずれも20年以上ワールドチャンピオンから遠ざかっています。とはいえ MLB は30チームあるわけですから、22年ぶり(デトロイト)や24年(セントルイス)ならまだ恵まれている部類かも知れません。そう考えると、優勝リングを獲得するというのがいかに至難の業であるかというのがよくわかります。

     それでも、実は日本人選手は結構ラッキーな人が多く、すでに伊良部(ニューヨーク・ヤンキーズ)、高津臣吾、井口資仁(共にシカゴ・ホワイトソックス)が獲得していますね。昨年のシカゴ優勝時にイチローが井口を評して「あいつなめてるよね」と笑いながら言っていました。これを見て何も知らない人の中には「イチロー傲慢だな」と思った人もいらっしゃるようですが、そりゃ突然 MLB にやって来て、その1年目で、しかも約90年も優勝から遠ざかっていたチームで勝ち取ったんですから、そうも言いたくなるでしょう。そして今年、果たしてここに新たに田口壮の名前が加わるのかを楽しみに見ていきたいと思います。

     というわけで今年はカーズを応援。注目選手は NLCS(ナショナル・リーグ優勝決定戦)の MVP、スーパン投手、主砲のプホルス一塁手、そして控えながらポストシーズンの打率1.000の田口壮です。

    2006年10月20日

    よく考えたら、なっちかわいそう?

     最近は翻訳だの英語だのの話をよく書いているので、「なっち」というと戸田奈津子センセエのことかと思われるかも知れませんが、そっちではなく元モーニング娘。で歌手の安倍なつみさんのことです。悪しからず。彼女は2004年の冬だかに、詩集で盗作しているのがバレてしばらく謹慎していましたが、皆さん覚えていますか?

     まあ盗作は悪いことですが、最近ふと思ったんですよね。なぜ安倍さん「だけ」が謹慎という罰を受けたのか? なぜたくさんいる他のパクり主は糾弾されないのか、ということを。たとえば昔から B'z といえばパクりで有名です。ファンの中にも「これは○○のパクりで、あれは××のパクり」とそらんじられる人もいるくらいの公然の秘密。他にパクりで名を馳せていると言えば浜崎あゆみさんが「Cocco の詞からのパクリと見られる」疑惑の歌詞をたくさん指摘されています。あるいは大塚愛さんはメロディのパクリをよく指摘されます。オレンジレンジの確信犯(←今風の誤例的用法)も非常に有名です。どこまでを盗作と見るかは議論が分かれるところでしょう(たとえば、一般にオマージュと見られる引用は普通はパクリとは言いませんが、人によってはそれもパクりと感じるかも知れません)。ですから、ここではどっからどう見ても黒と言われている人たちだけを挙げておきます。でも、彼らは別に何もないよね? あ、一応「のまねこ」は痛い目に遭ったか。

     ここ数日、どうもこのミステリーに心を奪われていたのですが、今日、その答えのヒントになるニュースが流れてきました。槇原敬之さんが CHEMISTRY に提供した楽曲の詞の中に「銀河鉄道999」からの盗作があると、同マンガの作者である松本零士さんが指摘したというニュースです。それに対する槙原さん側のコメントは基本的に「知らぬ存ぜぬ」でした。

     ここで、問題の箇所が本当に盗作だったかどうかは、多分あまり重要ではありません。ポイントは恐らく、槙原さん側がそのように主張したら、仮に盗作だったとしても事実認定が非常に困難であろうことだと思います。つまり、本人が認めなければそれ以上責めることが難しくなるということです。マッキーは認めなかった、なっちは認めた、これはポイントのひとつじゃないかなぁ。のまねこの時も「インスパイア」とか訳のわからん言葉を使って、結局認めましたし。

     でも、これだけで十分説明できるかというと、まだ疑問点が残りますよね。たとえばオレンジレンジは自らパクリをおおっぴらにする趣旨の発言をしています。が、それについて何ら深刻なダメージを受けていません。一部ネット等で騒がれることもあるようですが、痛くもかゆくもないように見受けられます。

     そんな訳で、まだまだ謎は解決できずにいます。何かヒントになるようなことでも良いので、心当たりがあったら教えてくださいマシ。>皆様
    posted by Yosh at 00:00| Comment(12) | TrackBack(0) | こだわり! 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2006年10月19日

    しつこいようだが WBC の影響ってあったの?(日本人打者編)

     引き続き、打者編です。打者については、 OPS を基準に考えていきましょう。この OPS という数字は以前にも簡単に紹介しましたが、(出塁率)+(長打率)という非常に単純な式で表せます。この指標の良いところは、古典的な打率、本塁打、打点といったものよりチームの勝利との相関が高い(要は、関係が強い)ことと、他のもっと優れていると言われる指標よりもずっと計算が簡単であるということですね。

     主な弱点としては、数字を見ても感覚的にどのくらい差があるかわかりづらいことと、走塁などのいくらかの要素が無視されすぎていることが挙げられます。たとえばイチローや川崎などの俊足巧打タイプの選手は過小評価されてしまいます。それでも、打率等を指標とするよりずっとマシです。また、もっと優れているとされている指標は計算の元となるデータが一部手に入らないため、計算できないのです。これらの理由から、今回はこの OPS を使うことにしました。

     さて結果ですが、チームの打者17名を総計したデータを元に算出した OPS は、2005年が.840、2006年が.821でした。その差は.019です。これがどの程度の差かという判断は簡単ではないかも知れません。ただ、出塁率と長打率を足した数字であることを考えると、私はそんなに大きな差のようには思えません。

     また、この差は去年のセ・パの本塁打王である新井貴浩(広島)、松中信彦(福岡)両選手の本塁打数の大幅な減少に寄るところが大きいようです。新井は広島市民球場で採用されたボールの違いと、バッティングスタイルの変化の両方の要因があります。松中については詳しく見ていませんが、やはりファンの間ではスタイルの変化があったと言われることが多いようですね。その結果、新井は「チャンスに弱い4番」から「チャンスに強い4番」に変身し、松中も首位打者を獲得しています。残念ながらこの辺りがどの程度影響しているのかは OPS ではよくわかりませんが、もしかしたら過小評価になっているかも知れません。

     また、打数についても見ていきましょう。17名の選手の合計を算出したところ2005年が8481打数、2006年が7808打数でした。その差は673ですから、年単位で見ると選手1人分とちょっとですね。しかも、この差のうちのほとんどは多村仁(横浜)と宮本慎也(東京ヤクルト)の故障による物です。2人合わせて去年よりちょうど600打数少ないですね。また、相川亮二捕手は昨年より110打数出番が少なく、以上の3人をのぞけば、全体として出場機会は増えていると言えるでしょう。

     こういう結果になるのはある意味で当然です。代表選手の選出段階で、普通は故障で長期離脱していた選手を選ぶことはまず考えられません。そして、選手を17名選んだら、その中からレギュラーシーズンで故障による長期離脱者が数名出ても何の不思議もありません。したがって、打数の減少を理由に WBC の悪影響があるなどとはとても言えません。むしろ、意外と故障や不調などによる出番の減少は少なかったと言えるのではないでしょうか。

     以上より、打者についてはほぼ影響がなかったと結論づけて良いと思います。また、投手に関しても影響があったとは明白に言えなかった訳ですから、少なくとも「WBC により悪影響がある」というのを当たり前のように言うことは間違いであると言うことはできるでしょう。

     私は WBC 開催1ヶ月後に初めてこの題材について分析したときに、
    もちろん、影響はあるに決まってます。しかし、それがプロの野球選手が克服できないほど大きなものなのかどうなのか
    という疑問を投げかけました。少なくとも今大会の日本チームに関しては、ほとんど克服できたと言えそうですね。

    2006年10月18日

    しつこいようだが WBC の影響ってあったの?(日本人投手編)

     さて、半年も前に予告したことを今さらのように引っ張り出します。それは、WBC に出場することでレギュラーシーズンに影響を与えるかどうかという問題を検証することです。前回は、ひとまず1ヶ月後に分析し、全体的にはほとんど影響なしという結論になりました。では、1シーズン終了時点で見たらどうなるでしょうか?

     今回はまず、日本チームに関わった(中途離脱や追加招へいの選手含む)投手を見ていきましょう。日本チームには15名の選手が所属しました。彼らの2005年の成績を総計すると、投球回数が1985 1/3、自責点615で、防御率2.79 となります。さすがは日本を代表する一流投手ばかりですね。では、彼らの2006年の成績を総計するとどうなるでしょうか? 結果は、投球回数が1650 1/3、自責点518で、防御率2.82でした。防御率ベースで見ると、ほとんど差はありません。

     では、影響はないと結論づけて良いのでしょうか? 必ずしもそうとも言えなさそうです。投球回数を見ると、昨年より実に335イニングも少なくなっているのです。これは、1人につき平均約22.3イニングも少ないと言えます。大ざっぱに言って、先発3回分に相当します。一流先発投手の勝率は普通5割を超えますので、「1人につき2勝程度を損している(別の選手で穴埋めしなければならない)可能性がある」という言い方もできなくはないでしょう。

     ただこれは、故障等により去年より投球回数が極端に減った選手がデータを歪めている可能性もあります。そこで、昨年よりも50イニング以上投球回数の少ない選手(具体的には福岡ソフトバンクの杉内、東京ヤクルトの石井弘寿両投手)のデータを差し引いて再計算してみました。しかしそれでも1人につき平均16イニング少ないという計算になります。やはり1人につき1勝くらいは損している計算になります。

     以上のデータをどう見るかは難しいところです。分析は非常に大ざっぱですし、イニングの減少は単なる偶然が重なっただけかも知れません。仮にこの適当な分析が正しいとして、では5人もの投手が出場し WBC の負の影響をもろに受けたと言われる千葉ロッテはどうなるでしょう。5勝分は損をしたが、それを勝ちとしてもプレイオフには進めなかったという計算になります。果たしてそんな風に安易に言えるのでしょうか。他にもいろいろとツッコミ所はあり、疑問はつきません。ただ、投手については「もしかしたら影響があったかも知れない」という位の言い方はできると思います。

    2006年10月17日

    映画の字幕翻訳やりました

     ふとしたきっかけで、ある映画の字幕翻訳を手がけることになりました。で、しばらくの間その作業に従事していましたが、今日めでたく終了しました。

     その映画のタイトルは "The Gamers"。Dead Gentleman Production というアメリカの小さな映画会社が作った、TRPG をテーマにした映画です。元々は別の方が翻訳をしていたのですが、その方は TRPG をご存じないので、どうしてもわからないところがたくさん出てきます。その部分のお手伝いを「監修」という形でさせていただいたのです。

     翻訳者は言葉の選び方などかなり上手い方だったのですが、いかに有能な翻訳家でも "He had to have, like, a dex of 20 or something." (「あのキャラ、絶対【素早さ】20くらいあるよな。」)をゲームの知識なしでは絶対に訳せないでしょうからね。結果として大小合わせて半数近くの字幕を手直しすることになりました。

     さて、肝心の内容ですが、とある大学の TRPG ゲーマーを題材にしたコメディ映画です。正直、TRPG を知らない人にはこれっぽっちもお勧めできません。が、知っている人は機会があればぜひ手に取ってみてください。それなりに楽しめる作品ではないかと思います。私のお友達はぜひ私のよしみで見てみてくださいマシ。公式サイト内に予告編もあります。これを見たらだいたいどんな感じかわかるでしょう(当然ながら音が出ますので、お気を付けを)。
    posted by Yosh at 00:44| Comment(7) | TrackBack(1) | 本とかTVとかネットとか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2006年10月16日

    PC アカウント設定

    ※済みません。内輪向けです。
     うちで PC をよく使う3名のアカウントを新しい PC の方で作成しました。今度から PC は自分のアカウントでログオンして自由に使ってかまわんです。
    posted by Yosh at 14:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 内輪向け連絡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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