2006年08月31日

ユメクイ/大塚愛

 大塚愛さんの曲『ユメクイ』が最初の頃『コメクイ』に見えて、「どんだけ飯喰いたいや」と思ってました。
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2006年08月21日

久々のカラオケとか

 先日、久々にカラオケに行ってきました。仲間内でのカラオケはあまり空気を読んだりする必要もなく、またうろ覚えの曲を入れるなどの冒険や実験も気楽にできるのが良いですね。まあよそ行きのカラオケの、1曲1曲がウケが取れるかどうか勝負! という抜き差しならない感じも嫌いじゃないですが。

 で、今回の実験はヒライケンジの物まね。結果は……むずっ! できなくもないような、できてないような、微妙な感じ。

 で、そのヒライケンジが CD を出すんだそうで。曲は「大きな古時計」の模様で、さすがに平井堅オリジナル曲は無理だったんだろうなぁ……などと思ったのでした。

 ところでこの記事のカテゴリって本当に「こだわり! 音楽」で良いんだろうか……。
posted by Yosh at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | こだわり! 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月16日

おでんと添い寝

 さて、お盆で仕事がお休みの間、2日ほどおでんと添い寝をしてきました。「Yosh もついに乱心したか」と思うなかれ。友人のみさいるシンちゃん&美紀さん夫婦の飼っている室内犬の名前がおでん(メスのコーギー。多分3歳)と言うのです。

 こちらのご夫婦宅には、盆、正月、ゴールデンウィークなどの大型連休になると、そのうちの何日かみんなで集まらせてもらうのが年中行事のようになっているのですよ(いつもありがとねー>2人)。で、今回も例に漏れずお邪魔したのです。

 最近は、友人宅に遊びに行って少し遅い時間までいると、スタミナ切れでいつの間にか意識を失うように寝てしまいます。おかげで、同じくお客さんに興奮してスタミナ切れを起こしたおでんと一緒に添い寝と相成りましたとさ。

 ちなみにおでんは玄関のチャイムが鳴ったら、入り口付近にやってきて吠えます。シンちゃん曰く「仕事をしているつもり」なんだそうですが、おでんはこの仕事を誰が来たときでも勤勉に遂行します。おかげで今日、届け物に来た配達員の方に対しても、いつも通り吠えていました。で、その際に後ろから我々がそれを制止するために「おでん! おでん!」と呼びかけたりします。もしかしたら、配達員の方は「この家はみんなご乱心か?!」と思っているかも知れません。玄関で届け物を受け取った美紀さんに、後で
「なんかあの場面で『おでん、おでん』言うのってある種のプレイだよね」
と言ってしまいました。
posted by Yosh at 03:23| Comment(2) | TrackBack(0) | お友達紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月15日

YOSHIKI と Gackt が新バンド

 ついさっきネット上のニュースで見たのですが、YOSHIKI と Gackt が新しいバンドを組むらしいです。ソースはいちいち挙げませんが、そこら辺の新聞社が出しているネット上の記事にあると思うんで、気になる方は適当に検索してみてください。今後バンド名や他のメンバー等も順次発表になり、今年中にレコーディング、来年に曲のリリースを予定しているんだとか。

 あはははは……。
posted by Yosh at 09:57| Comment(3) | TrackBack(0) | こだわり! 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月12日

2017年野球の旅・ドイツ大会

 私はドイツ語がある程度読めます。ええ、読めますよ。大学1年の時に授業を受けてますからね。ちょっと手元にあるドイツ語のボードゲームの文章を引用して、読んでみましょう。
Wer gewinnt die meisten Siegpunkte...?

 これを読むと確かこうなるはずです。
「う゛ぇー・げう゛ぃんくと・でぃー・まいずてん・じーくぷんくて?」
ちょっと間違えも含んでいるかも知れないですけど、おおむねあっていると思います。どうですか? すごいでしょ。

 えっ? 意味はどうだって? 知りません。私は読めるだけで意味は理解できませんから。(注:こう言うのは普通「読める」とは言いません。)

 というわけでドイツ語は素人の私ですが、大学時代に少しだけ勉強したおぼつかない知識によると、ドイツ語の発音はかなりローマ字に近く、また英語と違って例外もごく少ないのだそうです。たとえば英語だと u という文字の音は「あ」や「ゆー」などに、ch の音は「ち」を基本として例外的に「しゅ」「く」などになりますが、ドイツ語にはそんな例外はあまりないらしいです。

 ただ、日本人にはやや意外に思えるような読み方も結構あります。たとえば s は「す」ではなく基本的に濁って「ず」になります。ch はちょっと字で書きづらいですが敢えて言うなら「ひ」ですかね。「私は」という意味の "Ich" という単語は「いっひ」ですね。あるいは英語と違ってドイツ語は結構 z をよく見るような気がしますが、これの読みは「つ」ですね。

 そこでこんなことを「あったら恐いなぁ」とぼんやり考えました。11年後の2017年3月、アフリカと EU 諸国で急速に野球が普及し、その勢いを加速すべく第4回ワールド・ベースボール・クラシックが EU で開かれることになりました。決勝の地はドイツの首都ベルリン。この大会のために建てられた真新しい美しい球場が舞台です。

 決勝にコマを進めたのは3大会ぶり2度目の優勝を狙う日本と、南米の雄ベネズエラ。我らが日本は古田総監督の下、若手とベテランがそれぞれの力を出し合えるバランスの取れたチームを作り上げました。その中には第1回大会当時フレッシュな若手として活躍した西岡剛や、全盛期ほどの球威は見られないものの巧みな投球術を身につけ長く活躍し続ける松坂大輔、それに足と守備には衰えが見られるもののその打撃技術と卓越したキャプテンシーでチームの精神的支柱となっているイチローの姿もあります。イチローはかつて50歳までプレイをし続けたいと語っていましたが、その気持ちは現在も衰えていないようです。この大会では、6番指名打者として、あるいは右投手に対する代打の切り札として活躍しています。

 決勝は3-2でベネズエラのリード。しかし7回裏に日本にチャンスが訪れます。2アウトながらヒットと四球で満塁とし、先発投手をマウンドから引きずり下ろしました。リリーフとして出てきた投手は何とこの大会でベネズエラの抑えの切り札として起用されているフェリックス・ヘルナンデス投手。シアトル・マリナーズでキャリアをスタートし、サイヤング賞を3度も取った大投手です。

 この右腕に対し古田監督は迷わず代打の起用を決めます。ウェイティングサークルには丹念なストレッチをする背番号51。この場を任せられるのはやはりこの人しかいません。日本からの応援団は俄然ヒートアップします。そして、このかつてのチームメイト同士の対決は、古くからの野球ファンの心も奮い立たせます。

 場内に代打を告げるアナウンスが響き渡ります。
「ピンチヒッター・イッヒロー・ズツキ!

 ……ってことになるはず。「鈴木」はドイツ語だと「頭突き」になってしまいますね。
posted by Yosh at 10:49| Comment(8) | TrackBack(0) | ことばの広場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月10日

リーガロイヤルホテルと桜塚やっくん

 リーガロイヤルホテルのイベント「サマーフェスティバル2006」に友人達と4人で行ってきました。簡単に言うと、ホテル主催のバザーみたいなもんです。まずチケット(前売りだと3500円、当日だと3800円)を購入します。そうするとこのイベント内で通用する通貨「リーガ」が18枚と福引き券1枚のセットが手に入ります。

 ちなみに1リーガでソフトドリンク1杯、2リーガで小さなケーキ1つ、3リーガで「ビンゴゲーム1回」、4リーガで「高橋名人のそば打ち体験」、5リーガでにぎり寿司(5つ)……といった具合です。私の見た範囲内ではローストビーフの7リーガというのが最高値でした。

 で、どんなイベントがあったのかというと、「世界の屋台」「ビンゴゲーム」「射的」「そば打ち体験」「ヒーローショウ(これは無料。ちなみに私の行った日は「仮面ライダーなんちゃら」ショウ)」などですが、今回の我々のお目当ては「お笑いエンタメ劇場」です。この日の出演者は今大人気の「スケバン恐子」こと桜塚やっくんです。

 ……ちなみにやっくんは2リーガです。安っ!

 ところがこのイベント、何と最初の段階では自由入場、席も自由という極めて無謀な運営を予定していたのです。やっくんの人気を見誤ったことに遅まきながら気づいたホテルスタッフは急遽、整理券配布、指定席制に切り替えました。しかし、それでも仕切りの拙さでかなりの混乱が発生しました。

 スタッフを恫喝するおっさん、そしてそれを見て後ろの方で「怒鳴れば入れるの?」と不満たらたらのおばさん、「列の先頭を教えてください!」と大声でヒステリックに叫ぶ女性、そして、それを見て冷ややかに「大人なのに喧嘩してるよ」と嘲笑する子ども……。我々? 我々はまず入り口付近の座席表からだいたいの収容人数を割り出して、それからホールに並んでいる人数をざっと見積もって、余裕で入場できることを確認していたので涼しい顔で待っていました。(いや、すごい人数が殺到していたので、めちゃめちゃ暑かったですけどね。)

 というわけで、第2回目の公演を観覧することができました。やっくんは当然ながら「エンタの神様」でおなじみのスケバン恐子のネタを披露してくれました。もちろんステージですから、テレビとの違いもたくさんあります。たとえばいきなりネタに入らずに枕のトーク(コンサートとかでよくあるご当地トークの類です)がありました。お好み焼きの美味しい店をお客のみんなに聞くとかね。そこでなぜか「徳川」の名前も挙がり、逆にやっくんを置いてけぼりにして客だけで笑っているという一幕もありました(注:「徳川」は広島の広島風じゃなくて関西風のお好み焼き屋の有名チェーン店です)。

 で、披露されたネタは「つい先ほどできたてほやほや」で「まだどこでも公開していない」ものだそうです。もしかしたらテレビとかでやるかも知れませんので深くは触れませんが、題材は細木数子のテレビ番組「ずばり言うわよ」でした。まさかそう来るとは……。

 で、思ったこと。やはりエンタの「客」は仕込みなんだろうな。素人さんなのにこう言っちゃあ可哀想ですが、やはり基本的にお客さんにリアクションさせるのは無理がありますね。指名されたのに、あがってしまいせっかくの指名を降りた人がいたり、ヘタに奇をてらってすべる人がいたりと、阿鼻叫喚の地獄絵図でした。……が、それでもそこからの立て直しはさすがの一言。どんなしらける反応であってもちゃんとひっくり返したり、受け流したり、強引にツッコんだりして場を盛下げない話術は大したものです。かなりいろんなセーフティネットを用意してるのね。

 あ、あと「あたいは2リーガかよっ!」と期待通りの反応も返してくれました。「杏仁豆腐と一緒……聞くんじゃなかった」とも。これは本音なのかもね。

 わずか20〜30分程度でしたが大変楽しめました。さすがに今後生で見る機会はまずないと思いますので、貴重な体験ができて良かったです。
posted by Yosh at 23:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 広島のこといろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月09日

健全な節約

 ちょっと意地悪な実験をしてみました。ポプラ(広島のコンビニです。一応そこそこ全国展開しているらしい)やセブンイレブンだと103円で売っているアイスを、先日紹介した100均コンビニ「フードスタイル」で買ったらいくらになるのか? というものです。

 結果は105円でした。少しだけ割高になる模様です。じゃあ62円のアイスはどうなるのだろうというのが気になりました。まさか105円だったりして。そこで、さらに62円アイスを買ってみたところ、こちらの方は普通に62円でした。また、品揃えをざっと見てみたところ、他店で103円を超える価格(126円とか158円とか)で売っているアイスは置いてありませんでした。

 後で調べてみたところ、アイスの値段はメーカー希望小売価格こそ決められているものの、お店(ここでは各コンビニの本部でしょうが)によって自由に販売価格を決めても良いようです。なので別にフードスタイルさんが2円ほどぼった喰っている訳じゃないようです。とはいえ、少しでも安い方が得は得ですよね。ですから、アイスを買うときに限ってはフードスタイルさんでないほうがよさそうです。

 ……と、単純に考えたらなりますよね? でも「そうとも言えないよ」というのが今回の記事の趣旨です。

 実は会計学的に考えると、ごく少額の“節約”にはほとんど意味がないのだそうです。よく「普段は慎ましく生活して、たまに大きな贅沢をする」という人の話を聞きますが、それは金銭勘定という面からすると非合理的なようです(いやもちろん、お金だけが全てじゃないんで、敢えてそういう選択をするのであればアリなのでしょうが)。というのも、大きな額を支払うケースで節約をすることにより、少額の節約の何倍、下手をすると何百倍や何千倍もの節約になるからです。

 単純に考えて、アイスを毎日食べたとしても1日2円の節約は1年で365×2=730円の節約にしかなりません。これは、わずか1年のうちに7回ほどアイスを買うのを我慢すれば同じだけの節約になります。あるいは、なか卯のカツ丼550円を優吉のかけうどん(中)190円にすればわずか2回でそれだけ分の節約ができます。あるいは、少し興味があるハードカバーの書籍を買うのに、数年待って文庫本になってから買えば、たった1回でお釣りが来ます。もっと極端に言うと、車を買うときに使いもしない妙なオプションに金をかけなければ、一生分のアイスの無駄を余裕でまかなえます。同じ節約をするなら、意味のある健全な節約をしたいものです。

 別の形での健全な節約法も紹介しましょう。たとえば、インクジェットプリンタを買おうと思います。30,000円のプリンタが15% OFF で25,500円になっているのと、25,000円のプリンタが5% OFF で23,750円になっているのを見つけました。果たしてどちらが得でしょうか? どちらがより節約になっているでしょうか? どちらが安い買い物なのでしょうか?

 もちろん値段以外に性能など様々な面があるので一概には言えません。ただ、金銭面のみで考えたら、実は議論の余地なく23,750円の方です。理由は非常に単純。安い方を買った方が、1,250円ほど余分に支払わなくて済むからです。実は値引率や値引きされた金額に意味はありません。損か得かというのは、実際にどれだけのお金を払うのか、それだけが大事なのです。一見、高い方を買って15%、あるいは4,500円得をした方が、安い方を買って5%、あるいは1,250円得するよりも収支で3,250円分得であるように思えます。しかし、実際の現金の動きを見てみると、安い方を買った方が1,250円得をしています。

 実は上記の考え方は、金銭面以外の面も一緒に考慮に入れたとしても役に立ちます。なぜなら、単に「すごく高いものがかなり安くなっている。性能もいいしお得だよね。」という見方よりも、「この高い方はプラス1,250円出して買う価値があるのか?」という見方の方が合理的だからです。たとえば両者の性能の違いが「両面同時印刷ができるかどうか」だとして、それを使う可能性が全くない人は、1,250円余分にお金を払う必要はないですよね?

 原則として、値引率を判断の基準にすることにメリットはありません。元の額がその商品の価値を的確に表しているんだったらまだ意味があるんですが、そうとも限らないし、むしろそうじゃないから値引きされてるという可能性も高いですよね。値引率ではなく実際に支払う額を基準に購入を考えるというのは非常に有用だと思います。

 ……などということを、アイスを食べながらぼんやりと考えていました。私の真夏の夜の夢であります。
posted by Yosh at 00:15| Comment(3) | TrackBack(1) | 雑記帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月06日

広島と長崎との違い

 今日が原爆の日なのでそれがらみの話題を少し。

 先日、長崎出身で今は広島在住の方と話した際、原爆の認識について、「広島と長崎とでは違いがある」と興味深いことを言っていました。曰く、
「広島は原爆のことを世界に向かってアピールする傾向がある。長崎は内輪で悼むような雰囲気がある」
とのこと。

 なるほどねぇ。心当たりが大いにありますね。広島の“平和教育”もどこかそんな感じがあります。原爆を取り扱った作品(詩や物語、音楽など)も、広島を舞台にしたものばかりが妙に目立つと思っていましたが、それは単に私が広島に住んでいて、触れる機会に偏りがあるという理由だけではなさそうです。

 そうすると、もしかしたら原爆に伴う現在の諸々の歪みも広島の方が大きいのかも知れないなぁ……。たとえばプロ市民の皆さんが、毎年この時期には「今が稼ぎ時」と言わんばかりに動き回ってますからね。こいつらはまるで「差別を助長させたいのかという変な行動をする人権団体」とか「好きなものを持ち上げるために他のものをこき下ろして、結果としてその好きなものに対する悪印象を与える評論家」とかと同じで、平和を祈る気持ちに対して足を引っ張ってますよね。本当にトホホです。

 まあ、ともあれ。それでも祈りましょう。母校の後輩たち、今年は良い演奏でばっちり決めてくれよ!
posted by Yosh at 01:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 広島のこといろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月04日

捨てたものではない日本の言論の自由

 きのうのボクシングの試合について、批判的な声が多数上がっています。インターネットはもちろんですが、それは単なる世間話から始まってテレビや新聞などのマスメディアに至るまで、実に多数、そして様々な声です。たとえば、これはホンの一例ですが、毎日新聞の来住哲司記者は記事の一部に、
(前略)下り坂の外国人ばかりと対戦してきた「温室栽培」のマッチメークも非難の的だった。それでも、長兄の興毅がまず世界タイトルを手に入れれば、批判をはね返せるはずだったが、今回の試合内容では、そのもくろみが成功したとはいえない。
(中略)
 ただし、スポーツの世界は「面白ければ、それでいい」というわけにはいかない。世界王者になったとはいえ、本来のフライ級でもなく、空位を争う王座決定戦に勝っただけ。何より疑問符が付く判定だ。「作られたスター」のイメージはむしろ強まってしまった。これは亀田はもちろん、ボクシング界にとっても不幸なことだろう。
 
(ネット配信記事より引用、太字は私の編集による)
と辛口の批評を加えています。

 正直、亀田サンには何の恨みもないですけど、これまでマスコミの変な持ち上げ方に強烈な気持ち悪さを感じていたのも事実です。そしてそれに対する上記のような批判的な記事も(大々的なものは)目にしたことがありません。私が気持ち悪さを感じるようになったのも、単に何となくではなく、たまたま見かけたネット上での批判記事がきっかけでした。これはもちろん私の知識不足や調査不足も大きいのですが、逆に調査をしないとそういうことがわからない状態にされていたとも言えるでしょう。気持ち悪い話です。

 でも、水曜日の試合をきっかけに、日本中が――というと大げさですが、少なくともある程度の割合の人が――その気持ち悪さを見て取ったこと、そして発言を行ったこと、これらがわかって少し救われたような気がしました。これは単にスポーツの話ですが、こういう言論を見ているとまだまだ日本も捨てたものじゃないなと思います。

 ことの重大さはずいぶん違いますが、9.11のアメリカ同時多発テロの時に、安易にひとつの方向に世論がまとまることがなかった(ノウム・チョムスキーの勇気ある発言を見よ!)のを思い出します。アメリカには嫌なところもたくさんありますが、少なくともこの点については尊敬できると思っていました。日本も、こういう話題だけじゃなくていろんな面でもっとがんばれ! もっとがんばろう!
posted by Yosh at 00:16| Comment(5) | TrackBack(0) | 本とかTVとかネットとか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月01日

『チケット・トゥ・ライド』日本語版発売

 『乗車券』という邦訳タイトルで親しまれてきた名作ボードゲームがこの度、『チケット・トゥ・ライド』の名で完全日本語化され、発売とあいなりました。元は大きな地図が描かれているボードを置く、広いスペースが必要なゲームだったのですが、日本語化に伴って国内の住宅事情に合わせてコンパクトになり、遊びやすくなったのも特徴です。値段も確か3000円だったかな? 元からずいぶん安くなりました。

 どんなゲームかというと……というのは実は今日の本題ではありません。というのも、私はこのゲームの続編で、ゲームバランスを改善した作品である『チケット・トゥ・ライド:ヨーロッパ』の方は遊んだことがあるのですが、最初の作品であるこの『チケット・トゥ・ライド』は遊んだことがないのです。ですのでレビューはできないんですね。

 今回はこの作品の発売に際して少し気になることがあったので、それをネタにします。というのも、この作品が出たことで歓迎の声も多くあったのですが、その一方で「ある意味残念な面もある」という意見が多少ながら漏れ聞こえているのです。それはこの完全日本語版が、カタカナである『チケット・トゥ・ライド』になってしまい、伝統ある(といってもわずか数年ですけどね)『乗車券』の名を冠していないことに軽い寂しさを覚えている人がいるようなのですね。

 こんなことはゲームが発売されたという事実や、その中身に比べれば大したことではないという意見が普通だと思います。が、この寂しさ、何となく理解できなくもないんですよね。今まで当たり前だったものが突然崩されると、それが大して実害がなくても何か気持ち悪く感じてしまうものです。だから私は、そんなことを言っている人たちを責める気にはなれません。

 が、もしも本当に伝統を重んじるのであれば、日本語タイトルはちゃんと『涙の乗車券』にすべきじゃないですかね。ゲームの元のタイトルが明らかにビートルズの "Ticket to Ride" を意識しているんだから、こちらも伝統的な邦題である『涙の乗車券』にするのが筋というものです。

 ……ダメですか。ソウデスカ。
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