2006年03月30日

情けないけどやむを得ない Winny 規制

 なんか Nifty が Winny の規制に乗り出すのだそうで。これで大手プロバイダではぷららに続いて2社目になると思います。

 今、世間を騒がせている Winny ですが、全般的に見て苦笑を禁じ得ないようなことが大量・多様に起きていますね。まずは公官庁や大企業の情報流出が目立ちます。Winny を使えば、そのようなリスクがあることはすぐにわかりそうなものですし、ちょっとのことでごく簡単に防げることなのにそれを怠る人が多いことに驚かされます。

 それから著作権等、知的財産の問題。確かに知的財産権(たとえば著作権や特許、商標などのことです)についての法や法解釈、それに伴う事件を見ていると、確かに最近ちょっとやり過ぎのような気もしています。CCCD(コピーコントロール CD)や PC ソフトのアクティベート、デジタル放送のコピーワンス、それに悪名高い JASRAC の蛮行など、消費者に不便を一方的に押しつけるようなひどい話は多いかも知れません。でもね。やっぱり不特定多数の人に新曲をばらまくのはちょっと極端でしょう。「これ、良い曲だから聞いてみて」って CD を貸すのとは訳が違います。

 あと、地味に迷惑なのが Winny 使って常時つなぎっぱなし。おかげで近くの人(たとえば同じマンションの人)の回線速度が遅くなってしまうというもの。(うち、この被害に遭っているかも知れません。)

 以上、代表的な Winny 被害を挙げてみましたが、ここまで読んできて多くの方が思われたと思います。「それ、Winny そのものが悪いんじゃないじゃん」と。そうなんですよね。技術そのものが悪い訳じゃないんですよね。なので、よく言われる「Winny 規制は筋違いだ」という意見も理解できます。

 でもね。「Winny の技術が悪い訳じゃない」というのと「Winny を規制しなくて良い」ってのは違う話なんですよね。たとえば、刃物もダイナマイトも麻薬も核もそれ自体が悪いものじゃないですよね。現代社会では、刃物は OK とされています。なぜなら、たいそう便利なものであるし、それを使った危険行為をする人はそんなに多くはないからです。でも麻薬は? 病院において医療行為として慎重に投与する分には問題ありません。しかし、現実はかなりの悪用がされています。これは規制しても仕方がありません。

 要は程度問題なんですよね。そして、Winny は明らかに容認できる程度を越えてしまった。そういうことだと思います。自衛隊の内部情報が漏れてしまうというぞっとするような話が出てきた以上、危機感を感じざるを得ません。

 元々私はどっちかというと自由主義者で、何かを規制するというのはあまり好きではありません。たとえば、かつて「切れやすい若者」というのが話題になり、若者にナイフを持たせないようにするような世論が出たこともありました。私は、あまりにも若者をバカにしすぎている論調であるという理由で反対していました。(ナイフを使って殺人や傷害などの犯罪を犯すような者は、元々ごく少数です。また、若者か大人かにかかわりはないです。)そんな私ですら今回の Winny の件は規制が必要なんじゃないかと言わなければならない状況になってしまい、頭を抱えてます。
posted by Yosh at 16:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 本とかTVとかネットとか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月28日

「ゲーム脳」は嘘です

 最近あまりに WBC に注力しすぎてしまい、ブログに書くネタが野球の話題しか思いつかなくなっていました。我々の仲間内では、普通に話をしてるときにハマっているゲームの話題にすぐ結びつけたり、一心不乱に特定のゲームをしたりする様を揶揄して、あるいは自虐的な表現として「ゲーム脳」なんて言いますが、さしずめここ1ヶ月くらいの私は「野球脳」です。

 さて、そんなことを考えているうちにブログネタを思いつきました。この話の発端となった「ゲーム脳」という言葉についてです。この言葉、よく聞かれるのでご存じの方も多いと思います。もちろんこれは我々の仲間内で使っているような意味ではなく、「ゲームばかりしていると脳が発達せずにバカになる」というような文脈で使われます。脳科学の分野での研究から出された提言なのだそうです。今日はこれについて。

 さて、結論から言いましょう。この「ゲーム脳」という概念は嘘です。インチキです。脳科学と聞くといかにも難しそうですし、客観的に証明されたかのような印象を受けます。しかしその内実はボロボロでして、非常に多くの(もっともな)批判が寄せられています。

 「ゲーム脳」理論の主張というのは大ざっぱにこんな感じです。「ゲームばかりやっていると、脳波がアルファ波成分ばかりになる。これは痴呆の人と同じ脳波パターンだ。そういう人は成績が良くなく、集中力に欠け、キレやすい。」

 では実際はどうなのでしょうか。この手の研究をするためには、現在においては心理学的な知見を利用せざるを得ないと思います。が、この研究にはそれをした形跡が一切見られないのです。要は、素人が素人理論を振りかざしていると言えます。実は、脳波を測って性格と結びつけるというのは心理学的に考えられません。特定の感情との結びつきが緩やかに認められますが、それでも1対1で「○○波が出たら××の感情を抱いている」などとはとても言えません。“感情”という一時的に発生するものですらその程度ですので、そこから人間の行動を決定づける大きな要因である“性格”を測定するなんてあり得ません。ところがこの研究では、脳波と性格とを強引に結びつけている節が見られます。また、仮にそれが事実だとしても、ある程度の例外は絶対に見られるはずです。そういったデータの記載は見あたりません。データの記載が見あたらないというのは、科学研究において証拠をまったく提示していないのと同じです。他にもいろいろ粗は見あたるのですが、ともあれこれらから「ゲーム脳」理論はひどいこじつけであると結論づけることができます。

 余談ですが、この手の“研究”の問題点というのは、恐らく最初に結論ありきで論を展開することにあるのではないかなと思うことが多いです。この研究者は恐らく、まず「ゲームは害があるに決まっている」と思いこむところからスタートしているんじゃないかと思います。それで、論に都合の良いデータだけに目が向いて、都合の悪い部分は「些細なこと」と無意識に決めつけて、無視してしまうという訳です。こうなると、論理的な反論に対しても「揚げ足取り」としか感じないのかも知れません。なので、本人としては自分の研究は正しいと確信してしまいます。しかし、このような思考パターンは出発点の段階でつまづいています。

 マスコミ等でセンセーショナルに取り上げられる“研究”は往々にしてこんなのが多いと思います。ですから、簡単には信じないようにする方が得策でしょう。この「ゲーム脳」のように、わかりやすいキャッチフレーズを使っている奴は特に怪しいと思っていいでしょう。
posted by Yosh at 19:39| Comment(0) | TrackBack(0) | つまみ食い心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月27日

本名も使います

 今、インターネット上では Yosh というハンドルを使ってあれやこれや書いている私ですが、元々は本名で出ていたんですよね。インターネットでは元々慣習的に本名を名乗るのが普通でしたし、本名(あるいはそれに近い意味のある名前、たとえば作家のペンネームなど)を名乗るというのは責任のある文章(等)を発表するのに必要な要件だと思うので。

 それからしばらくしてハンドルを使うようになりました。使う人が多いのと、個人を特定されることによる危険を考慮してのことです。なので、理想は本名を名乗ることでしたが、リスクも考えてハンドルを名乗ることにしました。でも、変な名前にすると直接会ったときに変な呼ばれ方をするのが嫌なので、あるいは変な呼ばせ方をすると相手に気の毒なので、本名から一部取るような形を取りました。

 それから長いことこの Yosh というハンドルでやって来ましたが、いろいろ様子を見ている感じで言うと、自分の本名くらいは名乗ってもそんなに危険じゃないかなと思うようになってきています。なので、当ブログなど一部では本名もどこかに併記していく形をとろうと思います。

 というわけで今後とも Yosh こと大國義典をよろしくお願いします。

◆おまけの豆知識◆
 昔、ある人に教えてもらった豆知識です。

▼「ハンドルネーム」というのは誤例
 ハンドルというのは元々無線やパソコン通信の用語なのだそうです。handle は「肩書き」「名前」などの意味がある単語ですが、それが「識別札」のような意味で使われるようになったそうです。

 よって、ハンドルネームだと「名前名前」になります。NHK の「おかあさんといっしょ」の中にそんな歌詞の歌がありましたね……というのは置いといて、ちょっと変な言葉ではあるようです。

 あと、ハンドルに敬称をつけない人をたまに見かけますが、必ずしも失礼な人や悪ぶってる人とは限りません。元の意味の「識別札」を考えると、敬称を付けない方が自然だという考え方もあります。……というか、かつてはそうだったらしいです。だから、その人は単に古い人というだけなのかも知れません。(いや、見知らぬ人なんだし名前と同じ意味を持つんだから敬称くらいは使ってほしいのはもちろんのことなんですが)
posted by Yosh at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月25日

WBC 貢献値による日本の MVP は?

 せっかくなので全試合の貢献値を計算し、それを合計してみました。単純に合計することで、どれだけその選手のプレイが勝利に貢献したかをわかりやすく見ることが可能です。

※ただし、この計算法は守備や走塁などが一切含まれない単純な方法です。基本的に守りは全て投手の責任とみなし、守っている野手に(プラスであれマイナスであれ)ポイントは入りません。同様に攻撃は全て打者の責任で走塁は加味されません。もちろんイチローや宮本、谷繁や大塚が見せてくれたキャプテンシーもまるっきり分析の対象から外れています。よって、そんなにシリアスにはこの数字を考えない方が良いでしょう。ただ、それでもある程度の参考にはなると思います。
選手名   貢献値
上原    62.88%
松坂    47.49%
渡辺    45.84%
松中    28.63%
西岡    25.00%
福留    22.59%
イチロー  19.75%
藪田    19.41%
大塚    17.07%
杉内    12.41%
川崎    10.63%
里崎    8.80%
和田毅   5.38%
宮本    4.67%
藤田    2.11%
小笠原   1.93%
小林    0.08%
相川    0.07%
和田一浩  -2.53%
今江    -8.46%
青木    -9.49%
新井   -11.53%
谷繁   -11.80%
岩村   -11.84%
金城   -14.47%
清水   -24.02%
石井   -44.11%
多村   -46.43%
藤川   -50.11%
 これを見ると、MVP として表彰された松坂も素晴らしいですが、それ以上に上原のポイントが目立ちます。3回の登板で1度も試合を壊すことがなかったのは松坂と一緒ですが、なんといっても準決勝で韓国相手に緊迫した状況の中長いイニングを投げ続けられたのが大きく影響しているようです。

 打者では予選ラウンドで不振を極めた福留が、準決勝と決勝で非常に貴重な場面での打点を稼いだことにより挽回し、上位につけていることが印象的です。一方、岩村の低い数字を意外に思う人も多いかも知れません。これはひとえにボブのせいです。前にも紹介したように、あの判定のせいで岩村は33.8%も損をしているのです。つまり、本来なら福留と同じくらいの貢献があったはずなんですよね。

 しかし改めてみてもたったワンプレイで33.8%というのはあまりにも大きいですね。日本の打者の誰一人としてそんな数字を稼いでいないのですから。ボブは一流メイジャーリーガーであるイチローやアキの2倍も働いているということになります。恐ろしい……。

2006年03月24日

WBC ボブのインパクト(プール1・米日戦)

 前回の分析について、オチがないというコメントを頂きました。分析にオチも何もないと思うのですが、これは「ボブについて分析すれば自然とオチができるから、それをしろ」というリクエストだと見なすことにします。というわけで、今回は勝率案を使ってボブの“あの”裁定がいかにゲームを左右したのかを分析したいと思います。

 では問題のアメリカ対日本戦のおさらいをしましょう。日本はイチローの先頭打者ホームランなどで3点をリードすると、アメリカもチッパー・ジョーンズのソロホームランで反撃。上原、ピービーの両先発が良く投げました。6回からは清水が投げますが、球審のボブの“注意”の影響か、崩れます。どうやら慣れないボールに苦慮して手にツバをつけていたのを注意されたようです。(確かにボールにツバをつけるのは反則なので、この行為もあまり良くないのは確かなのですが、ただ他チームでもよくやっていることなので日本チームを決め打ちしたように思われても仕方がありません。)その結果デレク・リーに同点ホームランを打たれてしまいます。以降中継ぎ陣が踏ん張って3-3のまま8回表へ。

 問題のシーンは1アウト満塁という千載一遇のチャンスで起こりました。バッター岩村は注文通りレフトへ犠牲フライ(になるはずだった打球)を打ち上げます。これで3-4の勝ち越しかと思われましたが、主審のボブが抗議を受けた末ランナー西岡の離塁が早いとしてアウトを宣告。これにより無得点で8回表を終えることになります。

 試合は9回裏、2アウト満塁からアメリカの4番 A-ロッドのサヨナラタイムリーで4-3となり、日本にとっては痛い敗戦となった試合でした。


 さて、この試合での貢献値を見てみましょう。普通に選手だけを見れば、実は敗戦チームの日本の先発である上原の貢献値が最も高く、21.1%です。サヨナラで試合を決めた A-ロッドは17.7%でトップではないのですが、これは別のチャンスで打てなかったマイナスが響いているようです。同様に先頭打者ホームランで景気づけをしたイチローも、その後のチャンスで打てなかったことが響き0.4%という意外な低い数値となっています。

 では、ボブの判定がいかに試合に影響を与えたのかを見てみましょう。岩村の打席が始まった段階で65.2%だった勝利確率は、この判定で39.0%にまで落ち込みました。では、もし犠牲フライで得点できていたならどうなるでしょうか。少なくとも得点は3-4、2アウト1・2塁になっていたはずですので、その場合を見ると勝利確率は72.8%に跳ね上がります。ということは、ボブの裁定により、
72.8−39.0=33.8

なんと33.8%もの勝利確率の変動があったということになります。この試合で、これだけのインパクトを与えた打席は他にありません。9回裏のサヨナラヒットを放った A-ロッドですら、その打席での貢献値は32.5%です(ちなみにこれだけの影響のある打席というのは、かなり珍しい部類です)。

 以上から、意地悪な皮肉でも何でもなく、純粋にこの試合の MVP がボブだったということがわかります。すげーな、ボブ。

2006年03月23日

WBC 決勝戦・真の MVP は誰か?

 大盛況の中幕を閉じた WBC ですが、思い出深い決勝戦のことを回想しているうちに、ふと気になることが出てきました。それは、記事タイトルにもした「WBC 決勝戦・真の MVP は誰か?」という疑問です。さっそく分析してみましょう。

 そんなものは主観によるじゃないかと思われるかも知れません。しかし、これにも実は統計分析が可能なのです。ベースボールの国アメリカでは、こういったことについても統計を利用しようという野球オタク兼数字オタクがたくさんいるのです。では、どんな風に分析していくのかを簡単に、イメージしやすいように説明していきましょう。

 まず、試合が始まった時点で、単純に考えれば両チームの勝つ確率はもちろん50%です。1回表、トップバッターの川崎が出塁すれば点が入る可能性が高くなりますから、勝つ確率が何%か上がるはずです。逆にアウトになれば下がります。どのくらい上がり下がりするのか、それは過去の莫大なデータを元に算出すれば良いでしょう。同じようにして、もし1回表0-0で1アウトランナーなしのときの勝利確率、1回表0-0で0アウトランナー1塁のときの勝利確率……といった具合にあらゆる場合の勝利確率を出していきます。そうすると、ある選手が1回の打席でどれだけチームの勝率を高く(低く)したのかが計算できるようになります。投手の場合も同じように、敵の打者が上下させた勝利確率と同じだけ、勝利確率を変えたはずです。

 で、その勝利確率のデータはアメリカの学術統計雑誌 "American Statistical Association Journal" に1961年に掲載された論文にあるということなので、最初はそれを利用しようかと思っていました。が、残念ながらすぐには入手できそうにないので(国立国会図書館に申し込み予定)、代わりに非常によく似た考え方で「勝率案」という概念を提唱されている方(サイト:azarashigumogumoさん)がいらっしゃったので、そちらのデータとツールを利用させていただきました。本家と違いやや分析が簡便化されている(たとえば守備に関しての評価ができず、打者と投手の評価のみに注目しているなど)ように思えますが、それでも非常に有用であることに代わりはないと思います。

 その結果、非常に意外なことがわかりました。勝利確率の上下を合計した「貢献値」が最も高かったのは誰だと思いますか? 良いところで出塁し、とどめの一撃も打ったイチローでしょうか? 4回を1失点に抑えた松坂でしょうか? この日大当たりで、走塁でもガッツを見せた4番松中? それとも最後にキューバに立ち塞がった守護神大塚でしょうか? いいえ、全て違います。驚くべきことに、日本の選手ですらありません。

 実は、最も勝利確率を高めた選手はキューバの5番打者セペタ選手なのです。彼は6回に渡辺俊介から2塁打を打ちまず1打点(得点は6-2)、そして8回に藤田から1点差に詰め寄る2ランホームランを打っています。4打数2安打(6塁打)3打点という活躍だったのです。貢献値は実に19.4%。「キューバの粘り」と見えたものの多くは、実は彼によるものだったというわけです。

 では、日本チームの中で貢献値が最も高かったのは誰なのかというと、これは実は接戦でした。1位は先発の松坂大輔で13.2%、2位はチームリーダーのイチローで12.7%。以下、大塚9.4%、松中9.2%、多村8.6%、今江7.2%と続きます。(ただ、これはあくまで打者として、あるいは投手としての貢献しか含まれていません。守備の評価は一切されていないし、またエラーも投手のせいになってしまっているような簡便な計算しかしていません。おかげでエラーに泣かされた渡辺俊介は−1.0%の貢献ということにされてしまっています。)

 こうやってみると、決勝戦はチームみんなで勝ち取った勝利だったんだなと改めて思います。本当に良い試合でしたが、その良い試合であるということを裏付けるような数字が出てくるのもなかなか面白いものです。




 あ、そうそう。先日から言っているバントの価値も、この計算で簡単ながら分析できます。5-1のリードで迎えた5回表、0アウトランナー1・2塁で里崎がきっちりとバントを決めました。実はこれ、勝利確率を約91.5%から約91.2%に下げ、正味で約−0.2%(計算が合わないのは誤差)の貢献値となってしまっています。もちろんそれ以上に打撃が期待できないのであれば、勝利確率を下げてでもバントして良いのかも知れません。勝利確率が少しだけ下がるのは、大幅に下がるのよりはマシだからです。しかし、この WBC でラッキーボーイとなっている里崎にその必要があったのかは疑問が残ります。

 もうひとつ、今度は競った終盤の例を。6-5で迎えた9回表、エラーで出塁した金城が1塁にいます。ここで打席は川崎。ベンチはバントのサインですが、これに川崎は答えられず失敗、2塁封殺されてしまいます。このプレイによる川崎の貢献値は−2.4%です。では、もしバントに成功していたらどうでしょうか? この終盤の競った場面で1点が非常に貴重です。しかし、この場面でバントに成功しても−1.0%の貢献値となります。結果としてはランナーとしての川崎がその1点をもぎ取り(タイムリーを打った打者イチローの貢献値は+9.2%)勝利に大いに近づきましたが、作戦としては取るべきではなかったと思われます。

 ご自分でも分析してみたい方は、ぜひ上で紹介したサイトをご覧ください。試合のデータの方は私が持っていますので提供します。

2006年03月22日

WBC 決勝戦 好敵手キューバ

 決勝戦の結果は一見日本の大勝に見えて、内実は薄氷の上で勝ち取ったギリギリの勝利でした。キューバは本当に強いチームで、どちらが勝ってもおかしくない好ゲームだったと思います。ほんのわずかの気持ちの差が日本に勝利をもたらしたんだと思います。

 キューバチーム全体の印象は、まず力強さです。打つ方では巧打力に選手間で差があるように見えましたが、それでも下馬評で言われていた軽打のチームの印象は持てませんでした。どこから長打が飛び出してきてもおかしくなかった、そんな怖さを感じました。それが守る方にも随所に現れていて、とにかく肩の強さ、手首のしなやかさなど、素質に恵まれた選手ばかりに見えますね。

 実はキューバの敗因は投手にあったように思います。もうちょっと細かく言うと、投手層の薄さが敗因として挙げられるように思います(投手は好不調の波があるので、こんなこと簡単に言うのは的外れなのかも知れませんが)。というのも、実は準決勝でキューバはエースで、今大会のベストナインにも選ばれたマルティと、最も頼りになるラソという2人の投手を使い切っています(両者とも50球を超える投球をしたため決勝で投げられなかった)。強力なドミニカ打線を抑えるためにはやむを得なかったのですが、もしラソが残っていれば、勝敗の結果は逆になっていたかも知れません。

 初回、4点を先制した日本ですが、最初の二点は四死球によるもの、つまり投手の独り相撲でした。出てきた投手も荒れ球と言うよりは、全般的にストライク、ボールがはっきりした投球が少し多かったように見えました。それでも5回途中から9回途中まで登板した左腕のパルマ投手は、後続が打たれたため記録上は4失点(2自責点)でしたが日本の流れをせき止める大きな役割を果たしました。

 そして精神力もタフでした。どんなに点を取っても、何度も食い下がってくる姿は非常に印象的です。もちろん、試合終了までは勝つ可能性は当然まだまだありますし、勝つためにはそうするのが当然なのですが、やはり並の精神力だとくじけてしまいますよね。しかし最後の瞬間まで決して諦めない姿勢は、日本を応援していた人も含み、多くの人の心を打ったと思います。解説の野村謙二郎が何度も「まだ油断できない」という趣旨のことを繰り返し言っていました。見ている最中、まったく同感でした。

 そして、負けてなお潔しの態度。これも素晴らしかったです。試合が終わってしまえばもう敵同士ではありません。同じ野球人としての日本代表への敬意を感じるコメントを多数残してくれました。また試合前に、キューバの独裁者であり、日本を含む西側諸国からはあまり良いイメージを持たれていないカストロ議長がナショナルチームに対して「良い試合をしてほしい」と激励したというエピソードも伝わってきています。スポーツマンシップという言葉がありますが、それを体現したチームであり、日本(野球選手に限らず)も見習う点が大いにあるように思います。

 キューバは今後も野球を通じて日本と交流を深めていきたい(いや、私個人がなんとかできるような話じゃないので、「いってほしい」と表現するのがホントは適切なんでしょうが、気持ちの上で、ね)国です。政治問題で参加の危ぶまれた国ですが、本当に参加できて良かったと思います。キューバの参加にストップがかかったとき、(アメリカ領である)プエルトリコが猛反発しボイコットも辞さない態度で戦ったこと、IBAF(国際野球連盟)が「公認を取り下げる」とまで言って反対したこと、そんな熱意に MLB が答えて国に働きかけたことは特筆すべきと思います。その結果、単なる一スポーツイベントがアメリカ合衆国という巨大国家を動かしたのです。この意義は極めて大きいでしょう。

 残念ながらキューバが好成績を残した際の分配金は、彼らには配布されないことになっていました。彼らが準優勝によって手にするはずだった金銭は、寄付され昨年のハリケーン「カトリーナ」の被害からの復旧に使われることになっています。キューバチームは、その条件を最初から呑んでやって来ていますからね。良い意味での愛国心で戦い、正々堂々と敗れました。

 なんか韓国が再戦を望んでいるらしいですが、そんなもんはほっときましょう。日本はむしろキューバと再戦してほしいものです。親善試合のようなレベルでも構わないので。

2006年03月21日

WBC 決勝戦結果(日本おめでとう特集)

 長かった WBC も最後の日となりました。すでに皆さん重々ご承知と思いますが、決勝戦の日本対キューバ戦は10-6で日本が勝ちました。栄えある第1回の大会で優勝チームとして歴史に名を刻んだのは、なんと我らが日本でした。日本代表チームの皆さん、関係者の皆さん、そしてこの優勝を祝っている全ての日本国民におめでとう! (変な言い方ですが)自分自身にもおめでとう!

 今回も前回同様とまでは言いませんが、前日に書いていたことが割と当たっていたので鼻高々です。まずは日本の投手陣から見ていきましょう。思った通り松坂はスライダーが十分使えず少し危うかったですが、結果として気迫と、短いイニングでマウンドを降りたことにより1失点で済みました。なお今日の好投を含め、3試合の先発いずれも素晴らしい投球を見せてくれた松坂は、MVP を受賞、そして当然ベストナインにも選ばれています。

 ただ、短いイニングで終わらせること自体は良かったのですが、次の渡辺俊介を引っ張りすぎましたね。6回に2失点、8回に1失点。7回までで渡辺による2失点、計3失点と考えると十分な好投なのですが、8回まで投げさせるのは引っ張りすぎでした。もともと渡辺俊介は打線の2周り目からが危ういかなという風に見ていましたので、1周り、つまりせいぜい3回にしておくのが得策だと思っていました。

 代わった藤田は2ランを打たれましたが、王監督もこれは想定の範囲内でしょう。選手は点差を気にしてはいけませんが、監督は点差と残りアウト数を天秤にかけた采配をすればいいので、この継投は間違っていないと思います。他の選手なら打たれなかったという保証はないですし、いちばん信頼できる左のセットアップですから、ここで打たれるのは仕方がないです。大塚も控えていたしね。

 藤田がやられて右打者が出てきたら8回からでも大塚というのは決めていたことと思います。6-5でしたし、ここは当然の継投。そしてその期待に当然のごとく答えたアキはさすがです。結局アキは最終回に1点取られますが、これは点差がついたゲームでは良くあるパターンなので予定通り。9回裏に入ってからはあまり心配していませんでした。1点は取られたものの最後の打者グリエルを伝家の宝刀縦スライダーで三振に切ってとり、見事チャンピオンの座をその右腕で勝ち取りました。6点も取られたように見えますが、これはキューバの集中力が本当に素晴らしかったからであり、日本の投手陣はよく抑えたと思います。

 打つ方も各人良い活躍をしたと思います。予選ラウンドと準決勝での韓国との戦いが教えてくれたことがここでも効きましたね。とにかくどん欲にどんどん点を取っていくこと。点を少しずつ取っていくのは少なくとも序盤〜中盤の戦略としては間違っています。それで勝ちに行くのは、(プレイの能力という意味での)弱者が強者に対するときの奇策としてのみ有効なのです。きっちりつないで10得点。キューバは何度も執念を見せましたが、それでも追いつけない日本に対し試合中大きな壁のようなものを感じたことと思います。日本チームは全力プレイでありながら冷静さも兼ね備えていました。

 ヒットの出なかった選手もいろんな形で貢献していましたし、理想的なゲームだったと思います。川崎の走塁、西岡のプッシュバント、イチローのクラッチなタイムリー、松中の大当たりと意外な好走塁、多村の突き放す貴重なタイムリー、福留の値千金の代打2点タイムリー、ヒットは打てなくても選球眼でプレッシャーをかけた里崎、2本の犠牲フライを打って仕事をした小笠原、そして日本に勇気を与えた最初のタイムリーを放った今江、みんなが素晴らしい活躍でした。

 そして守備も良かった。こう書くと意外に思う方も多いと思います。確かにミスはたくさん出ました。が、勝負師として大事なのは、ミスをしたときに次の失敗を恐れるのではなく、取り戻してやろうという気迫です。川崎は自らのミスを攻守、好走塁で打ち消しました。これで良いんです。ミスは誰にだってあるんだから。ましてや、ボールがかなり飛んでくる二遊間にミスが出るのは当たり前。気持ちで負けなかった川崎は素晴らしいですね。王監督の采配も見事でした。ちゃんと川崎に復権させる機会を与えて(そして川崎がそれに答えて)、その上で9回はベテラン宮本慎也にショートを守らせました。

 それと、打つ方では活躍できなかった青木、金城の両選手も守備ではきっちりと仕事をしていました。特に目立ったファインプレーがあった訳ではないのですが、今日の試合に限らずいわゆる怠慢プレーで余計な塁を許すケースというのが、外野陣にはまったく見られませんでした。日本の外野は誰が出ても鉄壁ですね……多村の身体の弱さ以外は。あとイチローも密かに素晴らしいプレイを見せてくれました。たしか4回でしたかね? 難しい打球を難なく(のように見えるように)キャッチする姿は投手に大きな安心感を与えます。

 すんません。だらだらと書いてしまいましたが、この試合の日本チームについてはこれでおしまい。でも、準優勝を果たした素晴らしいチーム、キューバについても後ほど触れたいと思います。

2006年03月20日

WBC 決勝にもボブ惨状……もとい参上

 そうそう、決勝戦の一塁塁審がボブだそうです。まさかたった数日で日本一有名な審判の座を不動にするとは、ボブ恐るべし……。間違いなく橘高さんより有名だよね。

WBC 準決勝総括(日韓戦)と決勝戦展望

 さて、長かった WBC もいよいよ明日の決勝戦で最後です。私も最初はまさか日本が決勝にまで上りつめるなんて夢にも思っていませんでした。どうせアメリカとドミニカ共和国だろうとたかをくくっていましたので、非常にうれしいサプライズです。

 世間様も、マスコミの盛り上げが不十分だったこともあり最初は「WBC? 何それ?」という感もあったのに、結果としてではありますが韓国チームという素晴らしい“助演男優”のおかげで非常に大きな注目をしてくれました。きのうの試合(準決勝の韓国戦)のテレビ視聴率は瞬間(試合終了直前)で 50% を超えたのだそうです。野球人気が落ちているなと感じていただけに、どんな形であれたくさんの人が野球を見てくれたことにうれしさを感じています。

 さて、きのうの韓国戦です。日本はらしさを出すことができたと思います。個人的には「準決勝は投球数制限が95球、ならば先発の上原がキー」「1点を取りに行くのではなく、つないでどんどん点を取る」「清水、小林、藤川ではなく和田、藪田、藤田、大塚をリリーフに」「バントはダメ」といった、前から言っていたことがことごとく当たったので鼻高々です。単に日本が勝ったことよりむしろそっちの方がうれしいかも、なんてね。

 負けた2試合は韓国に韓国の野球をさせ、しかもそれに仲良くお付き合いしたから(バント等のスモールを通り越してミニマムベースボールになっていた)負けたのであって、最初から強者が強者の戦い方をすれば良かったんですよ。日本がようやく勝てた最大の理由は間違いなくそこにあります。選手たちや見ている人は「気持ち」を挙げていますけど、冷静な目からするとむしろ戦術の問題ですね。これだけのチームなんです。福留、宮本の代打策成功が取り上げられていますが、おそらくはまず間違いなく誰かがいつか打ってくれますよ。その点では王監督の采配について、私はそこまでは高くは評価しません。

 気持ちの問題を挙げるとすれば、それはむしろ韓国側の方でしょう。試合前からしてそうです。すでにかなりのマスコミ報道でご存じの方も多いでしょうが、準決勝進出により若い選手の兵役免除(厳密には大幅短縮と内容が楽になっただけで、なくなる訳じゃないっポイですが)が決まったことによるモティベーションの低下がまずあります。そして、リーダー格の選手たちが日本の野球をよく知っていて、実力では負けていることをよく知っていました。特に3度目は非常に厳しいということを、李ジョンボム外野手、李スンヨプ内野手、それに宣ドンヨル投手コーチといった日本プロ野球経験組が試合前にほのめかせていました。

 試合中のことで言うと、福留の2ランホームランの後も日本が果敢に攻め続けて、最終的にこの回5点を取ったことも韓国チームの気持ちを切れさせるのに非常に有効でした。だから、実はイチローによる5点目のタイムリーヒットも、次の回に出た多村のソロホームランも、非常に大きな一撃になっています。断じていわゆる“帳尻”などではありません。8回裏の藪田の投球も、ピンチを迎えながら0点で抑えたことの意味にはかなり深いものがあります。これら全てが、韓国チームの気持ちを完全に打ちのめしました。


 さて、明日の展望です。はなはだ付け焼き刃ですが、キューバチームについて調べてみました。それを元に分析しています。でも今回は韓国戦の展望と違ってあまり自信がないんで、話半分で聞いてください。

 先発は松坂大輔を予定していると聞きます。松坂のポイントは恐らくスライダーじゃないかなと思っています。メキシコ戦ではファストボール中心に組み立てて結果を出しましたが、ご存じの通りあれは松坂本来の投球スタイルではありません。松坂の真骨頂はむしろ 150km/h の直球ではなく、それらを見せ球にも使いながらもスライダーなどの変化球を駆使した巧みな投球術にあります。これが使えるかどうか。前回のメキシコ戦ではボールの関係や調子の関係で使うことができませんでした。キューバ打線はファストボールに強い印象があるので、松坂が抑えるには変化球を巧く使えるかどうかじゃないかなと思っています。

 そしてリリーフには渡辺俊介、和田毅を推します。東北楽天の野村克也監督が渡辺俊介を先発に推していますが、私は先発ですぐ出すとやられる危険性が高いように思います。実際、俊介はキューバに何度かやられてますしね。そうではなく、松坂の後に出すのがポイントじゃないかと思います。6〜7回までを松坂、そして残りのうち8回までを俊介で。タイプが極端に違うので、これは相当打ちづらいと思いますよ。そしてできれば8回までにリードを奪って9回裏にアキ(大塚投手)を投入したいところです。が、それが叶わず同点の場合、ロングリリーフとして和田を投入するのです。和田ほどの投手を使わない手はないと思いますし、使うとすればここでしょう。あるいは松坂がやや早い回で打たれた場合の2番手か。ワンポイントが必要な場合はやはり藪田、藤田で。明日の試合は上原以外の全員が使えますし。

 打撃の方ですが、相手投手の特徴があまり詳しくわかりません。が、どうも荒れ球の速球派を結構揃えているようなので、あまり下手なことを考えずに基本通り好球必打、センター中心でつないでいくのが大事だと思います。取れるときに取れるだけ取るというのは韓国戦と同じです。というのも、キューバはここまで上がってくるのに2試合負けているのですが、その負けた試合のいずれも大差で負けているのです。逆に勝った試合の多くが僅差、それも少数の失点で勝っているというケースが目立つのです。この傾向は特にビッグゲームで顕著です。ここまでのキューバの戦いぶりを得点結果という形で具体的に見てみてください。

  • 第1ラウンド、対パナマ戦8-6で勝ち(僅差)
  • 第1ラウンド、対オランダ戦11-2で勝ち(相手チームが弱い)
  • 第1ラウンド、対プエルトリコ戦2-12で負け(大敗/消化試合)
  • 第2ラウンド、対ベネズエラ戦7-2で勝ち(珍しく打ち勝ち)
  • 第2ラウンド、対ドミニカ共和国戦3-7で負け(大敗)
  • 第2ラウンド、対プエルトリコ戦4-3で勝ち(僅差・少失点/準決勝を賭けた試合/リベンジマッチ)
  • 準決勝対ドミニカ共和国戦3-1で勝ち(僅差・少失点/決勝を賭けた試合/リベンジマッチ)

     したがって、集中力を保った僅差のゲーム、いわゆる競り合いに強いチームだと言えます。よって、守りに入ってしまうと厳しいゲームになると思います。とにかくどんどん点を取りに行くことを目標に、機動力も巧く使いつつガンガン打っていきましょう(長打の狙いすぎはいけませんけどね)。キーマンは4番の松中じゃないかな。投の松坂、打の松中が期待通りの活躍をしてくれれば、日本の世界一が見えてくるように思います。この春最後の夢を日本に持ち帰ってほしいものです。

     プレイボールは現地時間で20日の6時ですから、日本では21日の11時ですね。10時45分から日本テレビ系(広島なら広島テレビ)で生中継があるようです。ちょうど運良く祝日ですので、お休みの方はぜひ見てください。
  • 2006年03月19日

    WBC 準決勝第2試合

     WBC 準決勝、日本対韓国の長い試合が終わりました。結果は6-0で日本の勝ちです。これで決勝にコマを進めるのは日本とキューバになります。今日の試合の細かい点についてはちょっと頭冷やしてから(今晩か明日辺り?)書きます。

    WBC 準決勝第1試合

     WBC 準決勝の第1試合が終わりました。

     キューバとドミニカ共和国、がっぷり組み合った末にキューバが3-1で競り勝ちました。私は結局はドミニカ共和国が勝つんじゃないかなと思っていたのですが、キューバはこういう短期決戦の戦い方をよく知っていましたね。アメリカやベネズエラが敗れたのと同様、やはり寄せ集めチームには限界があるようです。今回、韓国とキューバが快進撃を見せたのは、ちゃんとチームを作っているところに秘訣があるようです。

     私の予想はある意味当たり、ある意味はずれました。ポイントはドミニカ共和国の先発コロンだと思っていたのですが、確かにコロンは完璧でした。しかしその後を継いだオダリス・ペレス(ただしこの人も一流投手です)が攻略されてしまいました。とは言え、3失点ですから投手陣は合格点でしょう。今日ドミニカが勝てなかったのは打つ方に原因があると言って良いでしょうね。打線は水物ですから仕方がないですが、今日は打てませんでしたね。松坂対プホルスとか、渡辺俊介対オルティスの対決を見たかったので少しだけ残念です。でもそんなドミニカ共和国を破るだけの力をもったキューバが決勝に進むというのは、それはそれでワクワクします。

     さて、そんな決勝戦に僕たちを連れて行ってよ! 日本代表のみなさん。そんな気持ちで観戦しようと思います。プレイボールまであと2時間と少し。楽しみなような、緊張するような。

    2006年03月18日

    WBC 準決勝の展望

     さあ、明日はいよいよ準決勝です。なので、さっそく展望を書いておきます。ただ、なんか現地では雨降ってるらしいんですよね。ちゃんと試合が行われるんでしょうか?

     まずは第1試合のドミニカ共和国対キューバですが、済みません。私がキューバにあまりにも詳しくないので分析はできません。ただ、ドミニカ共和国の先発は以前も少しだけ触れた2005年サイ・ヤング賞投手のコロンということで、看板の打撃だけでなく投手力の方もかなりのものになると思います。ただキューバは今回かなり得体が知れないというか勝負強いんですよね。たとえば、第1ラウンドでプエルトリコに12-2で負けたんですが、準決勝がかかった試合で同じプエルトリコに4-3で勝っています。まったく予想がつかないこともあり、楽しみです。

     そして日本が韓国と戦います。これまでの試合との最大の違いは球数制限です。これは継投を巧く使ってきた韓国、継投で失敗した日本という点から見ると、日本に有利に働く可能性が高いと思います。もちろん投手は調子に大きく左右されるので確かなことは絶対に言えませんが、先発の上原が期待通り、普通通りの投球をしてくれれば6〜7回くらいを少ない失点で抑えてくれるはずです。これができれば勝機があります。そして残りのイニングは和田毅と大塚の2人に抑えていただきたいと思います。ワンポイントが必要なら藪田と藤田に任せたいところ。藤川、久保田、清水、小林はちょっと出すのが恐いですね。采配は情に流されず、しっかり勝ちを狙っていってほしいと思います。

     もうひとつ。攻撃ではつなぎを重視して大振りしないようにしてほしいところです。明日の徐はどちらかというと技巧派タイプだと思いますので、ゴロを打たされることなくきっちりヒットを重ねていくことを心がけてほしいです。

     ただ、つなぐ野球をすべきという指摘は多いものの、その中であまり指摘されていないことがあります。それは、無駄なバントをしないということです。多くのプロの監督が必要であると公言し、そして実践していますが、実はバントはほとんどのケースで愚策であるという統計に基づく分析があります。(同様に、進塁打狙いの右打ちを過剰に賞賛する人がいますが、基本的には失敗の中でも比較的マシな部類という程度の貢献しかできていないというのが事実です。少なくともほとんどのケースで勝ちの確率を下げる行為です。敬遠もね。)イチローが「韓国と日本との違いは?」と聞かれて答えられなかったという話がありましたよね。イチローは技術でも意気込みでも負けていなかったつもりかも知れませんが、実は戦略(今回は触れませんが全て終わってから書きましょう)と戦術(要は今回これが言いたい)で負けています。それも大いに。

     必要なバントというのもありますけどね。でも少なくともイチローや多村がやったバントは不要でした。ここは何とかしてほしい……けど無理かな。ともあれ、1点を取りに行く野球ではなく、何点でも取れるだけ取りに行く野球の方が合理的です。一発勝負で勇気はいると思いますが、統計的事実だけでなく韓国のようなタイプのチームにはいちばん効く戦い方でもあると思うのです。

    WBC おまけ話

     ネット上でこんな画像見つけました。

    メキシコチーム、ディズニーランドで大はしゃぎ

     でも何でユニフォーム着てるんでしょうね? 拾いものなのでソースがわかりません。ぱっと見テレビ放送から取り込んだっポイですが、合成してるんでしょうか?

     そしてアップ。笑顔が素敵だ……。

    メキシコチームの素敵な笑顔
    最前列は日本戦に先発したエステバン・ロアイザ。もう登板することがないとわかっている最も気楽な人。
    ちなみに2人目がわかりません。


     それはさておき、準決勝の日本対韓国のアンパイアにまたあのボブがいることが判明。しかも今回は球審ですよ?
    ※3月19日追記:誤報でしたので訂正します。ボブが球審を務めるのは第1試合でした。でも第2試合でも2塁塁審でしっかり出てくるようですね。恐らくメディアがプール1勝者の試合を第1試合にすると誤解していたのが誤報の原因でしょう。

    2006年03月17日

    空耳アワーな『恋のダウンロード』

     こんな風に聞こえませんか?

    ◆仲間由紀恵 with ダウンローズ 『恋のダウンロード』◆

    ♪恋のダウンロード〜 2人は RAID 〜

     なかなか良い詞だ……。ちなみにコンピュータの世界で RAID とはこんな意味です。
    posted by Yosh at 14:39| Comment(6) | TrackBack(0) | こだわり! 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    WBC 第2ラウンド 5日目

     第2ラウンドの最終戦。アメリカ対メキシコですが、2-1でメキシコが勝ちました。スコアとしては非常に曲者です。ギリギリの計算になります。

     第2ラウンドはこれでアメリカ、日本、メキシコの3チームが1勝2敗で並びました。よって失点率勝負となります。今日の試合はメキシコが後攻でして、9回で決着がついていますので、アメリカはこの試合8イニングしか守っていません。よって失点率は次の通り。
    チーム  失点数/回     失点率
    日本   5失点/17 3/2回 = 0.2830
    アメリカ 5失点/17回   = 0.2941
    メキシコ 7失点/18回   = 0.3889
     そう、神様が最後のチャンスをくれました。日本が準決勝進出です。サンディエゴのペトコ・パークに行けることになりました。ありがとう、メキシコ。そこで、今日特に活躍した2人を紹介します。日本チームと日本の応援をしているファンに皆さんはマジ感謝しましょう。

     まずは2打点をたたき出したホルヘ・カントゥ二塁手(タンパベイ・デビルレイズ)。MLB のキャリアはまだ2年目、去年初めてレイズのレギュラーを取れた選手です。実は今日も例の審判ボブがやらかしまして、3回、ヴァレンズエラのどう見てもホームランの当たりを二塁打にしちゃったんですが、そのランナーをヒットで返してまず1点先制。5回にも1アウト2・3塁のチャンスで決勝点となるショートゴロでもう1点。(メキシコは準決勝に行くためには延長12回までは点を取っちゃいけなかったんですけどね。実際、仮にメキシコがそういう風にプレイしたとしても、興ざめこそしても私はメキシコを責めるつもりはありませんでした。安易な、それでいてヤヤコシイルールを作った運営側は責めますけど。でもそんなこともせずに1試合を勝ちに行くというメキシコチームのフェアプレイに感謝です。)

     そして、9回表、1アウト1・2塁のピンチで登板し(単にあと1点取られただけで、たとえ負けなくても日本の準決勝進出がほぼ絶望的になっていたケースでした)、ヴァーノン・ウェルズをダブルプレーに打ち取りアメリカの望みを打ち砕いたデイビッド・コルテス投手(コロラド・ロッキーズ)です。この人は……実は知りません。で、調べてみたところ MLB のキャリアという点ではそんな大したことはないんですよね。MLB に昇格できたのが3年、それもとびとびですから主にマイナー暮らしだったものと思われます。しかもそれまではほんの数回しか登板機会がなかったのですが、去年初めて50登板を飾り防御率4.10。去年の成績はまあ悪くないですが、それでもとてもアメリカのスーパースター軍団に太刀打ちできそうには見えません。それに、直前はルイス・アヤラ(ワシントン・ナショナルズの投手で実労3年ながらその3年間全て65試合以上登板、防御率2点代という素晴らしいセットアップです。今回、メキシコチームのクローザーだったと思います)が投げていました。しかし調子が悪いと見たのか、あっさり代えたらコルテスがあっという間に(1球で)試合を終わらせちゃいました。

     さて、気を取り直して準決勝、決勝です。試合予定は次の通りです。
  • 会場:全試合がペトコ・パーク(アメリカ・サンディエゴ)
  • 準決勝第1試合:キューバ対ドミニカ共和国/18日正午12時(日本時間19日午前5時)
  • 準決勝第2試合:日本対韓国/18日午後7時(日本時間19日正午12時)
  • 決勝:20日午後6時(日本時間21日11時)

     日本には今度こそ勝ってもらいたいです。実は準決勝では、これまでの試合と違って1つだけ日本に有利な点があるのですが(何のことかわかるでしょうか?)、それを活かしてなんとか決勝に進んでほしいものです。決勝に行けたら少々ドミニカ辺りにボコられても満足しますんで。
  • 2006年03月16日

    WBC 第2ラウンド 4日目

     さて、WBC はほぼ準決勝の趨勢が見えてきました。プール1では大接戦の末2-1で韓国の勝利となり、プール1を1位通過して準決勝に進出することが決まりました。日本はこれで2敗目となり、準決勝進出は絶望的と言って良いほど苦しい展開となりました。

     今日の敗因のうち、日本側に原因がある部分を抽出すると、王監督の采配と岩村の判断ミスの2つだと思います。日本は先制のチャンスで里崎のヒットが出ましたが、ランナー岩村のスタートが遅れたためアウトになってしまいました。これは先制点が取れなかっただけでなく、負傷退場となって最終回まで尾を引きます。そして岩村の退場が、勝負を左右する場面で2回も影を差すことになってしまいました。

     まず途中交代した今江が8回、守備でミス(タッチのミスで記録上のエラーではない)をして2・3塁のピンチを作ってしまいます。若くて経験の少ない、そしてほとんど試合に出ていなかった今江は当然守備の勘が鈍っていますから、これは当然起こりうることです。そして9回1アウト1塁で今江に変えて新井を使わざるを得なかったのも、岩村の退場があったからです。悪いけどあの場面に新井は無理ですって。43本もホームランを打ちながら、打点が100いかないような打者ですよ。プレッシャーに非常に弱いんです。彼は。

     そして、このポイントは王采配が原因でもあります。選手をかなり固定して使っていた王采配が、控え選手の勝負勘に悪影響を与えていました。ここまでの6試合、先発メンバーは1人(谷繁・1試合)をのぞいて固定でした(打順は変更アリ)。このため、攻撃はほぼ9人で行わなければならず、また、それが崩れたときにはほとんどパニック状態で戦っていました。そしてそれが最悪の形で現れたのが、今日でした。

     でも日本は今日の試合に限らず全般的によく戦いましたよ。その証拠に、投手の防御率も打者の打率やホームラン数、盗塁数いずれもトップレベルじゃないですか。ただ、少し劣勢になるとすぐにもろさを見せました。この辺はサッカー日本代表に通ずるものがありますよね。

     それからもちろん、勝って6連勝の韓国が強いんです。強い理由は選手が100%の力を出し、チームが120%の力を出せているからです。何でそんなことができたのか、できているのか。それは WBC が終わった後、改めて分析していきたいと思います。個人の力で負けていても韓国は強く、逆に個人の力があった日本とアメリカは弱かったというのは野球のおもしろさですね。

     さて、これでプール1は明日の1試合を残すのみとなりました。準決勝進出を賭けてアメリカがメキシコと対戦します。日本時間の午前9時半にプレイボールです。星換算はこんな感じです。
  • アメリカが勝つか引き分ければアメリカが準決勝進出。
  • アメリカが1失点で負けた場合、9回2アウト以降に2失点で負けた場合、12回1アウト以降に3失点したが1得点以上取って負けた場合はアメリカが準決勝進出。
  • メキシコが延長13回か14回に3ランか満塁ホームランでサヨナラ勝ちしたらメキシコが準決勝進出。
  • それ以外の形でメキシコが勝てば日本が準決勝進出。

     ちなみにメキシコは今日の練習をキャンセルして、近くのディズニーランドに遊びに行ったそうです。こりゃダメだな……。

     しかし野球ファンならプール2のことも忘れてはいけません。前々から言っているように、応援チームのことを別とすればこっちの方が俄然おもしろいんですから。キューバ対プエルトリコですが、恐るべし台風の目と言って良いでしょう。キューバが4-3の接戦をものにしました。これでプール2は全試合を終了し、勝ち上がったドミニカ共和国とキューバのチームは準決勝の行われるサンディエゴに向かうことになります。

     あ、予選が1試合を残すのみとなった今となってはどうでもいいことですが、順位決めの方法がやっと明確になりました。日本チーム首脳陣を含め、同じような疑問を持った人はやはりたくさんいたみたいです。テレビ報道等の複数のソースによると、三すくみになって何らかの基準で1位だけが確定し、残りのチームが同率の場合は、上の条件に戻って考えるようです。つまり、アメリカが1位の状態で日本と韓国の失点率が並んだ場合は、「直接対決に勝った方」という上位の基準が再度適用されるそうです。

     日本の準決勝進出は極めて難しい状況になりましたが、たとえ明日の試合で仮に日本の敗退が決まったとしても、記念すべき第1回の WBC を決勝戦まで見届けたいと思います。このブログは楽しみにしているけど野球に興味ない方、ゴメンね。もうちょっとだけ続くんじゃぞい。
  • WBC タイブレークルール・さらに誤解してるかも?

     下のヤツですが、もしかしたらさらに訂正が必要かも知れません。真偽のほどが定かではないので、困っているのですが。というのも、順位の決め方に改めて疑問が出てきたのです。おさらいしましょう。

  • 勝ち数の多い順(ただし延長14回引き分けは0.5勝と扱う)
  • 勝ち数の並ぶチームが2つある場合、直接対決に勝った方が上位
  • 勝ち数の並ぶチームが3つ以上あった場合、当該チーム同士の対決における失点率の低い順に順位をつける
  • それも同値の場合は、当該チーム同士の対決における自責点率(実質的に防御率と見ていい)の低い順に順位をつける
  • それも同値の場合は、当該チーム同士の対決におけるチーム打率の高い順に順位をつける
  • それも同値ならくじ引きで決める

     ……としか書いていません。どこが疑問なのかというと、たとえばチーム A・B・C が2勝1敗で並んだとします。失点率で A が上位に立ち、 B・C が同値だった場合はどうなるのでしょうか? ここからは B・C のみで考えるのは構わないのですが、その場合また上から順にチェックし直す、つまり勝ち数、直接対決の結果……という風に見ていくのでしょうか? それとも、そのまま防御率の勝負になるのでしょうか? 私は後者だと思っていたのですが、よく考えたら明確に書いていないのです。

     前者だと日本がほんのわずかに有利になります。1点差で勝っていいケースが若干増えるからです。具体的には、サヨナラ勝ちを含め9回までに勝って終わらせられるのであれば、どんな形の1点差でも構わない扱いになります。後者だと下に書いたとおりです。

     あ、ちなみに現在4回表でキューバが4-1でプエルトリコをリードしています。プエルトリコの先発は東京ヤクルトスワローズのゴンザレスだったようですが、4回に1アウト満塁のピンチを作って降板、そのまま後続が打たれてしまったようですね。キューバ強いなぁ……。
  • 2006年03月15日

    日本、準決勝進出の条件(訂正)

     すんません、なんか私が書いたことと違うことをテレビで言っていたんでおかしいなと思って考え直してみたんですが……見落としがありました。日本はとにかく勝てば OK と思っていたのですが、よく考えたら得点がエラーがらみだった場合などは必ずしもそうも行かないようです。

     訂正するだけじゃ芸がないのでもう少し細かく書きます。報道されている条件は次の通りです。
  • 条件1:6失点以内で勝利する
     または
  • 条件2:2点差以上で勝利する

     日本が勝つと、たとえアメリカが勝っても日本・アメリカ・韓国との間で失点率勝負になります。さらに条件1を満たすと、日本は確実にアメリカよりも失点率が良くなります。条件2を満たすと、必ず韓国よりも失点率が良くなります。3チーム中、上位2位以内にいればいいので、1チームより上であれば OK という訳です。

     ただしこれは「これをクリアすれば確実に準決勝進出できる条件」であり、「満たせなければ敗退決定」という条件ではありません。いろんなケースが考えられますが、たとえば1点差勝利でも準決勝進出が確定することもあります。韓国の失点のうちの1点が(つまり日本の得点のうちの1点が)エラーがらみでなく、9回2アウトからのサヨナラ勝ちであれば日本の準決勝進出が決まります。勝率と失点率は韓国と並びますが、防御率で日本が上回るからです(日本はアメリカ戦でエラーがらみの失点1を記録している)。また、1点がエラーがらみであっても、勝率と失点率と防御率で並ぶこととなり、そうすれば打率勝負となります。つまりこれは試合でどれだけヒットを打てたかによって決まります。ああややこしい……。

     つまり、韓国を超えるためには次のようになります。
  • 2点差以上をつけると確実。
  • 1点差でも、日本の得点がエラーがらみでなく、しかも延長ではないなら確実。
  • 1点差でも、9回1アウトまでのサヨナラ勝ちなら確実。2アウトの場合は微妙。
  • 延長になって1点差でサヨナラ勝ちではダメ。

     上記を満たせなくても、アメリカを超えれば良いわけですが、それは次のようになります。
  • 6失点以内なら確実。
  • 7失点でも延長11回以降に勝てば確実。
  • 8失点でも延長12回以降に勝てば確実。
  • 9失点でも延長14回に勝てば確実。
  • 10失点以降はどうやってもダメ。

     それからややこしくて避けていた引き分けについても触れましょう。ややこしいといっても、日本の準決勝進出の可能性を探るだけならそうでもないですね。日本と韓国が引き分けたら日本は1勝1敗1分となります。この場合は次の通り。
  • メキシコが勝てば確実。
  • メキシコとアメリカが引き分ければダメ。(アメリカと同率だが直接対決に敗れているため)
  • アメリカが勝てばダメ。(アメリカ2勝1敗)

     この辺、次回からはもうちょっとシンプルなルールにしてほしいものです。
  • WBC 第2ラウンド 3日目

     今日は2試合です。まずプール1の日本対メキシコですが、6-1で日本がメキシコに快勝しました。強豪のメキシコをここまでたたきのめせるなんて想像もしていませんでしたが、ともあれこれで1勝1敗となり準決勝進出に向けて一歩前進しました。ちなみに失った1点は昨年後半シアトルの控え捕手だったミゲール・オヘダのホームランでして、打撃の方はかなり期待できない選手だったので相当驚きました。

     これにより、日本準決勝進出への見込みは次のようになります。
  • とにかく次の韓国戦に勝てば準決勝進出。ただし、この試合の勝ち方と次のアメリカ対メキシコの動向によって、準決勝での対戦相手が代わる。
  • 韓国戦に負けた場合、次のアメリカ対メキシコの動向による。アメリカが勝てば日本は予選敗退。メキシコが勝てば試合内容による。次の通り。
  • アメリカは1-0でなら負けても準決勝進出
  • アメリカは2失点しても、9回2アウト以降での負けなら準決勝進出
  • アメリカは3失点しても、13回1アウト以降で1得点以上での負けなら準決勝進出
  • メキシコが延長13回以降、無失点で3ラン以上のサヨナラホームランが出れば準決勝進出
  • それ以外のケースでメキシコが勝てば日本が準決勝進出
    ※延長14回引き分けのケースは考慮していません。計算があまりに膨大になるので。(実は報道に頼らず全部自分で計算しているのですよ。)

     一方プール2ではドミニカ共和国がベネズエラを破って準決勝進出を決めました。スコアは2-1。決勝点となったのはラモン・ヘルナンデスのパスボールでした。わずかのミスが命取りになったようですね。ちなみにベネズエラは9回表に2アウト満塁にまで迫って、最後までドミニカ共和国を苦しめました。

     明日は2試合です。プール1はいよいよ運命の日本対韓国戦。日本時間の正午12時開始で、日本のテレビでも急遽地上波(TBS系)による生中継が決まったようです。日本の先発投手は前回と同じく渡辺俊介が予定されています。上原、松坂以外は全員が使えますので、小刻みに継投していく可能性もありますね。杉内と和田の両左腕を上手に使っていきたいところです。対する韓国の先発はここまでクローザーとして使ってきた朴チャンホだという話もあるのですが、ホントかいな? 相手が誰であれ、勝って準決勝進出を決めてほしいものです。

     そして、プール2の最終戦、キューバ対プエルトリコも日本時間の午前9時にプレイボールです。この試合に勝った方が準決勝進出となる、非常に重要な試合ですので、熱戦が期待できそうです。
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